宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

なぜ歯並びに問題のある子供たちが、増えているのでしょうか?

2014年08月28日 | 歯のお話
 お子さんの歯並びについて、ご相談をさせていただいた時、よくこちらから親御さんにご質問させていただいている事柄があります。
 1.3歳半の歯科検診を受けておられた頃に、上下の前歯の歯と歯の間に隙間がありましたか?
 2.食事の際、消化の良い食べ物、簡単にできる食べ物を食べさせることが多く、栄養バランスは良いと思いますが、歯ごたえのある
   食べ物を取る機会が少なかったりしませんでしたか?
 3.鼻づまりやアレルギーなどの為に、きちんとお口を閉じて呼吸が出来なかったりすることがありませんでしたか?
 4.頬杖をしてたり、勉強机の上でうっかり居眠りをしてしまい、そのまま腕枕をして寝込んでしまっていたこと、ありませんでしたか?

 最近の子供たちの歯並びを見てみると、虫歯の数は減っているにもかかわらず、永久歯の生えてくるためのスペースが足りず、前歯の
 生えかわりの年齢(6~7歳頃)から歯並びに問題があるケースが増えています。
 さらに正しいかみ合わせが出来ないために、食事に時間がかかってしまい、すぐに飲み込める食べ物を好み、お口の周りの筋肉の
 成長に大きな影響が出てきてしまいます。
 逆にきちんとしたかみ合わせが出来ているお子さんは、お顔全体が正しく成長して、視力もよいとの報告もあります。
 毎日行っている何気ない習慣を、小さな年齢から少し改めるだけで、大きな変化が将来もたらしてくれるのです。
 日常の癖や食生活をもう一度見直してみる切っ掛けになってもらえれば、嬉しく思います。