アノゥ「10日間続いたクラブワールドカップ2008も、ついに決勝戦!!」
宮海「世界30万1000クラブの頂点に立つのは南米王者リガ・デ・キトか、それとも欧
州王者マンチェスター・ユナイテッドか。順を追って話をしていきましょう。まずは
ガンバ大阪vsパチューカの三位決定戦。苦闘と呼ぶにふさわしい激戦を制した
のは、1点を守りきったガンバ大阪でした!」
アノゥ「両者とも、準決勝のときよりずっと動きが良くなっていたね。実力的には非常
に均衡していて、どちらが勝ってもおかしくなかったはず。カウンターを効果的に
使えるようになった前半が、ガンバの今大会の総決算だったと言えるだろう」
宮海「後半は、パチューカに追い込まれるケースが多かったですね」
アノゥ「ガンバの体力落ちが原因。今までガンバのペースに合わせていたパチューカ
が相対的に早くなったワケで、いつゴールが決まるかとヒヤヒヤだった。…が、
勝てば官軍。素直に日本のチームが大舞台で第三位に輝けたことを誇ろう!」
宮海「そして、三位決定の1時間後。リガ・デ・キトvsマンチェスター・ユナイテッドが
始まりました!」
アノゥ「怒涛の攻撃だった、と言っていい。マンUのアタックはどれもこれも芸術的で、
それでいて効果的だった。……しかし、これはあくまでも相対的な意見。リガ・デ
・キトは、意図的にディフェンスに特化しているようにも感じられたね」
宮海「防御に定評があるチームだから、カウンター狙いか、または最悪、0-0でPK
戦に持ち込むことを意識していたのかもしれません」
アノゥ「もっと前線を押し上げればディフェンスの負担も軽くなると思うのだが、実際に
あの猛攻から守りきったのだから大したものだ。ビディッチのレッドカードがなか
ったら、本当にそうなっていたかもしれん」
宮海「一発退場でマンUが10人になった場面ですね。どういうことですか?」
アノゥ「数的有利に立ったせいで、リガ・デ・キトは攻めに転じてしまった。停滞してい
た均衡が破られた瞬間だな。前線が押し上がったせいで中盤に余裕ができ、
今までガチガチに固められていたクリスチアーノがボールに触った瞬間――」
宮海「なるほどなー。サッカーは何が起こるかわかりませんな」
アノゥ「この1点が決め手となって、マンチェスター・ユナイテッドが世界の頂点に輝き
ました! さすが大本命。文句なしの優勝でした!!」
宮海「では総評ですが。いかがでした、今回の大会は」
アノゥ「マンU強すぎ」
宮海「なんつーか、身も蓋もない総評ですね」
アノゥ「なかなかこのチームには追いつけないよなあ、とは感じた。世界がこのレベ
ルに追いつくのに後何年かかるだろうか。長い道のりだよ」
宮海「ではここで、ヤミツカ的ベストイレブンの発表です。今回は、スポーツナビさん
のベストイレブン投票にて作成してみました!」
宮海「アノゥさん、このメンバーを選んだ理由は!?」
アノゥ「だいたいテキトー。普通に選んだらマンUだらけになったので、安田はおまけ
で入れてみました」
宮海「な、なんですかその選び方は!」
アノゥ「他の人のベストイレブンを見てみるのも面白いと思うよ。それじゃ、CWCはこ
れにて閉幕。次回はアラブしゅちょーこくれんぽーでお会いしましょー!!」