宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

歯並びが悪くならないためには?

2009年06月28日 | 歯のお話
 患者様は歯並びが悪いのでは?と、歯がきれいに並んでいない状態を見て来院されます。しかし、どうして歯がきれいに並ばないような顎の形にしか発育しなかったのか、その原因をいっしょに考えていくのが私たちホームドクターの重要な役割の一つです。つまり、顎の重要な発育期間における環境と機能に問題のある場合が多いのです。成長期において、歯並びやかみ合わせに問題があると、咬む力が弱くなり、その
刺激が顎の正常な成長や発育を促してくれません。その結果、鼻づまりを起こす狭い
鼻の空間になります。また、かみ合わせのずれはお顔の非対称化につながり、首、
体の傾斜をひきおこす場合もあります。かみ合わせをチェックして、正しい顎やお顔の成長を助ける歯科治療が必要なのです。環境、機能と形態とがお互いに密接な関係を保ち続けることがとても重要になってきます。ですからまず咀嚼訓練と矯正治療を併用することによって、機能が正しく働き、正しい力が顎に伝われば、歯並びも良くなるだけでなく、その状態を維持、安定させることができます。
適正な顎の大きさになれば、かみ合わせのバランスも良くなり、患者さんのお顔も
改善されます。
しかし、矯正治療はある一定の費用と時間のかかる治療です。しかも「根気」と
「忍耐力」が必要になってきます。ですがこれらの事柄も、目標があって、それに
向って一歩づつ歩んでいけば、貴重な体験となります。結果も大切ですが、その
過程のほうが、患者様の将来の『大きな幸せ』につながっていくと信じています。
そのことは、歯科医療を通じていっしょに喜びを感じていけたら、嬉しく思います。

どんな状況からでも、未来だけは希望に変えられる。
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今年も「父の日」がやってきて

2009年06月21日 | 気まぐれ日記
 今日が「父の日」だからという特別な理由でもなかったのだが、近所にある墓参り
に行ってきた。約一か月ほど行けなかったのだが、その間に随分とお墓の周りに雑草が生い茂っていた。
今回の墓参りには、特別な想いがあった。それは診療所の駐車場の改修工事が無事完了したことを報告することができたこと。そのことがなにより嬉しかった。
実は11年前、今の診療所を新築する際に駐車場の改修工事も同時に行う予定だったのだ。しかし、当時診療所の工事費プラス改修費のめどが立たず、またご近所の方からの反対もあり断念せざるをえなかった。後で分かったことだが、建物自体大正時代に建築されたらしく、内部の土壁はところどころで崩れ落ちていた。よくここまで
地震などの災害に持ちこたえてくれたものだと驚いていると同時に祖父や父そして
叔父や叔母にとって思い出深い場所でもあったので、今では複雑な気分だ。
実際、駐車場2階部分が傾いており、お隣のお家の壁面にあとわずかで接触しそうな位置にあった。本当に危険な状態であったのにかかわらず、幸いにも今まで
奇跡的に倒れずに踏みとどまってくれた。
解体費用と改修費にそれなりのコストがかかったが、ご近所の方に安心して暮らしていただけるものとなれば、必要な工事だったと思っている。
今日このような話を雑草を抜きながら父にできて幸せな気分になれた。
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「ホワイトニング」や「矯正」を始めようかどうか迷っている方へ

2009年06月18日 | 歯のお話
 当初「ホワイトニング」や「矯正治療」を始めてみようと思われた動機は、患者様
お1人づつ違いがあって当然であると考えていました。ところが実際には意外なことに、ある共通点があることに気づいたのです。それはすべての患者様が深く意識していない事柄ですが、「美しくなることで、幸せになれる」と信じていらっしゃる点であると思います。今まで「ホワイトニング」や「矯正治療」を受けてよかったと感じられた方々の体験談から始められる方もいらっしゃいますが、実際にはその方が
美しくなることで、幸せを呼び込んでいる姿を目の当たりにされていらっしゃるのでは…そして、その美しさをさらに増しつづけていることが、昨日より素敵な自分を
創り出しているように思えるのです。
 少しでも多くの方に、この『幸せ』を感じ取ってもらえればと願いたいです。
あなた自身のステキな『笑顔』を手にいれてほしいのです。
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駐車場改装工事完了のお知らせ(至急のお知らせ)

2009年06月10日 | 気まぐれ日記
 当院へお車でお越しの患者様には、長い間ご不便をおかけしました。工事の方も無事完了しましたので、報告させていただきます。
これからも宜しくお願いします。
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学校歯科検診の結果『歯肉炎』と言われてしまったら…

2009年06月08日 | 歯のお話
 毎年この時期をむかえると、学校検診の用紙を持って当院に来院される子供さんと親御さんがいらっしゃいます。
最近の歯周病に関する調査によると、その兆候がある方は約70%で、特徴的なのが
中・高校生頃から歯肉炎の罹患率が上がってきているとのことです。将来、歯周炎に
移っていく可能性が高くなるのです。この歯肉炎の低年齢化は日頃よく実感させられます。これはむし歯になりやすくなることと密接な関係にあります。
実は、小学生ごろまでは家庭でお子さんがむし歯にならないように親御さんから管理
されていたのです。ところが、中学生になり家庭の目が届かないようになると
スナック菓子やドリンクを自ら摂るようになります。その結果が歯肉炎の増加に現われていると思われます。また、体の二次性徴に伴い、反抗期の時期と重なるために
親子間でのコミュニケーションが難しくなるケースもあります。
ですから、歯医者さんのところで歯周病のコントロールの意味をしっかり伝えてもらって、必ずホームケアができるように習慣づけることができれば、『歯肉炎』も
克服できるのです。重症な一部のケースの方(100人中10~20人)をのぞいて、
残りの方々(100人中80~90人)は、定期的に歯医者さんのところでチェックを受けて、お手入れをすれば改善していきます。
「歯周病は自分で治せる病気」であることを、ご理解いただきたいのです。
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ご存じですか?歯医者さんでの「トリートメントケア」

2009年06月04日 | 歯のお話
 髪の毛もシャンプーしただけではパサパサになるように、歯もクリーニングをした
後は少々デリケートになっていることも。そんな時、以前でしたらフッ素をつけて表面のエナメル質」を強化することが多かったのですが、最近『トリートメントケア』といわれる仕上げのケアも登場しました。これは歯と同じハイドロキシアパタイトを
主成分とするもので、歯を保護するだけでなく、いわゆるバイオフイルムとよばれる
歯垢(プラーク)や、歯石を取り除く働きもあるといわれています。
 トリートメントケアでは、ハイドロキシアパタイトの細かい粒子が、歯の表面についた目に見えないミクロの傷を埋めて補修してくれるために、歯垢がつきにくく、
着色もしにくいため、むし歯予防に役立ちます。しかも、なめらかにコーティングされた歯の表面はつるつるとして、ワンランクアップの透明感と輝き…
定期的に続けることでその効果がキープされます。
 ヘアサロンで受けるトリートメントのように、歯をすこやかにしてくれます。
チャンスがあれば、利用してみてはいかがでしょうか?
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