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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「おべんこ」

2015-09-30 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「おべんこ」
「おべんこ」は「お利口」や「お行儀良い」の意。



例文

秀吉の父 「きょうは おばさんが くるで
       おべんこ に してる だぞー。」
豊臣秀吉 「あい、おべんこ に してりゃー いい ずらい。」


おばさん 「おやまー ひでちゃー ちゃんと おつくべ して
       おべんこ だ ことー。
       あしー しんびり きれねーか。」
豊臣秀吉 「おばちゃん まだ もうすこしは がまん できるんね。」
おばさん 「おー おー そりゃー ますます おべんこ だわ。」





例文の標準語(?)訳

秀吉の父 「今日は伯母さんが来ますので
       お利口にしていなさいよ。」
豊臣秀吉 「はい、行儀よくしていればよいのでしょ。」


おばさん 「おやまー 秀吉さんきちんと正座をして
       お利口ですね。
       足にしびれが来ませんか。」
豊臣秀吉 「おばさん まだもう少しは我慢できますよ。」
おばさん 「おーおー それはますますお利口さんですね。」




※「長野県方言辞典」を見ますと、他地区では「おませ、おしゃま、子供がませた口をきく事、口の達者な事、利口ぶっている事」等とどちらかというと悪い方向に捉える意味が多いのですが、我が家では子供を褒める時にしか用いていなかったように思います。



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