連日の猛暑が続く中で、すこしでも「涼」を感じられる所を選んで福井県にある永平寺を訪ねてみた。
家から車で高速道路を利用して、約4時間程で到着した。
思っていたほど、現地は涼しくはなかったけれど、初めての参拝ということもあって
「暑さ」以上にとても清々しい気分になれたことが嬉しかった。
境内は一種独特な雰囲気が漂っており、「空気感」が違うことに気付かされた。
そんな中、七つの伽藍を巡りながら、ここが修業の場であることを感じられた。
その中の見晴らしのよい建物(仏殿)から、ぼんやりと外の景色を眺めていたら、急に自分の好きな言葉が浮かんできた。
元は仏教の中の禅の言葉らしのだが、人目を気にせずにありのままを生きる知恵の大切さを教えてくれている。
専門家ではないので、詳しいことは分からないが、少なくとも植物にとって生き抜いていくために必要なことは、
「ありのまま」であって、決して人間からの評価はどうでもいいことなのだと思う。
そんな当たり前とも思えることを、忘れてしまっている自分に気づかせてくたことで
ここに来て本当に良かったと思えた。
ただまた訪れるチャンスがあれば、もう少し気候の良い季節を選びたい。