宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

お母さん、お子さんがポカンと口を開けていることが多いですか?

2011年03月27日 | 歯のお話
 お子さんがテレビを見ていたり、ゲームをして夢中になっている時、口を開けていることに気付いておらるお母さんは大勢いらっしゃると思います。なにげない会話の途中でも
しっかりと口を閉じて、話を聞くことの出来るお子さんはお顔の正しい成長が期待できます。なぜならばお顔の前方への成長の元になるのは舌が大きな影響を与えるからです。
舌は前歯に対して500gの力を加えることができると言われています。
身体の他の筋肉と比べても強力です。
この力は正しい顎の成長発育に欠かせないのですが、お口をポカンと開けている時間の
長いお子さんの場合、歯を乱れた方向に押し出してしまうばかりでなく、成長の方向も
変えてしまうおそれがあります。
ここでご紹介しておきたい重要な数字があります。
前歯を動かすのに必要な力はどれくらいでしょうか?
 1.7gです
 
下唇はどのくらいの力を与えるでしょうか?
 100-300gです
歯は舌の押し出す力とその力を抑える下唇の力との間でバランスのよいところに落ち着く
のです。もうお分かりだと思いますが、お口をポカンと開けていることがこのバランスを
悪くしてしまうことに繋がり、歯や歯並びだけでなくお子さんのお顔の成長にも影響が
出てしまうことに…
鼻を通して呼吸することの大切さをご理解いただければ嬉しいです。

オススメの一冊「働く君に贈る25の言葉」(佐々木 常夫著)

2011年03月21日 | 気まぐれ日記
 以前からいろいろなテレビなどで紹介されて、興味を持っていた著者の
本だった。 タイトルから想像して、就職難の今、若い世代に向けて書かれた内容の本だろうと思いきや、意外にも自分自身にも大変共感できる所がいたるところに散りばめられていた。
著者の言葉ひとつ、ひとつに「熱いメッセージ」が込められていた。
特に『それでもなお』というところの話は、自分がこれまで読んできた本の中でも、目からうろこが落ちるような衝撃を受けてしまった。
人はつい自分なりに精一杯努力をしたなら、その見返りを周りに期待してしまう
のが普通だと思っていた。ところが、その考えを真っ向から否定されてしまった。「それでもなお」は、自分を成長させてくる、自分を磨いてくれる
言葉であるという謙虚さから、著者の優しい人柄を伺い知ることができた。
毎日人と接しながら「仕事」を行なううえで、大切なことを改めて考えさせられた次第だ。
どんな職種についていても、人と人とのつながり、共同作業が必ず存在しているはずだ。お互いが信頼し合って、安全に安心して働いていくためには一人一人が
大切にしなければならないことをいろいろ教えてくれる、素晴らしい一冊だと思う。
久しぶりによい本に出会えて感謝している。愛読書がひとつ増えたことを
喜びたい。






悪夢

2011年03月14日 | 気まぐれ日記
 阪神・淡路大震災の後、日本各地でいろいろな規模の地震が起こったが、
今回の関東・東北地震の規模は比べることの出来ないほどの超巨大地震らしい。
沿岸地域の地震と津波の甚大な被害状況をテレビなどの報道で見させてもらえる
かぎりにおいて、自然の猛威に対して人間の出来ることの限界を感じた。
しかし、それでもなお、なんとかこの過酷な状況の中で必死になって救援活動
を行なっておられる方々に対して、頭の下がる思いで一杯だ。
一刻でも早く被災された方々が一人でも多く救済されるように心より祈りたい。
 今住んでいる地域も海岸沿いに面しており、今回の大地震と津波の被害は
十分この場所にも起こりうる可能性があると思っている。
被災した時、家族間で安否情報の確認が取れなかった場合の準備をどのように
していったらよいのか、いろいろ考えさせられた次第だ。
起こりうる全ての事態に備えることは不可能だが、起きてしまった後でその被害
を最小限に抑えることを日頃から考えておかないといけないのだと…
当たり前のように毎日生活していることが、実は当たり前ではないと思う。
つい自分勝手に行動しているように思われるが、実はいろいろな人と人との
絆のおかげで出来ていることが殆どだ。
助け合う大切さを思い起こさせてくれる教訓としたい。