もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「不都合な真実」

2007-09-24 22:10:32 | 映画
すっかり見逃していたのを、一週間限定で上映してたので。

さすが、一瞬大統領だった人。
喋りにおそろしい説得力が。
これ、
普段環境問題に興味のない人の入門編にはいいのでは。

冒頭のシーンで、レイチェル・カーソンの”沈黙の春”を連想。
あれは化学物質というか農薬の危険の話で、
読んだのはかなり前なのだけれど、
鳥や動物が死に絶えてやってくる静かな世界だったっけ。

データやグラフの使い方が上手くて、
あとカエルの話とか笑いも交えていて、
堅苦しくなくて見やすくて好印象。
地球と金の延べ棒を天秤にかけたイラストの時のコメント
「地球がなくなったら金も無くなるのに・笑」に爆笑。
本当にその通りなのに、なんで解らないんだろう?
国民が居なくなったら大統領はいらないでしょ。

経済と環境問題は両立しない、という理屈にはかねてより、
『違うと思うけど説明できない・・・』と悔しかったので、
なーんだいけるんじゃん、と手を打ちそうに。

でもさー、公害もそうだけど
先進国(ちゅうのもなんか)がさんざっぱら経験してえらい目にあってることを、
なんで回避できないんだー、中国とかー。
が、農薬とか輸出してだよな、日本。
あうー。
人間ってやっぱバカなの?

「東京原発」を見たときにも感じたけれど、
以前から環境問題全般に興味がある私が知ってることを
大多数の人が知らずに暮らしているんだね。
TVでやらないから?
まあ、市民運動、という形になるとイロイロありますが、
団体行動苦手ヤローは、ひとりで調べたり考えたり、
何人かの詳しい人たちに聞いたりして、
ひっそりエコを意識して暮らしてるので、
皆さんの知らなっぷりに驚かされる。

純石鹸を使ったり、油は紙に吸わせたり、
電気はこまめに消したり、
食べ物はなるべく近場の産地の物をえらんだり、
リサイクルショップやフリマ参加をしたりetc・・・
でも、『全部こうしなきゃダメ!』ってなるとキー!ってなるし、
ストレス感じながらやっても意味ないと思うんで、
あくまでもゆるエコ。

最後に豆知識。
原発は事故が起きなければ安心と思っている方。
こないだ柏崎刈羽原発でこぼれた使用済み燃料のプールの水は、
人が手で拭いて(ぞうきんで)片付けて、
その雑巾も放射能を帯びたゴミとしてドラム缶に詰めて、
どっかに埋める以外に処理方法がありません。
原発が稼動している限りゴミはどんどん増えます。
結構コワイのよ、うふふ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明日も休みでございます。 | トップ | イノッチおめでとう! »

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事