水の丘交通公園

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タビノワ:軽く京奈阪神間を流したみた~関西旅行初日~

2009-10-21 23:08:37 | レポート:タビノワ
行程
東京→東海道新幹線「ひかり」469号→新大阪→西中島南方/南方→阪急京都線
→梅田→阪急神戸線→新開地→阪神本線→尼崎→阪神なんば線/近鉄奈良線
→近鉄奈良→近鉄京奈特急→近鉄丹波橋/丹波橋→京阪本線→出町柳
→京阪本線→天満橋…ホテル

10時に仕事があけて・・・と思ったら月例訓練が組み込まれ、20分延長。
それを明けてすぐタクシーで東京駅に向かった。話好きのおもしろい
運ちゃんだった。10時40分ちょっと前に到着できた。

駅弁を買って新幹線18番線ホームに上がると、ほぼ同時のタイミングで
列車入線。車種は700系である。今回も切符に「ひかり早得」を使った。
東京~新大阪間グリーン車で14,500円。「のぞみ」普通車が同じ区間で
14,010円だから490円余計に出すだけでグリーン車に乗れる。
ちなみに普通車用の「ひかり早得きっぷ」は同区間12,000円である。

「ひかり」は三島、静岡などにも停まる為、ツアー客が普通車に乗り込んで
くるのでグリーン車のほうが静かでいい。これが平日ならもっと静かなのだが、
この日は土曜日だったので幾分賑やかだ。
天気が悪く、都内の時点で曇り。富士山は期待できないので、新横浜辺りで
駅弁を食べてお休みモード。起きたら三島に着いていた。
やっぱり見えない。そして、やっぱり雨である。走ると雨がバシバシ車体に当たる。
浜松の辺りでだいぶ激しく降っていた。名古屋を出て、岐阜羽島を通過した辺りでも
相当強く降って来たが、規制値には達していなかったようで速度は維持した
ままだった。米原手前で伊吹山が見えてくるはずなのだが、これも雲隠れ。
座席備え付けのビジネス誌を読みながら、気付くと京都。程なく新大阪に着く。

前回の四国行きの際にはここでダッシュだったが、今回はその必要が無いので
のんびりと大阪市営地下鉄御堂筋線に向かう。
前回余らせた「スルッとKANSAI2dayパス」で入場。
元を取り返すべくここからスタートだ。丁度よく始発の天王寺行きが入ってきた。
車種は10系の更新車。これで次の西中島南方で下車する。
長い階段を下りて阪急の駅を探すと後から警報機の音が聞こえたので
振り返ると、そこが阪急の南方駅だった。
ここから一旦、梅田に出て神戸方面に向かう。阪急神戸線はあまり乗ったことがない。
車種は7000系。マルーンのボディに木目調の化粧板とオリーブグリーンの車内から
阪神間の高級住宅街を眺めつつ、三宮に着くが、このまま新開地まで乗ってみる
ことにする。神戸高速鉄道は初めてだ。

高速神戸で阪神から来た直通特急姫路行き(山陽電鉄5000系)と接続し、
同列車のあと新開地に到着。
高速神戸から新開地までの間にある折り返し線に字幕表示のない
阪神ジェットカーを見かけたので、そちらに向かうことにする。
再び、高速神戸まで出て、今度は阪神電車に乗る。車種は5000系ジェットカー。
これは4両とも行き先表示機が着いているから、どうやらこの1本前が字幕無しの
奴らしい。
ちなみに私の乗った5000系の編成も座席が新型の1000系と同じようなものに
変えられていたが、これはレアなのか?


○快速急行の接続前に来た特急梅田行きの阪神8000系と同じく特急姫路行きの
阪神8000系ジャビットカラー。

これで西宮まで出て、ここで阪神なんば線直通近鉄奈良行きの快速急行に
乗り継ぐ。
来たのはシリーズ21のロング車。近鉄は車体が同じでもやれモーターの違いだの
発電機のメーカーが違うだので形式が変わるのでわかりにくい。
尼崎で増結車2両と連結した。こちらは「シリーズ21」ではない近鉄新標準車体車
であった。折角なのでこちらに乗り換えてみる。

それにしても日中はともかく朝のラッシュ時に、ドアを開けず、
そのまま連結シークエンスに移行するのはいかがなものか。
連結位置を神戸側にして、一旦、乗降扱いを行った後に連結すればいいと
思うのは私だけか。待機線は神戸側にあるんだし。なぜ阪神車が神戸側に
電気連結器を装着しなかったのか、理解に苦しむ。
ホームに車両が着いているのに降りられず、関西人でなくてもイラッとくる
と思う。


○奈良遷都記念ペイント車の側面。尼崎までこちらの車両に乗った。

座席のかけ心地は旧型の方がいい。阪神なんば線に入る。西大阪線時代の
ローカルな雰囲気は残っているがすれ違う電車が近鉄の電車ばかりだし、
阪神の電車は新鋭の1000系や9000系である。
西九条を出ると新線区間である。西九条駅は大阪環状線を跨ぐのでかなり
高い位置に駅があるが、当駅を出ると一気に地下に降りていく。
九条、ドーム前、桜川と停車する。桜川で阪神と近鉄の乗務員が交代する。
向いには賢島特急の伊勢志摩ライナーが回送されてきた。
桜川を出ると近鉄難波改め大阪難波である。ここで乗客の大半が入れ替わる。
通しで乗るのは、本当に用事ある人と物好きと居眠りだけか?
向かいのホームに新型ACEが停車していた。駅の案内板を見ると特急奈良行きの
表示がある。これが折り返すのだろうか?

近鉄日本橋、大阪上本町を出ると地上に出て鶴橋。ここを出ると生駒まで止まらない。
高架工事中の河内花園を抜けると一気に上り坂になる。けっこう、急な上りで
沿線の住宅の間から東大阪市を一望できる。ホームすらかなりの勾配のある
駅もある。そういえば、終戦後、生駒トンネルの中でブレーキ故障を起こした
電車が暴走して河内花園で別の電車に追突大破したなんて事故があったな。
石切駅を通過すると生駒トンネルに入り、抜けると生駒に到着する。
向かいのホームに大阪市営地下鉄中央線の電車が停車していた。サードレール式の
電車と架線集電の電車が肩を並べるのは結構珍しい。地上駅では唯一では
ないだろうか(地下駅なら東京メトロ表参道駅がある)?

生駒を出ると今度は下りと急カーブである。東生駒、菖蒲池などを通過して
近鉄線の一大ジャンクションである大和西大寺に到着する。
この駅は奈良線のほかに京都線、橿原線が分岐する。其々が其々に直通したり、
折り返したりする上、種別も様々で利用者でなくても混乱する駅である。
ここまで来ると外は暗くなってきた。奈良線は当駅を出ると左に大きくカーブ
していく。

暗いのでよく見えないが、平城宮遺跡のど真ん中を走っているようで朱雀門を
車内から見ることが出来た。他は復元に着手しきれてないのか、野原が
広がっている。
新大宮に停車し、終点の近鉄奈良に到着する。
しばし、停車中の電車を撮影し、コンコースに上がる。もう暗いし、博物館も
閉まっているので地上には出なかったが、喫茶や土産屋も充実していて、
退屈はしなかった。


○近鉄奈良駅ホームにて。右の電車が阪神1000系、左が近鉄の12200系特急車

少ししてホームに下りると先ほど難波で見た新型ACEが停車中であった。
折り返しで京都行きになったので、これで丹波橋まで出ることにした。
自動券売機で座席指定特急券を購入して乗り込む。全車禁煙車で1号車デッキに
喫煙所がある。座席は新型アーバンライナーと同じゆりかご型のリクライニングで
掛け心地は良好であった。モバイル用コンセントがあるのも嬉しい。
ただし、2座席で1つなので、早い者勝ちになりそうだ。


○新鋭特急車の近鉄22600系電車「ACE」。21世紀版の「エースカー」である。

奈良での観光を終えて京都に向かう観光客で車内が程よく埋まり発車する。
揺れも少なく静かでいい乗り心地だ。大和西大寺を出ると京都線に入る。
当駅を出ると丹波橋までノンストップである。外はもう真っ暗だ。
丹波橋に近付き、デッキに出ると降車側の照明が点滅していた。到着の寸前に
車掌に検札を受けて丹波橋到着。

京阪電車に乗り換える。時間的に混み合う時間なので、一旦、出町柳まで出て
折り返す。三条まで普通の2200系で三条から出町柳までは新鋭3000系電車だ。
返しはこの3000系の快速急行中之島行きだ。転換クロスもいいが、この車両は
ロングシートの掛け心地が素晴らしい。
それにしても何度見てもブルーとブラックを基調にしたお洒落な車内だ。
車内の広告は本形式がグッドデザイン賞受賞記念ポスターが吊られていた。


○グッドデザイン賞受賞広告。京阪3000系電車車内にて。

天満橋に着いて、ホテルに入る。今回もホテル京阪天満橋である。
駅から徒歩1分弱。便利でリーズナブルなビジネスホテルである。

部屋に入って荷物を整理して明日に備え、すぐに寝た。     ・・・続く。


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