算数・数学に弱い子の共通点は、問題を解く経験が少なく浅い。それは分からせていないから繋がらない!

2015年01月29日 04時32分15秒 | 割合指導物語・・・分かりやすくなけりゃ

21日の火曜日。3年生赤坂中学校放課後学習会。

割合をカード使って「割合の意味の説明と利用の仕方」学習。・・・(勉強し始めの顔)

 

割合ってどういう事でしょう・・・と聞くと???

割合はどの部分」でしょう・・・と聞くと??? 大人も子供もよく似たもの

  A×B=C   Aと言ったりCと言ったり、Bと言える小・中学生の少ないこと。

  なぜなんでしょう?

 

社会に出て一番多いのは「割合」じゃないのかな

そうだよね!・・・そうだ、そうだ

 

カードも使って教えると、ものの10分程で分かってくれてスイスイ問題解けたよ・・・(終わる頃の顔)

奥田君来週も担当、私がしようか?  うん!

じゃあ、何をする?

こんなの分かる?    A:B=2:5、B:C=10:7   連比って言うんだけど!

 

28日火曜日

この問題が連比ですよ。やりましょう。

 

最小公倍数を利用する方法と利用しない方法の2種類あるんだけど

まず、オーソドックスな利用する方法からやりましょう・・・

 

 例えば、 A:B=3:4,  B:C=12:5としましょう

 Bが共通しているのでBに合わせて数字を揃える・・・最小公倍数は12としますね

 すると、3:4の方を3倍して・・・9:12にします。ここでBが12に揃ったので

     答えを9:12:5と求めます。(約数ある時は約します)

     この方法が一つ目

     もう一つは、最小公倍数を使わないで

 

 上の問題でしてみましょう。

    A:B=B:C これを A×B : A×C : B×B : B×C と積を使い

 Bが共通しているのは上と同じで、Bに絡まないA×Cは除外して

                A×B : B×B : B×C で比を求めます。

               3×12  4×12  4×5  とします

     そして、計算処理して  36:48:20 となり   4で約して

                     9:12:5 と結論を得ます。

  

  分かってもらえました。

  奥田君ならどちらを採りますか?

  奥田君・・・最初の仕方を選びます

 そうだね!

  人に教えるときは、こういう解き方もあるんだよと「ほかの道」を

 準備しておく方がいいので、役に立てて下さいね

  

  分かりました。

 素直な良く聞いてくれた生徒さんでした。

  私の人生で、この連比問題は2度程テスト経験しました。

  もう忘れましたが、2度とも解けなかったと思います。

 

  それは、解いた経験がなかったからです。

  学習は「経験」なんですね。この「差」なんです。

  なんのことはないですね。・・・分かりやすく親切に分かるまで


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