日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

手話表現の医療用語

2009-03-10 09:16:47 | Weblog
8日は栃木県登録の手話通訳者勉強会だった

この日は自治医大病院の先生が医療用語の解析について

約2時間講師を務めてくださった

手話通訳の資格を取るまで いろいろな資料は使うものの

一般的なことは学べても 専門の知識があるわけでなく

しかし現場に出れば すべてが通訳者の肩にかかってくる

病気の中身を理解しないまま 指文字で伝えたとしても

相手が理解できているかどうかは別問題なので

繰り返し確認を取りながら先生の話を伝えていく

なれない通訳者の場合 聴きかえすことの勇気もなく

早く終わることばかりが頭をよぎることもあるか?と思う


通訳いかんによって 生命にもかかわってくるのだから

通訳者自身も よく内容をかみ砕き理解していないと

当然相手にも伝わらない

聴覚障害者の多くは 耳からの情報が全く入らず

視覚のみが情報源なので 新聞や本 広報など

自ら情報の確保に努力しない場合は

かなり 孤立していくことになる


初潮を迎えた 少女が テレビで見ていた 生理パットの

宣伝で 吸収力を示すため 青い水が染み込む場面を見ていて

自分は赤いから 異常ではないか?

と本気で心配してしまうほど 情報が入らないし 理解できていない

人も多い。


そんな中で 病院の通訳が どれくらい責任を感じながら

行われているか 想像がつく


先生の細かい説明は 本当にありがたかったし

診察室に どうして通訳者が一緒に入ってくるのか?

という疑問も少し解けたのではないか


忙しい折 聴覚障害者のため 通訳者のため

わざわざ講義してくださった 先生に感謝し

病院での通訳が これを機会にスムーズに行われるようになることを

願っています。

もちろん私も 頑張ります。