認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


サバイバーとして新たに生きる

2007年03月20日 | クリスティーンさんの本から

《仏教では、態度を選ぶことの大切さについて
 こう理解している。
 「物ごとを違った角度で見なさい。
 世界は広くて大きい。
 あなたにかかわるもろもろの関係、
 すべてのことへの対処の仕方を、
 違った見方に変えなさい。
 そうすればきっとすべてのことは楽になるだろう」》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P226



クリスチャンである、クリスティーンさんが、
仏教を理解し、見方を変えなさい・・・と、
私たちに語りかけてくださいます。

洋の東西を問わず、
宗教の違いを超えて、
人の思いは同じだ・・・と、
いわれていると思います。

「この病」と宣告された方が、
明日からは・・・寝たきり・・・になると、
あわててしなわれる方がおられます。

その、あわてることで、
病の進行を早められる方もおられます。

逆に、
開き直って、
「生きてやろうじゃないか・・・」と、
ダンスをされたり、
楽器演奏や、講演会を、
なさる方もお見受けします。

私は・・・そういう方の背中を見ながら・・・
その方の背筋が真直ぐである・・・ことを発見しました。

《違った見方に変えなさい》という
クリスティーンさんの言葉が、
私たち患者にも伝わり、
実践されている・・・・と思いました。

私も・・・しゃきっとしなきゃあ・・・
と、改めて思いました次第。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
普通のこと (miki)
2007-03-20 18:23:00
今日届いた「かいごの学校」4月号に「本人ネットワーク」の記事が載っていました。

第3回「認知症になっても安心して暮らせる町づくり100人会議」が開かれ、「本人ネットワーク」の支援について本人と支援者から活動報告がなされたそうです。

加藤芙貴子さんは「そんなに大それた病気じゃないんですよね」と自然体で語られたそうです。
京都の本人会議のときも「認知症だからって世間に対し偉ぶる必要もへりくだる必要もなく、ごく普通のことなんだ」と主張されたようです。

社会が「ごく普通のこと」として認識できるようになったら、すばらしい!
私は、両親の介護は、子として「ごく普通のこと」と認識していますが・・・
条件が厳しかったから「通いの介護」になりましたが、それだけのことです。

多くの方が、普通のことととらえ、しゃきっと背を伸ばして生きていかれますように!
そういう社会になりますように!

返信する
変化している! (水木)
2007-03-21 10:27:29
miki様へ

今朝のNHKのホットモーニングでも
認知症のことをやっていましたが、
ちょっと風向きが変わったな・・・と、感じました。

富貴子さんの状態・・・私は3年遅れのようで、
「そうそう・・・」
と思うこと、
気持ちも同じようだなあ・・・と、
思います。

そんな方たちが語りかけることを・・あたり前・・・と、
受け止められる方が増えてきた・・・と思います。
ありがたいことです。
返信する