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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

松本城 2015/1/23

2015-01-23 | 松本城
雪の松本城をまた撮影に行ってきました。

松本城 2015/1/23

松本城 2015/1/23

松本城 2015/1/23

松本城 2015/1/23

松本城 2015/1/23

松本城 2015/1/23

いくら見ていても見飽きる事がありません。




1月16日付の市民タイムスの記事に「お城の絶景 殿様用に設計!?」という気になる記事がありました。
市内の医師で古地図愛好家の溝上哲朗さんが書かれた本「松本景観ルネサンス」が紹介がされていました。
この本を見てみますと黒門前から眺める常念岳はこの特別な場所に来る事ができる人だけに用意された絶景とのロマンあふれる内容でした。
石川数正と千利休との関係の推理、山当て、など興味深い内容が盛り込まれていて、なるほどと思う内容でした。
こんな計算され用意された景観も一本の松で台無しになっているとの内容はとても興味深いもので、私も以前から松本城に松がかなり意識的に植えられるようになったことに関しては疑問を抱いていました。
お城と松は切れない関係(松明、最後の食糧)があるやにも聞いていますが、ちょっと植えすぎかと感じています。
このblogの一番最初の写真で右側に雪吊りされた松がありますが、この本の中では「残念な松」とされています。
この松が殿様用に設計されたお城の絶景となる常念岳を隠してしまうとの事です。
私は何となく漠然と感じているだけでしたが、このように視点をかえることにより、新しいものが見えてくるという事をとても感じさせてくれる一冊の本でした。



私のblogからLinkさせて頂いている「92の扉」のkuniさんが、新しい高層建物が出来て西山が見えなくなってしまう事を「山が削られる」と表現されたことがあります。
高層建物が山を隠すのではなく、今まで見えていた山が高層建物で見えなくなってしまうと言う事は、山が削られてしまったと同じ事と言う事だと思います。
有って当たり前の景色なのですが、何時までも有って当たり前の景色を未来にどうやって残してゆくか、思案の時なのかもしれません。






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