宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

やっと出会えた「貴婦人と一角獣」に、感動!!

2013年10月14日 | 気まぐれ日記
かねてから興味をそそられていたタピストリーに出会えて、とても気持ちの
よい一日だった。大阪での初公開もあとわずかだったので、またとないこの
チャンスに出かけることが出来て、嬉しかった。
この作品との最初の出会いは、30年以上前になる。当時クラッシック音楽に
興味があり、あるレコードジャケットにこの作品が使われていた。
当時は写真だったので、油絵なのかタペストリーなのか区別がつかなかったのだが、その淡い色彩の中に中世のヨーロッパ王侯貴族の気品あふれるテーマに
心惹かれるものがあった。
1500年ごろの作品としては、当時空想でしか描けなかった生き物が見事な
描写でいきいきと表現されているのには、驚かされた。
実際に実物を鑑賞してみると、そのスケールの大きさから新たな発見が見出され
てくる感じがするのだ。
当時は宗教色の濃い題材や王侯貴族の権威を表現する絵画やタペストリーが多いと
思われるのに、この作品からはそのような匂いを感じることがないのも
魅力の一つかもしれない。5枚のタペストリーが人間の五感を表現しており、
もう一枚の、かの有名なタペストリーのタイトル「私の唯一の望みとは…」となっており、ミステリアスな雰囲気を上手く醸し出していると思う。
いずれにしても、30数年越しに本物の作品に出会えて、人と同じで「出会い」
とは不思議な縁だなと感じた。


   


「余暇」の本当の意味って、なんだろう?

2013年10月03日 | 気まぐれ日記
 ちまたで、「ワーク ライフ バランス」という言葉をよく耳にするように
なった。仕事に対して家事や育児、趣味などに費やす時間をいかにバランスよく保ち続けていけるかどうか、ということが問われているのだと思う。
ところが、実際には『ライフ ワーク バランス』が、本当の姿ではないかと
いう問いかけをされておられる方がいらっしゃるのだ。
その訳はこのような理由から、述べられいる。
1年間は時間に換算すると、約8760時間になる。日本人の平均の労働時間
が、年間約2200時間から2300時間(残業時間を含む)前後に当たるらしい。
そうすると、ざっくりとした計算になるのだが、仕事をしている時間が全体の
約2割、それ以外の食事や睡眠などの時間に8割を費やしていることになる。
人が生きていくうえで、「ワーク」が「ライフ」より優先されていることに
疑問を感じてしまうのも、無理はない。
家族や友人など、仕事以外で大切な人と過ごす時間がどれだけ意味のあること
なのか、逆に気付かされしまう。
「余暇」は、どちからというと「仕事」の対極の意味合いで用いられてしまい
がちだけれど、本来の人間の自然な姿の一部ではないかなと思えるようになってきた。
「余暇」は、いつも「ライフ」ではないけど、ライフが充実していると、穏やかな気持ちになって、「ワーク」によい影響が出てくることがある。

明日からは、「ライフ ワーク バランス」で行きたいものだ。