日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

69歳のクラス会

2014-03-27 20:19:14 | Weblog
昭和36年3月中学校を卒業し55年が過ぎた

先生は84歳になりそれでも健在で私たち一人一人を覚えていてくれた

高度成長期を駆け巡った仲間たちは それぞれの人生を

夢と希望に燃え 数々の偉業を成し遂げていた

経団連の局長になった人 ある出版社を設立し独特のカラーを出して

自由空間を楽しんでいる人

農業一筋に生き 放射能の問題に頭を抱えたこと

警視庁の防犯に協力し つい最近まで暴走族と渡り合っていた人等など


問題児が多く校長先生からいつも注意をされ

いつも生徒の代わりに頭を下げてくれたが

時には 怒鳴られたり 殴られたり・・・


国語の教師らしく文法や漢字の意味など

中学生レベルでは満足せず 繰り返し繰り返し教えてくれた

先生から受けた影響はみんな半端ない

その証拠に50人クラスのうち連絡が取れた32人全員出席の返事があったそうだ

いろいろの事情があって結果25名参加だったが

それでもこんなに集まったことは先生との信頼関係がいかに深かったかがわかる


子供のころの愚かな言動を知っているので 今更かっこつけることもなく

今の自分を紹介するときには 言いたい放題で

おかしくも愛おしく 頑張った証が言葉と顔の表情に表れていて 胸が熱くなった

殆ど地元近くに住んでいるので 宇都宮の私が一番遠いらしい

話したいことは沢山あったが そこそこでやめた

私の顔を見れば 今どんなに家族に守られ仕合せな暮らしをしているかわかるだろう


卒業アルバムの最後のページに書いてくれた先生からの餞別の言葉


「アッと言う間に 過去に残像がのこる
 
 それは楽しい思い出であり 苦しみの歩みかもしれない

 着実な一歩一歩であってほしい」



道楽ものの親のおかげで高校進学を断念した私の胸中を察していた先生の

思いやりの気持ちが伝わる。どんなときにも自分を忘れずまじめに生きろと

教えられた。いい時代だったなと思う。

この次は2年後にと約束し解散した



元気でまた参加できるように頑張ろう