Nutshell

PMRCがある限り。

Chance - Savatage (1994)

2008年07月27日 01時06分59秒 | 1990-1994


ここ5年ほど酷使したONKYO FRの挙動がいよいよ怪しくなってきた為、この際、HDD搭載コンポ、もしくはDLNA対応コンポを買って21世紀ならではのミュージック・ライフを満喫しようと、ミニ・コンポ商品の動向を調べ、PioneerのX-Z7かONKYOのX-NX10AかSonyのNAS-M95HDのどれにすべきかを2ヶ月くらい悩みに悩んだ挙句にネットワークともHDDとも全く関係ないKENWOODのCDレシーバ、R-K711を衝動買いしました。
人間、悩みすぎるとこういう事をするものです。

今回のサーベイの結果、作ろうとした環境を実現するには時期尚早という結論を得ました。
というか今まで通りにPCで全て賄うのが一番簡単で、それなりの音質を確保できるという事が良く判りました。

最初に行き当たったONKYOのX-NX10Aは、機能も中途半端でしたが何より操作レスポンスが非常に悪かったので見送りです。
SONYのNAS-M95HDは機能面もレスポンスもX-NX10Aより良かったのですが、面白いおもちゃとして魅力があるという事と、オーディオとして魅力があるという事は別の話です。
オーディオ好きではありませんが、No Music, No Lifeな人間としては自宅のオーディオに家電メーカー品は無理です。
そもそも使っているトールボーイが鳴らせない気がします。

PioneerのX-Z7は最も理想に近く非常に魅力的だったのですが、表示情報が少ないディスプレイでどう使ったら良いのか想像できず、ディスプレイとマウスを繋ぎたくなる衝動に駆られ、突き詰めると「静音PCが一番便利じゃん」という事になりました。

結局は如何に快適に音楽を聴けるかという問題なんです。
ストレスを排除するとPCになってしまうんです。

コンポにHDDがどれだけあろうが、多分、そこに入れるのは好きな曲だろうし、突然聴きたくなる曲が好きな曲とは限らない人間にとって、例えば
「SavatageのChanceにおける
 pictures at an exhibition~の部分のコーラスが今すぐ聴きたい。」
等という全く意味の判らない衝動に駆られた際に、どれだけストレス無くその衝動に対応できるかが重要な問題なのです。

全てをPCで管理、再生している今の状態で試しにやってみると
ショートカット・キーで表示されるランチャーにファイラー表示されるディレクトリを
"S"-"Savatage"-"-1994- Handful of Rain"
と順に辿り、該当曲にアクセスするまで約6秒、
プログレス・バーにて曲の聴きたい位置にフォーカスする時間が約3秒、
つまり、知っている曲ならば10秒以内で何処からでも聴けます。

80GBのHD内臓コンポをもし買ったとしてもHandful of Rainなんて入れますか?
そんな余裕があったらメトロイド・メタルでも入れますよ。

ここ暫くONKYOばかり乗り換えていた為、実に20年ぶり位でKENWOODの音ですが、これが思いの他、良い音です。
買いかえる度にオーディオに掛ける金額が激減していきますが、今まで使っていたものより音質は良くなっている気がします。
技術の進歩なのか耳が劣化しているのか。
とりあえず前者だという事にしておきます。

今回は環境改善にならなかったので、今度はHDDレスのラップトップとNASという方向で考え直したいと思います。


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