遊び感覚を取り入れて楽しく尚且つ誰もが分かりやすい・そして他の§に繋がる手法

2014年04月26日 16時17分46秒 | 日記

 手順を示しますから真似てみて下さい。

 1. 英語の単語暗記帳のようなサイズで、算数に出てくる

   1単位あたりの記号を出来るだけ沢山作ります。

   たとえば、 円・m・kg・個・など思い浮かぶ記号最低10種類を

  各2枚ずつ作ります。

 2. 少し長めの厚紙で    (分子)/1あたり (分母)X            

  型を作ります。         分母・分子は書く必要ありません

 3. これで準備は終了です。・・・・・これだけで文章題に強くなっていきます。

    

    A    文章題の式がたやすくできる

       B    単位の付け間違いが皆無

    C  1の意味と使い方がよく分かる   (1+0.05)などの意味は即座に!

    D  1の意味が分かる事により、「わりあい」の意味と

       もとになる量 ・ 割合 ・ くらべる量の関係式がすぐに理解できる

         く  も  わ なる暗記言葉を覚えさせる必要性が消えてしまう

 

    例題を交えて2問ほどやりましょう

      普通の授業では、数字が出てきてその関係の意味を捉えようとあの手この手で

     わりあいの説明に繋げていますが、手順を変えて「単位のきまりごと」から入ると

    教える側も習う側もすごく楽でよく理解出来ています。

    例題1

         まさおさんの組でいもほりをしました。広さ12㎡の学級園から、87.6kgの

        いもがとれました。1㎡あたり何kgとれたことになるでしょう。

          ここで「単位のきまりごと」を、先のカルタで教えます。

        すべてのカルタは、2枚で1組を作っています。そうなんです・・・

        例題1をじっくり見て下さい。単位を見て下さい。数字は後回しです、

        数字は単位についていきます。追っかけます。心配ご無用!

         文章を無くしてしまいます。すると

         (㎡)  (kg)

         (㎡)  (kg)が残ります。2枚1組になっているでしょう。 

        次に「単位のきまりごと」を  厚紙で作っていた「型」に当てはめ方を教えて

        カルタを置かせます。

        「きまりごと」は、2枚1組で次のようになります。

            kg/ 1 ㎡  X  ㎡  =        kg     どのような問題でも同じです

         生徒にカルタとして置かせる練習を重ねると自然と覚えます。

         慣れてきますと、たった1枚のカルタを渡すだけで式を作り上げるように

         なります。それも短期間(1日)で出来ます。

        それでは、数字を追っかけさせてみましょう。

        1㎡あたり何kgとありますので

         ?kg/ 1 ㎡ X      =          が分かります。1は基準値のため不変

        つぎに 基準値1㎡に対して(わりあい)が12㎡と増やした関係が分かり

         ?kg/ 1 ㎡ X 12㎡  =         まで分かってきます 

        つぎに もとに使っている?kgが(わりあい)の数値により87.6kgになって

        いる事も分かって  全部が埋まり

         ?kg/ 1 ㎡ X 12㎡  =  87.6kg  という絶対に間違いのない式が

        出来てしまいます。      慣れますとどこか1つの単位が分かると式が

        作れます。    

      例題2   ご自分でどうぞ!

        3.5㎡のかべをぬるのに19.6㎗のペンキを使います。 このペンキで

        1㎡のかべをぬるのに、何㎗のペンキが必要でしょうか。

        おことわり・・・現在の授業ではℓ はLを指導しています。  またこの2問題は旺文社(なっとくワーク6)

                    から載せています

      

      文章問題分からなくて困っている方、こんな方法もあるんだよ!

      子供さんはそうだけど、保護者・先生もカルタを作って当てはめながら

      「わりあい」の意味を掴んで分かりやすく教える事が出来るように、ぜひとも

      頑張ってください。こんなに簡単な方法はなく他に、「速さの問題」「縮尺の問題」

      「換算の問題」「比の問題」など全く同じ考え方で解けますから!

 

       明日も、赤磐市の公民館算数講座でこの方法で教えてきます。

      この記事は少し長めに読んでいただきます。

      お役立て頂ければ幸いです。なにかトピックスがあればまた投稿します。

      

          

                   

   

   


「くもわ」「はじき」を使わない指導は、生徒・教師の負担軽減につながります

2014年04月10日 11時37分01秒 | 日記

 冒頭に「くもわ」「はじき」を使わない指導は、生徒と教師の負担軽減につながると書きました。

 この「くもわ」「はじき」を使用停止にされたならば、世の先生たちは他にどのような選択をお持ちなのか

お聞きしたいところですが、組織を通じたこの指導法は各地域に相当浸透しているようで、公教育始め

塾教育の殆どが採用されているようです。

 一部の研究者となんとなくこの言葉のもつ意味不明な部分に首をかしげながら止む無く使用している

指導者が、これまた数多くおられます。

 私は、研究開発した事柄を対案として、即刻「くもわ」「はじき」を使用した指導法の中止を求めると

同時にその弊害を検証して、なぜ文章問題が今日まで生徒たちを苦しめてきたのか考えなければなら

ないと思っています。

 「くもわ」は、もとの量Xわりあい=くらべる量       教科書会社によって

           ”  X   ”  =くらべられる量   (答えの部分に2種類の言葉が存在)

   もとの数(量)は比較的探しやすい  しかし くらべる・くらべられるとなると動詞・助動詞となって

 国語力を算数学習の中においても生徒はいやが上にも求められる。

   親・先生の両者から「もっと本を読んで読解力を付けなければいけないよ!」と、

  私が小・中学生時も同じ事を両者から言われた苦い経験を持っています。 今も昔も同じですね。

 何故でしょうか?   「はじき」も同じ事ですよ。

  それはね、 発想の転換がないまま今にきているからですよ!

  算数学習に国語力(読解力)を取り入れすぎているからです。

  文章を取り除けば算数力1本になって、「わりあい指導」を指導者がもっと研究して指導法も

 改革が起こり、分かりやすい教え方と覚えやすい習い方が、夢のように画期的に変化をもたらすの

です。

 意味はお分かりでしょうか。

  たとえば、

     A  さちこさんは、48kgのお母さんから1箱28.5CCの化粧水を5箱買ってくるように

      たのまれました。全部で何CCの化粧水を買ってくることになるでしょうか?

   これを、文章を取り除き  数字と単位だけ(割合指導のみ)使って教えます。

     B           48kg  1箱で28.5CC   5箱  何CC   これだけになってしまいます

                              二つずつの単位がいるのにkgは孤独です。惑わすのに使っています

   Aは、文章読解力を追い求めるでしょう

   Bは、数字と単位だけになりました       どうですか!Bは国語力(読解力)必要ですか?

                               

       1箱を5箱に増やしています(割合を増やしています)

       1あたり量が28.5CC    それが何CCに(割合を増やしているので)増えていますかと

       捉えれば、割合力(算数力)だけで解けて、国語力は入る隙がありません。

       そうなんです。算数文章題は、文章は殆ど必要ないんです。文章は捨ててください。

 

       皆さんは、算数文章問題においてあまりにも文章読解を追いすぎるのです。

       私にすると、無理やり国語力を入れてそれが為に「割合をむずかしく」しているように

      思えるのです。

 

       次回ブログ投稿で前回でも少し紹介しましたが、カルタ的割合指導教具をお示し

      したいと思っています。現在までいろいろな方にそれを使った勉強会を催しましたが

      全員理解が到達しています。おそらく画期的に他の皆さんも理解できる事と思います。

   

      次回投稿までしばらくお待ち下さい。

 

   

  

     

   


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