算数嫌いの方は、是非とも割合から入って 1 の意味を掴んで下さい 

2012年09月10日 13時17分46秒 | 日記

 1の意味を理解すると言う事は、絶対に必要なことなんです。

 教え方の上手な先生につけば、20~30分もあれば理解の到達が可能です。

 1は、1あたり量の1であり、基準になる数だと言うことなんです。

 ですから、九九も 2X1から覚えて行きます。 1あたり2こが1回と言う割合でと言うように!中には、2X0=0から載せているのもありますね!

 説明を求められれば説明はつきますが、2年生で初めて覚える九九の中に、0の意味を理解させるのは、一苦労だと思います。九九は、大変重要で暗記の後で意味の説明を持ってくるのか、先に説明をして暗記に持って行くのかは別にして、九九の2X1=2だけで相当な意味が含まれていているので、この学年のこの時期の九九学習には、全生徒に全精力を傾けて欲しいと思います。

 2X0=0   3X0=0  4X0=0  ・・・・・・この時の 0の意味の教え方で質問される事がよくあります。 色いろと説がある事は、承知していますが、私の考えを述べますと、算数は、”割合”絡みの学習ですので、この場合の説明も 割合を使って ”九九は、かけざんで、基の数を割合で増やそうとしていますが、増やそうとする割合が、 0であるときは、答えも 0になっちゃうんです”   0を教えるタイミングも大事ですね!

 200X1=200  0.8X1=0.8  1.025X1=1.025  3/100X1=3/100

という様に、1をかければすべて 基の数と答えの数は、同一です。

 これで分かることは、1は、一様に基の数を表している。  また、1は、1あたり量が1回ある事をも表している。    この押さえが、割合において意外と忘れられている。

 この現実を解決すれば、算数の苦手部分は、すぐに解決する。

 そこで例題を解いてみましょう。

 例題、1   卸売り市場で仕入れた、マグロを一尾¥1,000,000を40%の利益を見込んですし店に売ることにした。いくらで売ることになるでしょうか?

   式は、つぎのようになります。 ¥1,000,000x(1+0.4)=¥1,400,000

 この時の ( 1 + 0.4 )の 1は、先ほどの九九表で説明した通り 基の数の

1,000,000を表します。 0.4も1,000,000X0.4を表します。  (    )の意味は

基準とした 1から 0.4 +の方向  すなわち、1に対して0.4の割合を儲けようとしています。   これは、売価計算の基本問題です。 この問題で、 1の意味を確認できればと思います。    利息計算も、同じです。

 例題、2   ¥500,000を年利1%で1年間預けた場合、一年後の元利合計は、いくらでしょうか?

   式は、つぎのようになります。  ¥500,000X(1+0.01)=¥505,000

 この場合も (1+0.01)の 1は、500,000を表し、0.01は、500,000X0.01を表します。  したがって、売価計算も利息計算も同じと言えます。

 整理しますと、”割合・文章問題・比・速さに関する問題等”にお困りであれば、九九表の理解から始めて1の理解、割合の理解へと進み、文章問題は、割合を活用して問題から文章を取り除く手法を理解する”  

 この様な文章説明ではなく、板書で直接説明ができれば、わかり易さが違ったものになったとおもうのですが、致し方ございませんでした。

 自身の文章作成の下手さを恥じる次第です。しかし、気持ちだけは、真心で投稿させていただきました。

 短い期間でございましたが、お付き合い下さいまして、ありがとうございました。

 感謝申し上げながら、これで投稿を終わらせていただきます。

 

 

 


算数で 1 の出る場面、多数あるも 1 の持つ意味は、皆同じ

2012年09月06日 15時27分17秒 | 日記

 1の出る場面を、色いろと考えてみましょう。

 1を制すれば、割合理解の早道です。

 皆さん、算数教科書で勉強をしていますが、教科書の各単元、別個のものと捉えていませんか。  1皿で3個のまんじゅうが、5皿あります。全部でまんじゅうは、いくつあるでしょうか?から始まって、九九学習、小数のかけざん・わりざん、文章問題、比、比例、グラフ図、表、定価・売価計算、利息計算他すべてが、 1 によって繋がっています。

 簡単な例ですが、上記の1皿で3個の・・・の問題で、

3x5=  と   5x3= は、答えの数は同じですが、意味は違っています。   この違いを正しく説明できる事も大変重要な事です。  これも 1 の説明により正しく導くことが可能です。

 1 は、困っている算数学習のすべてを解決する要素を含んでいます。

 以前、ブログの(goo教えて)の中で、小学校の先生が、(1+0.03)の中の 1 の教え方がどうも上手くいかないので、教えてと投稿されておられました。

 そこで、もう一度 1 の意味を確認してみましょう。 もしかして、より以上理解が進むかも知れません。 板書とこのような文章での説明では、分かりやすさに、違いが出ることあらかじめご了承ください。

 1 が、出てくる場面を少し列挙してみますと、

 * 九九表の  2x1=2  の 1   3x1=3 の 1   4x1=4 の 1など

 * 1000÷1=1000 の 1  23.5÷1=23.5 など

 * 1㎡あたり・・・の 1

 * 1時間で40kmの速さで・・・の 1

 * 比の 2:1の 1

 * X軸とY軸のグラフ図で、 X軸1に対しての 1

 * 定価・売価・利息計算における(1+0.2) (1-0.05)の時の 1

この他、詳細に述べれば、いくらでもありますが、 ここで、今理解に困っておられる方々に、お分かり戴きたいことは、どの場面でも 1 の持つ意味が、同じだと言う事です。

 1の持つ意味は、1あたり量を示していて、かけてもわっても、基になる数と、答えの数が、変化しない。よって 1 の数は、基準値となり得る。この特性を利用して、割合は、1より大なり、1より小なりとして、答えに変化を起こす。

 これらの決まりから問題が、作られているので、この基本を抑えれば解決する筈です。

 答えに変化を起こさせるのは、・・・・・X (わりあい)=???  真ん中のわりあい

 ・・・・・< 1 <・・・・・                つづきは、3~4日後に投稿します。


メッセージ

メッセージ受付