「さくる」は「畝をつくる」や「耕す」の意。
例文1
※秀吉と母の会話
秀吉の母 「ひでよし、きょうは せんぜに
ねぎ うえに いくで さくるの てつだっとくれよ。」
豊臣秀吉 「えー、おらー のぶちゃと のぶちゃんちで
いっしょに べんきょう する やくそく したるじー。」
秀吉の母 「なんじからの やくそく だー。」
豊臣秀吉 「10じ からせー。」
秀吉の母 「これから やりゃー 9じはんにゃー おわるで
のぶちゃんち い いく めえに てつだっとくれ。」
豊臣秀吉 「うん、わかった。
さくりゃー いいだね。」
例文1の標準語(?)訳
秀吉の母 「秀吉、今日は自家用野菜を作っている畑に
葱を植えに行くから畝をつくるのを手伝ってくださいよ。」
豊臣秀吉 「えー、私は信長君と信長君の家で
一緒に勉強する約束をしてありますよ。」
秀吉の母 「何時からの約束なのですか。」
豊臣秀吉 「10時からです。」
秀吉の母 「これから行えば9時半には終わるから
信長君の家へ行く前に手伝ってください。」
豊臣秀吉 「はい、わかりました。
畝をつくれば良いのですね。」
例文2
※秀吉と母の会話
秀吉の母 「ひでよし、かあちゃん せんぜ
さくり に いってくるで るすい しといてくりよ。」
豊臣秀吉 「あい、いいんね。
がっこうの しゅくだい やってるわい。」
例文2の標準語(?)訳
秀吉の母 「秀吉、お母さんは自家用野菜を作っている畑を
耕しに行ってきますので 留守番をしていて下さいよ。」
豊臣秀吉 「はい、わかりました。
学校の宿題を行っています。」
M先生は馬瀬良雄先生でしょうか。
馬瀬良雄先生の長野県方言辞典を購入し参考にさせていただいています。
時間をかけて調査された結果に頭が下がります。
お陰で私は労せずして知識を得る事が出来ています。
長野県方言辞典を参考にすると、まだまだ我が家の松本弁は例数が増えそうです。
同級生と松本弁でしゃべる!のですか?
お酒もおいしくなるでしょうね。
以前書いたのですが、母が東京育ちだったので、わたくし自身は方言が少なかったような気がします。
でも、400の松本弁をざっと拝見したら知ってること、知ってること!
きっと、いろいろ使ってるのかも(笑)
祖母は「のんのさま」と言ってましたし、父に用事を頼まれて、ご近所へ行ったときは「お使いでございます」というのだと教えられたし、
子供のころの会話には「できっこう」「やっぱ」「そうしい」が飛び交ってたし・・・
ところで以前、M先生が方言の研究をされてましたが、mtさんのもまとまったいい事例集になっていきそうですね!