宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

「差し入れ」への思い出

2024年03月17日 | 気まぐれ日記

「差し入れ」への思い出から連想されるのは、職場や学校ではたいがいの場合、食べ物や飲み物を連想されるのが

多いのではないか。

確かにその中で、美味しかった物が記憶に残っているものがあるといいものだ。

実は差し入れで、とても印象に残った出来事があった。

それは大学時代の友人の結婚式に呼ばれた席での話だ。彼が学生時代からお世話になっているある技工士の方が

スピーチで語ってくれた。当時彼は卒業後も大学に残って研究を続けていた。

当然夜遅くまでかかって、忙しくしていた時でも、同じように残業で仕事を頑張っていたその技工士の方に

ハンバーガーやポテトの差し入れをよくしていたらしい。

そのことをスピーチで話始めたとたんに、泣きながらその時のハンバーガーが美味しかったことを語ってくれた。

もう昔の出来事の様に過ぎ去っていてもいい様な話題を敢えて語ってくれたのだった。

それは彼の心からの感謝の気持ちと優しさが伝わったからこそ、感極まって泣き出してしまわれたのだろう。

あれから35年以上経って、残念ながら同級生の彼は先に逝ってしまった。

もう彼の口から、当時どんな気持ちで差し入れをしていたのか聞き出すことが出来なくなってしまったけど

彼の優しさを、今もこうして語り次いでいることに不思議な縁を感じている。

いま生きている自分が、

これかも一つでも多くの「差し入れ」を続けられたいいと思う。

 

 

 

 

 

 


初詣で

2024年01月03日 | 気まぐれ日記

 今年も正月3が日の最終日の今日、昨年と同様に同じ日に初詣でに行ってきた。

毎年続けて同じ近所の神社に参らせてもらっていることに、まずは感謝したい。

なぜなら、若い時は決して思わなかった事として、まずは健康で自分の足で歩いてお参り出来ている事だ。

一昨年は弟、昨年は母が病で亡くなっていることを思うと、つくづく感慨深いものがある。

参拝に訪れている人混みの多さは昨年とあまり変わらなかったけど、今年は元旦から大きな地震が発生したり

飛行同士の接触事故もあり、年初から波乱含みのスタートとなった。

まずは被災され、お亡くなられた方々に謹んで深く哀悼の意を捧げます。

また、まだガレキの中で救出を待ち望んでおられる方々が多数おられることに本当に心が痛い思いです。

一刻も早く無事に、安全に救い出されることを願っています。

飛行機同士の衝突事故では、残念ながら5名犠牲者の方々が出たそうだが、本当に今回の地震がなければ

起こらなかった事を思えば、何と言っていいのか言葉が見つからなかった。

とにかく旅客機の乗客、乗員の全員が無事であったことは「奇跡」としか言いようがない。

いかに全員が落ち着いた行動ができていた証拠であり、素晴らしい対応だった。

改めて当たり前である日常が、実は当たり前でないことに気づかされた正月となった。

 

 


タクシー運転手さんとの会話

2023年12月17日 | 気まぐれ日記

 きょう自家用車の定期検査のために、予約の朝9時半入庫でディーラーに車を預けに行ってきた。

今日中に検査箇所のチェックと部品の交換を済ませてから、また車を引き取りにディーラーに行ってきた。

ディーラーから最寄り駅までの送迎タクシー代は。帰りも行きもディーラー側でサービスの一環として、

毎回負担してもらっている。

本当に素晴らしいサービスを続けてもらっていることに、感謝だ。

いつも通り、帰りはディーラー側から呼んでもらい。行きは最寄り駅のタクシー乗り場で乗車することになった。

帰りも行きのタクシー運転手さんは、ともにベテランの方で、とても会話上手で楽しい時間を過ごさせてもらえて

良かった。

初対面でこんなに短い時間で、いろいろな話題で大いに盛り上げてくれたことに有難く思えた。

特に最初の帰りにお世話になった運転手さんは、相当な車好きの方みたいで、個人でいろいろなメーカーの車を乗り換えてきた

話を聞かせてもらい、とても面白かった。

本当に、ここ地元堺のタクシー運転手さんのお客さんを喜ばせるサービス精神に、参りました。


「幸せ」を感じる時とは…

2023年10月08日 | 気まぐれ日記

ひとりひとり違う目と口をもち

ひとりひとり同じ青空を見上げる

ひとりひとり違う顔と名前をもち

ひとりひとりよく似たため息をつく

ひとりひとり違う小さな物語を生きて

ひとりひとり大きな物語に吞みこまれる

ひとりひとりひとりぼっちで考えている

ひとりひとりひとりでいたくないと

ひとりひとり簡単にふたりにならない

ひとりひとりだから手がつなげる

ひとりひとりたがいに出会うとき

ひとりひとりそれぞれの自分を見つける

ひとりひとりひとり始まる明日は

ひとりひとり違う昨日から生まれる

ひとりひとり違う夢の話をして

ひとりひとりいっしょに笑う

ひとりひとりどんなに違っていても

ひとりひとりふるさとは同じこの地球

 「谷川俊太郎詩集 すき」より

 

 

 


「雑草という草はない」by牧野富太郎博士のお言葉より

2023年08月16日 | 気まぐれ日記

先日、お盆休みを利用してお墓と家の庭の草刈りを息子と一緒に行った。

当日は晴天で、猛暑の中、お互いに汗まみれになってやれた事が、とても

よい経験になった。

そんな折、NHK朝の連続テレビドラマ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった

牧野富太郎博士のこの言葉が、ふと頭の中によぎった。

今回の庭での草刈りでは、特に大きく勢力を拡大させていたのは「セイダカアワダチソウ」だった。

ここ最近では衰退していると聞いていた品種が、何故か家の庭で大きく成長していたのだ。

セイダカアワダチソウは、根から毒性のある物資を分泌することで、ライバルとなる周りの植物を駆逐してしまう

らしい。ところが、この毒によって自らも攻撃対象になってしまうこともあって、生き延びていくことが困難になってしまった。

また、天敵の害虫もいるらしい。

そんな彼らが、うちの庭で増え続けていたことに驚きを隠せない。

とてもしたたかな植物のようにも思えるのだ。

とにかく、今回の草刈りでは根が結構張っていたので、かなり苦労させられた。

博士のお言葉どうり、そこにその植物が生えているということは、それなりの理由があるという事を

痛感させらてた一日だった。

 

 

 

 

 


「生誕100年 山下清展 ー 百年目の大回想」を鑑賞してきました。

2023年06月05日 | 当院へ始めて御来院される患者さまへ

 昨日、滋賀・佐川美術館で開催している山下清画伯の展覧会に長男を誘って

行ってきた。

晴天にも恵まれて、ちょうどいい自宅からのドライブともなった。

とにかく、会場のギャラリーに多くの人々が詰めかけて、特に若い男女の人達が

熱心に作品を鑑賞していることに驚かされてしまった。

今回彼の幼少期から晩年の作品を鑑賞させてもらって、思い出したのが

心理学者のアドラーが唱えていたある言葉だった。

彼は「大切なのは何が与えられているかでなく、与えられているものをどう使うかだ」

と言っていた。

つまり、「何が与えれているか」ばかりに注目し、自分の能力に限界があると考えていまう人達

(自分も含めて)が多いように思える。

しかし、彼の作品からは大きなエネルギーが満ちあふれて、多くの人々を引き寄せる

オーラが漂っているように感じた。

この展覧会では画伯の生き方そのものが、彼のどの作品にも表現されていてとても興味深く

見させてもらえた。

久しぶりに清々しい気分にさせてもらった、よい展覧会だった。

 


バッテリー交換

2023年04月13日 | 気まぐれ日記

 今日の昼頃、いつも愛用している腕時計の秒針が、突然不自然な動きを始めた。

これはそろそろバッテリーが限界まできているに違いないと思い、以前お世話になった

近所の大型スーパー内にある貴金属宝飾店に車で訪ねてみた。

突然の来店だったが、店員さんからの説明では40分くらいで交換出来き、費用は2000円とのことだった。

時間があったので、スーパーの食料品売り場で買い物を済ませて丁度タイミングよくお店に戻ってくると

交換が完了していた。

店員さんに予め自分の名前と連絡先の電話番号を記入していた控えの用紙を渡すと、腕時計がちゃんと正常に動いている

状態で戻ってくれてうれしかった。

そこのお店の記録によると、丁度2年程前にも同じ交換をしていたことを教えてもらった。

そう言えばあの時は今は亡き母と一緒にそのお店を訪ねたことを、昨日のような気分で思い起こされた。

あれから2年経ったとは思えない程、今となっては色々な出来事が次から次へと過ぎ去っていったことが不思議に思える。

衝撃的な出来事だけでなく、日常のごくありふれた出来事でも人の記憶に残ることがあるこを

まざまざと見せつけられてた気がした。

 

勇気とは不安がない事ではありません。

不安でも先に進むのが勇気です。

 

 

 

 


慢心

2023年03月23日 | 気まぐれ日記

  おめでとうございます!! WBCのテレビ中継を観戦して、久しぶりに感動した。

どの試合も日本のチームが、いい雰囲気で戦っていたのがよく伝わってきた。

もちろん、大谷選手の活躍は素晴らしかったけど、野球はチームプレイなので

全員の力で優勝したところが、良かった。

決勝戦の相手は前回のチャンピオンであり、地元開催国のアメリカ、しかも

メンバーは憧れのスーパースター選手たちばかりだったので、なおさらのことに

盛り上がって、多くの人達の関心を集めたのだと思う。

日本の勝因は、いろいろあると思うけど、やはりアメリカの選手はどこかに

自分達のほうが、日本のチームよりレベルが上で、「慢心」のところがあったのではないかと

思う。

「ジャイアント キリング」という諺があるけど、勝負事というのは戦ってみなければ、分からない。

この一戦は野球界の歴史に残る試合だったのではないかと確信している。

ただ、この次のWBCでは、アメリカは日本のチームを相当真剣に研究してくるはずだから

もし対戦が実現したら今回のような展開にならないともかぎらない。

いずれにしても、またよい試合が観れることを期待している。

日本のチーム、感動をありがとう。

 

 

 


恥ずかしいお話

2023年02月28日 | 気まぐれ日記

 誠にお恥ずかしい話であるが、今親戚の歯科医院で自分の歯の治療でお世話になっている。

昨年の秋に母が病死してから、仕事をしながら法事を行い、お墓の事、仏壇の手入れを業者さんに

お願いすることとなった。

やはり、ストレスと疲れが徐々に溜まっていたと思うが、忙しさに心が奪われて自身の健康が疎かに

なっていたのは確かだ。

このような仕事についていると、鎮痛剤で痛みを抑えてしまいがちで、なかなか通院に踏みきれなかった。

日頃から近所で親しくさせてもらっている親戚なので、安心して治療をしてもらっている幸せを感じている。

当たり前だと思われている「健康」の有難みを痛感させられてしまった。

   

 「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一歩が道となる、

  迷わずゆけよ、ゆけばわかる」 (一休宗純和尚)

 

 

 


初詣

2023年01月04日 | 気まぐれ日記

例年どうり今年も1月3日に、近所の神社に徒歩でお参りを済ませてきた。

本当に穏やかで、参拝するには絶好の気候であった。

とても清々しい気分でお参りをすることが出来て嬉しかった。

一昨年は弟が亡くなり、昨年は母が後を追うように亡くなって、寂しい正月を過ごさないといけないのか

と、気分が沈みがちだった。

けれども、ある方から自粛することが故人の冥福に決して繋がらない場合があることを教えていただき、

元日は息子夫婦たちや孫たちに囲まれて、楽しい時間を過ごさせてもらえて幸せだった。

昨年とお参りしていて感じたことに、今年は特に若い人達が多く見かけて、活気があって、おみくじに多くの

行列が出来ていたのに驚かされた。

本当に今年はどんな年になるのか、楽しみながら過ごしていきたい。

 


「一番生じやすいのは、180度の変化である」心の処方箋(河合隼雄著)より

2022年11月23日 | 気まぐれ日記

先日、時々拝聴させてもらっているあるyou tuberさんのお話の中で、紹介した本の中での

あるタイトルに共感してしまった。

本の内容としては、心理療法家としての河合先生が大勢の相談者の人達を診てこられた中での

率直な感想だったそうだ。

一例として大酒飲みの人が、ある日から、お酒をやめる。皆が感心していると、ある時逆転していまう。

あるいは自分の生き方と父親(あるいは母親)の生き方を比較してみると、びっくりするほど同じことをしているか、

正反対のことをしているかに気づく人が多いのではないか。

これを自分自身の経験から当てはまるところが多いところに感心させられてしまった。

私の父は本当に自動車が大好きで、物心つく前から家族でドライブにあちらこちらに連れていってもらった。

ただ、ドライブの後、どんな天候でも必ず父はその日の内に必ず洗車をしなけらば気が済まない性格だった。

子供の頃、その洗車の手伝いをさせられた。その辛い記憶があって車の免許は大学時代に取りはしたものの、

学生時代はほぼペーパードライバーだった。

周りの同級生やクラブの先輩たちの中には車好きの人達が結構いて、その会話の中に入れないことには

何も感じることはなかった。

転帰は突然やってきた。大学を卒業後、当時女の子をデートに誘ったりするのに、車が必需品だった。

今ではなかなか信じてもらえないと思えるのだが、父に無理を言って車を買ってもらった。

免許を取ってから約6年ほど全く運転をしていなかったのに、ディーラーのセールスマンの方から

突然試乗を勧めら、ハンドルを握ることとなった。

その時よく事故を起こさずに無事試乗が出来た事が、今でも鮮明に覚えている。

その後はその試乗車と同じ車種の車を購入してもらい、下手な車庫入れや高速道路での車線変更に戸惑いながらも

今日までずっと運転を続けているのが不思議なくらいだ。

父ほどではないが、やはり自分も車が好きなことに気づかされた次第だ。

これからも安全運転に気を付けて、ドライブを楽しんでいきたい。

 

 

 


初めての夏の高校野球甲子園の思い出

2022年08月13日 | 気まぐれ日記

 初めて甲子園夏の高校野球の観戦に連れてもらったのは、小学生の低学年だった。

父親と私と弟の3人で、当時無料の外野席で、自由に出入り出来た記憶がある。

とにかく、それまで野球はテレビでしか観戦したことがなかったので

球場の大きさとスタンドの応援合戦の迫力に圧倒された。

当時も今と同じく外野席は日陰がないので、とても暑かったので、甲子園名物かちわり(ビニール袋に

氷の欠片を詰めたもの)を買ってくれて、頭や首筋を冷やしてくれたことを覚えている。

また、当時球場の近くに甲子園パークがあり、プールで遊んだのもいい思い出だ。

生き帰りとも阪神電車を利用したので、帰りに阪神百貨店の地下の食料品売り場で

名物いか焼きを初めて食べたら、それがとても美味しかった記憶があるのだ。

お腹が空いていたせいもあるけど、あの味は感激した。

今では野球の観戦よりも、暑かったこととイカ焼きの味のことしか思い出せないけれども、

当時父親が自分たち兄弟をよく連れていってくれたものだなあと感心している。

孫たちも、もし野球の観戦に興味をもってくれたら、一緒に電車に乗って

後でイカ焼きを食べさせてあげたいなあと思う。

その日が来てくれる日を楽しみにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「モディリアーニ」ー愛と創作に捧げた35年ー展覧会に行ってきました。

2022年06月14日 | 気まぐれ日記

今年の2月に新しくオープンした大阪中之島美術館で開催されている

開館記念特別展の展覧会だった。

日本では14年ぶりとのことらしいのだが、ちょうどその時は

道路を挟んで隣にある国立国際美術館での開催だった。

当時もその展覧会に行っていて、良かった記憶があるのだが

今回の展示の仕方のほうが、とても分かりやすく、親しみが持てた。

35歳の若さでなくなった夭折の天才画家というイメージをもっていたのだが、

実際の彼の作品からは想像が出来ないような私生活や創作活動だったらしい。

そこが分かって、とても面白かった。

親友だった藤田嗣治氏の記録によると、相当な酒好きで、創作時にも飲みながら

モデルと大声で談笑しながら描いていたらしい。

時にはモデルの人物との大喧嘩もあったとか。

にもかかわらず、どの肖像画も穏やかな表情で描かれており、彼の作品には

どこか静寂な空気感が漂っているようにも思えるのが不思議だ。

作品ごとに、それぞれ暖かい眼差しをこちらにむけてくれて、心が癒された印象を受けたのが

良かった。

彼が活躍していた同年代の有名な画家たちの貴重な作品も同時に鑑賞できて、とても興味深かった。

また、いつかこの作品との出会いがあればと思えた、素敵な一日でした。

 

 

 

 


最近感銘を受けた言葉「山川異域 風月同天」

2022年05月08日 | 気まぐれ日記

 世界中にコロナ禍が大流行する以前に、日本から中国の武漢に向けて送られた

援助物資の包装紙にこの言葉が記されていたらしい。

当時は大手メディアであまり大きくニュースとして、取り上げていなかったようだ。

本来は中国の古典からの引用らしいのだが、意味としては、生まれた場所は違っていても

月や風は同じ天で繋がっているということだ。

今毎日のニュースの中に、ウクライナ情勢が伝わってくるけれど、この地球上で暮らしている

全ての人類がこの言葉の本当の意味をきちん理解してくれたならば、早くこの紛争を終わらせる

一助になってくれることを切に祈って止まない。


患者様への大切なお知らせ

2022年03月22日 | お知らせ

1.明日(3月23日)より、医院の外壁改修工事が始まります。

  工期の終了は、来月(4月)の中旬ごろを予定しております。

  診察は通常通り行いますので、よろしくお願いいたします。

2.諸般の事情により、平日(月曜から金曜まで木曜休診)の診療時間の変更を行っております。

  最終の診察時間が、午後8時(20時)から午後6時(18時)に

  なっております。

  ご不便おかけし誠に申し訳ございませんが、ご理解の程

  よろしくお願いいたします。