Nutshell

PMRCがある限り。

Lonely Nights -TNT (2004)-

2005年10月18日 23時11分44秒 | 2004


先日書いた様にTNTのMy Religionを買いました。
なんか国内版とUS版で曲順が違うらしいですが、買ったのはUS版です。
一曲目からあまりにも安っぽいサウンドでびっくりします。
使ったのは8トラックのレコーダーですか、コルグのあれですか。
という感じの庶民的な音作りです。
びっくりしてクレジット見たらセルフプロデュースでした。
やってしまいました。
MixはTommy Hansen・・。
Helloweenの彼ですか・・。
このB級っぽさも納得です。
というかRonni LeTekroのギターの音作りがあれなんで、Mixでどうにかなるというもんでも無いのかもしれませんが。
この安っぽさは何とかならないもんでしょうか。
個性と言えばそうなんですけど、個人的にはこの音はダメです。
でもまー、別に今に始まったことではないので音の貧弱さはとりあえず気にしないことにします。

M1~M4は中途半端な90年代US風のHRです。
何がやりたいのか相変わらずわかりません。
とりあえず昔ながらのスットンキョウな速弾きが耳に残ります。
M5:Lonely Nights、M6:Flowあたりで「お、TNTぽくねぇ?」と感じます。
M7:Perfectlyで「2nd,3rdあたりに入ってそうすね」と盛り上げつつ
M8:Satelliteで直前の流れを完膚なきまでに叩き壊します。
M9:You'll Be Thereはちょっと良い感じのHRで、
M10:Everybody's Got A SecretはTake Me DownやIntuition等を彷彿とさせ、ここでも昔のTNTを垣間見ることができます。
M11:Hey Loveはこれまた様式美のスローチューンでTony Harnelが伸びやか。
M12~M15:特にこれと言って・・。

という訳でパブロン中毒で意識朦朧としながらも最後まで聴きました。
確かに2nd、3rdあたりの雰囲気を持ったアルバムです。
が、もう一度聴きたい曲が無いです。
致命傷です。

個人的には、様式美だろうがオルタナだろうがギターの音が安っぽかろうがジャケットアートが変だろうが無駄に速弾きしようが良いので、聴きたくなる作品を送り出してください。

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。