符号問題の加減算・乗除算同時に教える方策が見つかる

2016年08月11日 15時12分55秒 | 割合指導物語・・・分かりやすくなけりゃ

 美作市のある中学校の校長先生から夏期補充授業の依頼があって

対象となる生徒さんたちの理解レベルは高くない、高くないという

よりまだ小学生レベルを卒業できていないぐらいですと説明を受け

ました。

 実際に中1の符号問題加減算で苦戦している生徒が沢山おられた。

 そこで、この符号問題の指導はこの学校だけではなく、他校でも

同じような指導上の悩みがあるのではないかと思われます。

 指導上の悩みと言いますと、符号問題だけに焦点を合わせますが

大方の指導法は、「暗記」に頼った指導に陥っていると言っても

過言ではないと思われます。「なぜ、そうなるんですか」と質問を

されますと、納得のいく説明が出来れば良いのですが、現状はできて

いないようです。

 

 暗記法で教えますと、符号問題では計算テクニックに走ってしまい

がちです。大事なことは、符号問題の加減乗除とも共通した指導法が

あるという事と「関数のグラフ・表・式」のすべてにつながった或い

は一次関数・二次関数の基本学習であるという点に着目しなければ、

指導の目標は達成出来ないという事です。

 

 今回の中学校で感じたことは、今回もと言った方が適切かも知れませ

んね!

 次のような問題を同時に教えるとどうなるか?

  (+4)+(-8)=         (ー6)×(+5)=

 ではどのような指導が、ではどのような指導法があるでしょうか?

暗記法では、+・-の異符号だからとなるでしょう。

すると、生徒さんから「なぜ、異符号なら(ー)となるのですか」と

質問が来る、(ー)×(ー)=なぜ、(+)の答えに変換されるのです

か?と質問をされると、どのような説明を持ち合わせておられる

のか、「ここのところが、生徒は知りたがっている」

何故という疑問に答える。(答えられるなら問題はないのですが)

も同時に同じような指導法で、指導者として簡単に分かりやすく

指導できるようにしておかねばなりません。(同じような指導法?)

想像がつくでしょうか?

 

 今回の小冊子(15枚)の項目を記して、次回から具体的に説明した

小冊子の中身を丸写しで、シリーズ5からご披露したいと思います。

   p1  新しい発見を楽しんでください

   P2  4つのパターン 方向と領域

   P3  問題のどこを組み合わせるのでしょう

   p4 問題を解いていきましょう(加減算)

   P5  乗除の問題を解きましょう

   p6 グラフ図の読み方書き方につなげていく

   P7  グラフに分かった事を書き込んで行きましょう

   p8 曲線を記入する練習

   p9 謎めいた問題!?

   p10 反比例の曲線はどうすれば描けるの?

   p11 グラフ図で曲線と直線が交差すると難しいのですが!

   p12  文章

   p13  文章

   p14 ちょっと休憩 違いが分かれば解けるでしょう

   p15 ちょっと休憩タイム  基本計算 経験だ~!

   以上が小冊子の項目別タイトルです。(参加の生徒・講師の

  方々に配布して書き込み方式で使います)

   次回以降一度では無理ですので何かいかに分けて投稿の予定


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