ヤミノツカミDIARY

メイドと一緒にお茶を飲んだり罵倒したり罵倒されたりする小説サイトの場末の日記サイト! ……かも。

占い師になる100の方法を省略したら1つで十分

2008年12月16日 | 時事

ニュー「宮海さま、手のひらを見せていただけますか?」
宮海「え、なになに、何するの? まさか……熱した蝋を垂らす気じゃ!!」
ニュー「なんでそんなことを私がするんですか。違いますよ。今日、テレビで銀座の母
   の手相占いを見たので、私もちょっとやってみようかと思いまして」
宮海「ふ~ん、銀座の母ねえ。言い換えると銀座のママですか」
ニュー「飲み屋のママじゃないですよ。占い師の方です」
宮海「占い師って、有名になるとどうして『○○(地名)の母』と呼ばれるようになるん
   だろう? 母のように頼れる存在だから、ということなのかな?」
ニュー「露天でやっている方が多いので、どちらかというと母の温かみは感じません
   けどね。むしろこの時期は寒いので注意が必要だと思います。お互いに」
宮海「あれほど良い商売はないと思うなぁ。『当たるも八卦、当たらぬも八卦』という
   ように、占いが外れたって商売として成り立つんだもん。占いは統計学だってい
   うから発言に責任持たなくていいし、バーナム効果が期待できる占いをすれば
   みんな満足して帰ってくれる。ボロい商売だよ」
ニュー「よく占いは統計学と言いますけど、実際には、学術的な統計学とは一切無縁
   だそうですよ。"生命線が長い人が長生きできる"という統計データは、存在して
   いません。そういう意味では、やはり話術が大方を締めるということですかね」
宮海「なら、口先の魔術師こと宮海にも占い師の素質が!!」
ニュー「……口先だけの占い師は、一番信用してはならない類の生物じゃないです
   かね……(;=”=)」


ニュー「っと、そんなどーでもいい雑談などどーでもいいです。手相ですよ手相。そろ
   そろ手のひらを見せてください」
宮海「はわわ、そんなに引っ張らないでくだしあ。そういえばニューさんって手相ある
   んですね。メイドロボじゃなかったっけ?」
ニュー「そういう瑣末な問題はまた今度にいたしましょう。さあ、良いですか宮海さま。
   宮海さまの今後の運命は、と…………って、あ゛?」
宮海「なんですか?」
ニュー「宮海さまの手って、運命線と知能線と感情線しかないんですけど……」
宮海「それは山手線に乗りすぎだって意味だね?」
ニュー「環状線ではありません。宮海さまの手相って、、なんでこんなにシンプルなん
   ですか。ツルツルじゃないですか。宮海さまの人生、ツルツルじゃないですか」
宮海「人の人生をツルツル言うな……(っдT)」
ニュー「運命線の欠片もないとか、宮海さまって一体……あ、判りました。盗んだバイ
   クで走り出してた少年時代に熱した蝋で手相を潰されたんですね?」
宮海「いや別にそんなのないから。ていうかソレ、どんなシチュなんだよ……」