さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Happy Reading Club

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Ocean

2009-11-25 23:59:52 | others
Science Emergent Readers YL 0.4 総語数36

海にはどんなものがあるのかな? いるのかな? 

1ページ目が、The ocean has water
2ページ目に、and waves. 

と2ページで1セットになっています。

The ocean has plants ・・・ and animals.
The ocean has rocks ・・・ and sand.
The ocean has coral ・・・ and fish.
・・・・・

と続きます。

このシリーズでは巻末に大人向けの500語程度の解説が載せられています。

たとえば、地球の4分の1が4大洋で占められており、4大洋とはこれこれで…とか(私は3大洋と習いました!)、水の循環の説明も書かれていました。

読むとちょっと物知りになった気がします。

多読ビギナーは写真を見ながら本文だけ読んでも楽しいです。
慣れてきたら巻末の説明もぜひ読むと良いと思います。




HENRY Ⅷ AND HIS SIX WIVES

2009-11-24 23:16:34 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.5 語彙レベル700 総語数6335

前に、'Kings and Queens of Britain' や 'Mary Queen of Scots' を読んでヘンリー8世のことが書かれていましたし、歴史の授業で彼の顔を見た記憶もありました。

6人もの妻を持った王ってどおよ

素朴な疑問を抱きつつ読みました。

いずれの作品も Tim Vicary が書いています。

この話は、ヘンリー8世の最後の6番目の妻だった Catherine Parr が語る形式になっています。

ヘンリー8世の遺品である彼宛の5人の妻からの手紙(自分の手紙はなぜか無い)を侍女の Margaret と読みながら Catherine Parr の視点から王や妻たちの印象や思いを語っています。

本当にこんなことがあったのか、かなり作り話っぽいですが、史実に基づいて作者が手紙を創作したのだと思いました。

Queen が King に宛てた手紙にしてはちょっと軽薄な感じがしました。
作品自体わかりやすいし100%フィクションならおもしろいのだけれど一応歴史小説なので、もう少し重厚な方が迫力があってオモシロ味も増すような気がしたんですが…

結局、ヘンリー8世が次々と妻を変えたのは自分の跡継ぎの王子が欲しかったからで、それはしっかりした王が国を治めることによって戦国の世を終わらせて平和な国にしたかったから、と結論付けています。

これだけ奥さんを変えたのに、生まれた男の子は3番目の妻 Jane Seymour との間にできたのちに Edward Ⅵ となる子だけでした。

でも、ブラディ・メアリーで有名な Mary Ⅰ や Elizabeth Ⅰ など彼の娘たちは女王として良くも悪くも名前を後世に残しています。




ANNE of GREEN GABLES

2009-11-23 23:40:10 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.6 語彙レベル700 総語数5500

おなじみ『赤毛のアン』のお話です。

ところが私、『赤毛のアン』を読んだことがありません。
テレビでもやってそうですが、見たことがありません。

舞台がカナダのプリンス・エドワード島でグリーン・ゲーブルズという地名?が出てきたことぐらいは知っているのですが。。。

英語多読をしていなかったら絶対読まなかっただろうと思われる物語がけっこうある中でまたしても一つそういう物語を増やしました。

自分でも『赤毛のアン』を読んでなかったというのはうかつであったと思います。
(意外におもしろかったです。)

アンを養子にした Marilla は当初はあまり優しくなかったらしいのですが、
この本ではちょっと気難しい人なのかなという感じはあるものの、初めからいい人っぽく描かれています。

Marilla がアンと暮らすことで心を開いていく過程がこれには書かれていないと部長が言ってました。
ちなみに部長は『赤毛のアン』の大ファンらしいです。

後半、悲しいことうれしいことがあってちょっと盛り上がる感じですが、今ひとつ食い足りない思いです。

本当は『赤毛のアン』には全然興味がなかったのですが、
いつか機会があったらもう少し字数の多いのを読んでみたいという気にさせてくれる一冊でした。


DEAD MAN'S ISLAND

2009-11-22 23:21:46 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.5 語彙レベル700 総語数5222

デッド・マンズ…?

あれ? 『パイレーツ・オブ・カリビアン』?

じゃないよねぇ…

表紙を見て絶対違うと思いながら読んだら、やはり全然違っていました。

タイトルからも全然予想もできない内容でした。

あらすじを書いてしまうとまったくおもしろくなくなりますので、今日はネタをばらしません。

ただほとんどの書評に、結末は
納得できない
正義はないのか 的なことが書かれていました。

読み終わって、「それもありだよね」と普通に思ってしまった私は倫理観が欠如しているのかも…
と、ちょっと心配になりました。

この作者は John Escott で彼もよくGRに登場する作家です。

Tim Vicary ならどう書いたかなと思いました。
さらに大どんでん返しがあったらおもしろかったのに。

罪は罪。
やはり償わなければならないのです。



The Bronte Story

2009-11-21 23:55:56 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル9600 総語数10000

この作品は、78歳のブロンテ姉妹の父が手遅れになる前に(愛する妻や子どもたちの元に行く前に)家族のことを書き綴るという設定です。

シャーロット・ブロンテやエミリー・ブロンテはそれぞれ、『ジェーン・エア』、『嵐が丘』で有名です。

でもこの本を読んでいなければ彼女たちの生涯など知ることもなかったかもしれません。

作者はまたまた Tim Vicary です。
読みやすくわかりやすいし情景もすぐに思い浮かべることができる文章で、とても興味深く読みました。
ブロンテ姉兄妹は、マリア、エリザベス、シャーロット、男の子のパトリック・ブランウェル、エミリー、アンの6人です。

かれらは愛情溢れる家族でしたが、時代がそうだったのか、よくよく不幸だったのか…

寄宿学校の劣悪な環境の中で、マリア、エリザベスはわずか12歳、11歳で病死します。

父パトリックはマリアのことを賢くて良い子だと絶賛しているので、もしこんなに早く亡くならなければ妹たちより有名な作家になっていたかもしれません。

そしてパトリック・ブランウェルは失恋から立ち直れず過度の飲酒で身体を壊し31歳で亡くなります。

同じ年の3ヵ月後エミリーが翌年にはアンが次々に亡くなります。

シャーロットは父の反対を乗り越え結婚しますが、妊娠がもとで亡くなります。
姉妹のなかで一番長生きでしたが、わずか38年の人生でした。

結局6人の子どもたちは父を残しみんな死んでいったのです。

なんとも悲惨な話です。
でも『エマ』を読んだ限りではそんな悲しみは微塵も感じませんでした。
きっとみんな、楽しいことも悲しいことも受け止めながら一生懸命生きていたのだと思います。

ちなみにこの本の表紙の絵は、ブロンテ家の一人息子ブラウェルが1835年ごろ描いたものだそうです。

左から、アン、エミリー、シャーロットで、エミリーとシャーロットの間にブランウェルが描かれていたのですが、彼自身の手で消されたそうです。

父親は末娘のアンが一番可愛いと書いていました。


'Don't cry, father. I shall be with mother soon, you know. And with God.'
と12歳で亡くなっていったエリザベス。

'Oh, God. I am not going to die, am I? Please don't take me away from Arthur now - we have been so happy.'
そしてこれがシャーロットの最期の言葉でした。