ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ 蔓性落葉樹
凌霄花・
この花が咲きだすと「夏」だなぁと、改めて季節を感じます。
空に向かって咲きだすノウゼンカズラが揺れるさまは「夏の象徴」の一つと言えると思います。
名前の由来
漢名の音読みの凌霄(りょうしょう)が、ノウセウ→ノウセウカズラ→ノウゼンカズラと、転訛したといわれています。
カズラは蔓性の意味です。
「凌」は”しのぐ”、 「霄」は”そら”の意味ということらしいので、まさに空に向かってどんどん伸びるさまは、漢字の示す通りの花です。
木根を出して、他のものに付着してぐんぐん蔓を伸ばします。
挿し木で育てたノウゼンカズラですが、成長するに従って、どんどん繁茂。
地下茎からも芽を出し、このままでは収拾つかなくなると思い、鉢にしました。
背の高い支柱を使って、出来るだけ高い位置に花が出来るようにしています。
漢方薬として平安時代に中国から渡来。古くから垣根などとして親しまれてきました。利尿などに効くとされていましたが、今は使われていないようです。
花の蜜が「毒」ともいわれていますが、これも根拠がないようです。
英名は花の形からチャイニーズ・トランペット・バインやチャイニーズ・トランペット・フラワー
アメリカノウゼンカズラは小ぶりで赤橙色
花を覗くと 原発廃炉に向けて
そして暑いのに夏バテもせず
毎日毎日咲き続けるんですよね。
不思議なのは各家庭で花の色が
微妙に違うんです。
お袋の味のように・・。
でも名前にこんな深い意味を
持っていたんですね。