先日、時々拝聴させてもらっているあるyou tuberさんのお話の中で、紹介した本の中での
あるタイトルに共感してしまった。
本の内容としては、心理療法家としての河合先生が大勢の相談者の人達を診てこられた中での
率直な感想だったそうだ。
一例として大酒飲みの人が、ある日から、お酒をやめる。皆が感心していると、ある時逆転していまう。
あるいは自分の生き方と父親(あるいは母親)の生き方を比較してみると、びっくりするほど同じことをしているか、
正反対のことをしているかに気づく人が多いのではないか。
これを自分自身の経験から当てはまるところが多いところに感心させられてしまった。
私の父は本当に自動車が大好きで、物心つく前から家族でドライブにあちらこちらに連れていってもらった。
ただ、ドライブの後、どんな天候でも必ず父はその日の内に必ず洗車をしなけらば気が済まない性格だった。
子供の頃、その洗車の手伝いをさせられた。その辛い記憶があって車の免許は大学時代に取りはしたものの、
学生時代はほぼペーパードライバーだった。
周りの同級生やクラブの先輩たちの中には車好きの人達が結構いて、その会話の中に入れないことには
何も感じることはなかった。
転帰は突然やってきた。大学を卒業後、当時女の子をデートに誘ったりするのに、車が必需品だった。
今ではなかなか信じてもらえないと思えるのだが、父に無理を言って車を買ってもらった。
免許を取ってから約6年ほど全く運転をしていなかったのに、ディーラーのセールスマンの方から
突然試乗を勧めら、ハンドルを握ることとなった。
その時よく事故を起こさずに無事試乗が出来た事が、今でも鮮明に覚えている。
その後はその試乗車と同じ車種の車を購入してもらい、下手な車庫入れや高速道路での車線変更に戸惑いながらも
今日までずっと運転を続けているのが不思議なくらいだ。
父ほどではないが、やはり自分も車が好きなことに気づかされた次第だ。
これからも安全運転に気を付けて、ドライブを楽しんでいきたい。