割合文章題ヒアリングテスト目指して

2013年08月12日 15時37分50秒 | 日記

 7月23日(火)を皮切りにサマースクール計6回の講座を受け持って、8月9日(金)に終了しました。

 1年生の男の子は、数に親しむことを主体に夏休みの宿題を、元校長森内先生の担当で8月2日から始めました。

 3年生の女の子は、4年生の女の子2名と共に私(前・・・雄)が担当して、同一テキストで九九の意味調べ・補数勉強・習字出品物仕上げ・そろばん計算・分数異分母加算の勉強・大きい数の(9桁程度)頭からの位読み・数字の英語読み(ミリオン程度)まで等盛りだくさんの学習をこなしました。 

 そして、この講座も私が担当で当初5年生5名で始まった高学年クラスは、8月2日(金)から6年生1名(岡山市内)5年生3名の計4名で「割合文章題に強くなる」事を目標にスタートして行きました。

 橋本君5年・・・文章題は大の苦手、親に行かされた

 坪内さん5年・・あまり乗り気しない

 藤井君5年・・・分かろうとするけどあまり分からない

 東馬君6年・・・少し分かる、けれど自信がない

 といった感じのごく普通の子達です。

 

 この子達が8月2・6日と各日45分程の授業を受けて8月9日の突端(とっぱな)から、いきなり「割合文章題ヒアリングテスト」を受けたのです。

 前日の6日には、30分制限で普通の文章題テストをしていますので、実質「割合文章題の授業は1日と半分」という事になります。

 ヒアリングという事で、英語と同様に問題を聞いてその答えを記入して行く  

 算数で「文章題ヒアリングテスト」・・・・・

 お分かりになられる方は、少ないと思いますがいかがでしょうか。

 先に前出の4名の成績結果をお出しします。

  橋本君・・・100点      坪内さん・・・97点

  藤井君・・・100点      東馬君・・・・96点です。

 ちなみに、出題の中の2問を抜き書きしておきます。

  15番問題

 水そうに水を入れるのに、3分間で2.4ℓの水が入りました。1分間に入れた水の量は何ℓですか?

 大事なことの書留3点・式完成4点・答え正解3点

  16番問題

 450円で0.75kgのあめがあります。このあめ1kgの値段はいくらですか?

 

 この程度の問題を、ヒアリングで聞いて式を作り答えを記入する。30分制限としました。結果が上の4名です。

 問題を見ながら解くだけでも難しかった生徒が、ヒアリングでも高得点を得られる。信じられない現象です。

 ヒアリングテストのメリットを記しますと、

 1.集中力が高度に高まる

 2.この解き方(i・M式 即答術と名付ける)が理解出  来た者だけが、ヒアリングシステムに対応出来る

 3.算数学力が、個人に留まらず学校・地域を超えて市・県全国的にアップ出来る可能性を秘めている

 4.識字障害で苦しんでいる子達を救える手段に使える。文章を読んでも意味を捉える事ができずに、理解力無しと烙印を押され置いてけぼりにされた事実を根底から解決の道へと導いて行ける可能性が、高くなる。

 5.文章題に強くなる事によって、勉強全般に波及効果が強まる。

 6.指導者の指導負担が、減少する事に繋がる

   など、ほか2~3考えられるメリットが思い浮かびます。

 

 今、小雑誌的テキスト発行に向かって動き始めました。いつ実現するのか分かりませんが、是非とも発行に漕ぎ着けて文章題に困っている方たちのお役にたちたいと思っています。

 出版の際は、「即答術」のタイトルを使う予定です

   文章題の問題を読み終えると同時に「掛ける・割る」の判断が出来て・立式も出来上がっているという、文章題の勉強を諦めている方にとっては、まさに夢のような解き方です。それも極短時間で理解出来る方法ですから楽しみにお待ちください。

 このブログは、出版準備の為今回で一旦お休みです

 出版が叶えられた暁に、再開致します。

 それまで皆様お元気にお過ごし下さい。  

 

 


明日のサマースクールの授業は、クライマックスに突入「文章問題ヒアリングテスト」

2013年08月08日 05時43分04秒 | 日記

 7月23・24・26日  8月2・6・9日の予定で始まった赤磐市教育委員会吉井分室・吉井公民館主催のサマースクールいよいよ明日で終了です。

 算数教室と銘打って初日を迎えた7月23日、子供達は少々緊張気味な面持ちで表情は硬く「何を教えてくれるんだろう」といった感じで、信用度0・期待感80・楽しみ20ぐらいで始まりました。

 今回は、「算数文章問題お話し講座」がタイトルでした。

 指導目標は、以下の通りです。

   1. 苦手意識をなくす

   2. 筋道と理論が伴った指導法の採用

   3. 割合を完璧に理解させる

   4. 割合を生かした計算式の作り方

   5. 具体例による問題の解答訓練

   6. 10問題連続の文章問題を、文章を見せずにヒアリングでテスト

 結論を申しますと、5・6年生全員が、すべての項目を達成しました。

 特に6番目のヒアリングテストは今回のクライマックスで、「割合」を理解していなければ、おとなといえども解けません。

 それが、今回の子供達は出来るようになったのです。

 例えば、次の様な問題をヒアリングしましょうです。

    指導者の読み手が読み始めます。

   子供達は、鉛筆と配られた解答用紙1枚だけです。

   問題   花子さんは今、手に120本の鉛筆を持っています。花子さ  んのクラスは30人学級です。1人に何本づつ配ることができますか?

 この程度の問題を、10問30分の速さで出題です。

生徒児童の中の一人がテストを終えて発した言葉は次の様な言葉でした

  「 ぼくにもできる・・・ 」


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