曇りから雨へ。17-12℃
昨日に引き続き、肌寒い一日。
今、私が老猫に出来る事は、一日2、3回の僅かな輸液(50㏄以内)と、たまにポカリ数㏄、体位変換、オムツ交換、鼻水を取ってあげる位だ。
深夜に一つの峠があった。2時15分頃、老猫がお腹で大きく呼吸をしている、髭の生えている口元、( ^ω^)・・・ω ⇐この記号のような部分も、ぷかぷか動いて呼吸をしているのは、結構身体に大変な事が起きているサイン。
基本、猫は呼吸が静かであり、隣のクロなど、毛が微動もしていない。下顎呼吸になる前の症状にそっくりだった。鼻も詰まってはいない。
聴診器でも、心臓の鼓動が速く荒い、隣のクロとは全然違う。
大きな腹式呼吸は7時まで続く、「今日あたりかな」と覚悟をした。
私は寝ながら箱の中に手を伸ばして、撫で続けるしかなかった、猫は意識はしっかりしていて、薄目を開ける、頭や喉、耳を撫でると、しっぽを揺らして喜んでいた。たまに弱弱しく鳴く。私はウンウン相槌を打つ、
お互いに寝ながら、どこか一カ所が触れている、そんな感じで過ごしていた。
7時半ごろ、席を外した。色々やる事もある。
猫は寝たきりで、我が身が今大変であり、別に私の存在なんか気にもしていないようにトロ箱に横たわっていた。
しかし、鳥の世話やらトイレ掃除、洗濯などし始めると、猫はトロ箱から這い出して、私のいた場所に倒れ込んだ。弱弱しく鳴いた。
2度箱に戻したが、2度とも力を振り絞って、よろよろと箱から出てきて、また私の使った布団に倒れ込んだ。
2度目に出てきて抱き上げた時に、私に縦にぎゅっとしがみついた、約8か月前、強制給餌を始めた頃の様に…。そのまま人の子供の様に、縦に抱っこしていた。
これが太田先生の言われていた、「最後、腕の中で亡くなってくれた」のパターンなのか?と考えた。(今迄は、酸素室から出せなかったり、なかなか、そうはいかない)
そして、箱に戻さない事にして、畳んだ毛布に包んで抱いて過ごす事にした。その時は、呼吸からしても「今日中かな?」と思ったのである。
こんな感じで、しがみついている猫をお腹に乗せた、カンガルーケアwの様に。(座椅子が無いと、この体制は腰が辛いです。)
猫は大喜びでお腹にしがみついている、すやすや寝始めた。
クロ迄参戦、
結局、毛布の下に潜ってみたり。
面白い事に、あれだけ(5時間)腹式呼吸だった猫の呼吸が、徐々に正常に、落ち着いてきたのである。
しかし、この体制で2時間以上は付き合っていたのだが、まず身動き一つ出来ない、自分の腰がこわばる、また自分の投薬や、トイレや着替えが、最低限の家事が、、、
毛布を脚の形に丸めて、そっと抜け出す。
クロが昔の箱を使っていたが、もじゃ公の隣に寝てもらう方が良い。撤去。
猫は私が動き出したのは気が付いていたが、大人しくその後は、私の抜け殻の毛布にしがみついていた。
さて、最低限の事は急いでやっていたが、もう顔がピクピク痙攣するくらい疲れ切っていた、もう何も物事を考えられない、コロナの兆候でないが、食べ物の味も無味乾燥だし、看病の隣でやろうと思っていたスマホや本もダメ、音楽も頭に入らない、長年髪を束ねたヘアゴムがヘタって2カ所切れた、そんな事にも気が付かず、「何故か、今日はヘアゴムが良く落ちるな?」とか…。
何もできないのなら、寝たきりの猫の隣で、静かに座って毛玉でも取ろうと思っていた大きな布、そんなのを用意していたのだが、駄目なのだ。
大昔に見た、お笑い芸人が何時間寝ないで済むのかやっていたバラエティー番組のように、身体がふらふらなのだ。
猫の様子を確かめ、思い切って2時間半寝た。起きる時に、このまま永遠に寝たい、そう思った。
病猫にはクロが寄り添っていたし、猫はすやすやと寝ていた。
自分が寝ている間にも、音は聞きながら寝ているのだが、きーじが動いているのが解っていたので心配していたが、
静かに2匹の隣にいて、邪魔していなくて安心した。きーじにはご褒美の缶詰を、病猫には僅かな輸液、数滴のポカリ、オムツ交換。
昨日からこちらは冷え込んでいるが、病猫がこの有様で、小脳形成不全のきーじを全然かまってやれない。昨夜はきーじはベットにおいた座布団の上で独りで寝ていたが、かなり寒かったと思う。
今日は仕舞っていたアンカを再び出し、きーじの座っていた座布団の下に置いておく、今夜も彼は放置しかない。(それにしても夏日が続いたので、アンカを仕舞ったのに、この寒暖差。)
きーじを見に行くと、自分で工夫して、可愛らしく寝ていた。
やらせではありません!きーじが賢いとはw
安心して、今夜も老猫の付き添いが出来そうだ。クロも素晴らしい介護人。
猫は今はもう、なにも摂取出来ない、ゼロカロリーで過ごしている、8か月近く強制給餌したエネルギーを消費仕切って旅立つのだろう。
驚くほど人を疑わない、人懐こい猫だった、多頭飼育で可哀想だったが、人を独り占めしたがった、誰かいないと寂しくて堪らない猫だった。
要は、昔病院のスタッフさんも言われていたが、異常な程、甘えん坊な猫だった。
たった2時間半、寝ただけでも元気が出て、少しだけ楽器も手に取れた、今はメインがこれだけ、これだけしか出来ないが、
とにかく、どんな生き物であれ、この世を去る時に苦しまなければいい、願いはそれだけである。
猫は「死ぬ死ぬ詐欺」で、飲まず食わずで頑張っているし、
飼い主はコロナ太り+睡眠不足で、デブってまいりました。
👇
https://toyokeizai.net/articles/-/177098
いや、もう、今は何も生産的な事は出来ませんね、参っています。
しかも、コロナは今後も何年も続くでしょうから、
猫のドタバタが棲んだら、もう一度人生を見つめる時期だと思います。
何時も、あたたかいコメントありがとうございます♡
いえいえ、こんなコメント入れにくい記事に、スマン事です。
まめちゃんの癌は手ごわい上に、
若者(三歳まで)が多く発症する事が多いので、とても悲しい癌であり、
これは大変な事だと拝見していたのですが、
抗がん剤含め、eowvn様とご家族様は良く頑張られたと思います。
実際、あの時は、おかけする言葉が無かった沈黙の読者様も多いと思うんですよね。
これだけ医学が発達しているので、動物医療でもあの癌を克服出来ればいいのですが、
意外と治療法は、代わり映えが無いのが悔しいです。
そして、少ない選択肢が高い、もっと安価だと良いと思うのです。
よく頑張られたと思います。
まめちゃんも、よくあれだけ持ったと思います、ご家族の愛情の賜物です。
癌の場合は、治せない場合ですが、
最終的には、猫の嫌がることは止める、強制給餌もやらないが正解です。
(腹水には苦労させられる、ケースバイケースだが、また、肺の水だけは抜くと良いとは思うけれど。)
人の場合も、完治出来ない場合はそうあるべきだと思っています。
だから、正解だと思っています。
もじゃ公は、老衰(かつ甲状腺機能亢進症)なのですが、
友人の猫ちゃん同様、輸液とポカリだけで、このまま2週間生きるのかなと思っていますが、
ゼロカロリーでも、猫風邪(カリシ)も今日は良くなっているし、首も上がってきて、中々頑張っています。
私の方が、ばてていますw
さいごに、私も「アマエビってなんぞや?」「アマビエも???」でしたしw
ムーミンキャラクター的な!フィリヨンカの頭に似ていた。
因みに、
「ひつまぶし」は、「ひまつぶし」に読めてしまう女でございます_| ̄|○
ほんとにそう思います
体は大丈夫ですか? お疲れの出ませんように
かける言葉が見つからず、いつも心の中で頑張ってとつぶやいています。
ご自身のお身体も、これ以上ないほどお疲れでしょうに、
それでも猫に寄り添う気持ちは、痛いほどわかります。
老いた猫も病の猫も、みな愛おしいです。
みゃー大工さんがそばにいてくれて、もじゃちゃんは幸せですね。
残された時間が、優しく穏やかでありますように願ってやみません。
どうぞどうぞ、ご自愛ください。