CRUSHER is COMING!

　総語数２６３

水彩とインクとクレヨンで描かれています。
絵もホワンとした感じですが、内容もなんともほのぼのとした絵本です。


学校のフットボール選手の Crusher が Peter の家に遊びに来ることになりました。

Peter は『弱虫』なんて思われたくないので、自分の部屋にある子どもっぽいぬいぐるみなんかを全部妹の Claire の部屋に持っていきました。

なんとかママと妹を Crusher に近づけたくない Peter だったのに…


Peter のママは Crusher を Basher と呼んでみたり Cruncher 呼んでみたり。

こういうオバチャマ、けっこういますよネ。
え　私　わたし　ですか

『泣く子と地頭には勝てぬ』 とは言いますが、さしもの Crusher クンも Peter の妹 Claire には言いなりに…

本は読まされるは、ママゴトの相手はさせられるは、あげくベビーカーに乗せてキャンデーショップに連れて行くことになっちゃいました。

でも Crusher クン、イヤな様子もなくとっても楽しんでるみたい。

この Crusher クンは本当にいい子です。
気は優しくて力持ち、まさにオーストラリアの金太郎さんですネ。

文章で言い表せていないところを絵で十分すぎるくらい描写されています。

動きもあってユーモラス、本当に楽しい絵本でした。