歳を重ねると楽しいとか賢くなるとか・・・・みんな戯言なんだよ。

感じるままに、赴くままに、流れて雲のごとし

時は誰も待ってはくれない・・・・

2014-09-29 | 映画

久しぶりにリュック・ベンソンの映画を見た。

ホント、偶然だったんだ。

映画情報も確認せずにただ日比谷シャンテに行ったら、時間もピッタリ。

まあ、こんなこともある。

見ることが必然となる出会いなんだろう。

「ルーシー」。

普通の女の子が台湾(最初は香港かなって思った)で、遊んだオトコに引っかかっ

とんでもない覚せい剤取引に巻き込まれる。

まあ、ここまでは良くあるストーリー。

しかし、ここからが・・・そう、この覚醒剤と言うのが曲者。

タイトルバックの映像の謎が少しわかった気になるんだ。

 

 

人間の能力は計り知れない。

まだまだ未開発な部分が多い。特に脳科学。茂木健一なんて目じゃない学者が

モーガン・フリーマンが演じる。

 

人間の脳細胞が100%自分自身でコントロールできたらどうなるのか?

世界を支配できることになる。

が、しかしこの映画の面白いところは・・・人間起源に向かうところなんだ。

未来を志向するのではなくて・・・・過去に向かうのだ。

リュックベンソンにとっては、明るい未来などない。

まあ、人間の起源を見つめることで未来に向かう。そんな考えもなくはないだろうけどね。

で、それがどうなんだ?

人間社会はもう限界に達してしまった。それが結論なのかもしれない。

いまさら後戻りなんかできゃしないし、先に進もうなんて思っても進むべき道筋も分からない。

 

僕らはいま以上に欲しいものなんてないしね。

て゜、あるとすれば「時」をコントロールできれば・・・なんて話なんだ。

 

時間だけは全ての人間に平等なんだから。