宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

自己肯定感

2012年04月30日 | 気まぐれ日記
 少し前の話になるが、今年の新成人に、『お父さん、お母さんに誉められた
言葉で、印象に残っている言葉はありますか?』というアンケートがあったそうだ。その中で一番多かった答えは『無いです。特に、無い』だった。
つまり、褒められた記憶がないということだ。
これから伺えるのは、”自分が出来る”とか”やれば出来るんだ”というような
自己肯定感が低いことが見えてくる。
別の調査でも、日本、アメリカ、中国、韓国の4カ国で、高校生にアンケートをとった中で、日本の高校生が、一番自己肯定感が低かったそうだ。
幼い時からの記憶の中で、自分がやり遂げたことでの達成感を、味わったことが
あれば、『あの時の苦しく、辛かった経験に比べれば、目の前の壁は乗り越えられそうだ。』というポジティブな気持ちになれるはずだ。
本当に残念なのは、自分にその問題を解決出来る能力があるのに、その力を
十分に出し切れてないという点だ。
これは親御さんが『これをしちゃダメだ』とか『これをしなさい』、『あれ
しなさい』というように子どもをコントロールしたいから、逆に子どもは
親が『こうしなさい』と言ってくれないと、何をしていいのか分からなくなって
しまう。
どんな努力をも惜しまず、一生懸命やったとしても、いつもよい結果に繋がる
とは限らない。だが、その時に行なった経験は今後の生き方において大きな
プラスになると思う。
『焦らず、あきらめず、休まず』一歩ずつ前に進んで行ってほしい。
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京都美術館めぐり

2012年04月26日 | 気まぐれ日記
 天気予報では雨空の中、以前から興味を持っていた美術館を車で訪ねてみる
ことにした。
幸いにも、朝から曇り空だったので雨にも濡れずに行けたのがよかった。
訪れたのは『井村美術館』『京都ギリシャローマ美術館』そして『河井寛次郎
記念館』」の順番であった。
今まで3か所も回ってみた経験がなかったので、始めてということもあり
ナビだよりの訪問だったのでちょっとしたハプニングもあった。
一番見つけるのに苦労したのが、2番目に訪れた『京都ギリシャローマ美術館』
だった。なにしろ高級住宅街の中にあり、一方通行の道路事情に阻まれ、
目的場所を見つけるのにかなり時間がかかってしまった。おまけに入口の
正門に木々がうっそうと生い茂り、建物の外観を覆い隠してしまっていたからだった。
こんな経験をしたせいか、この美術館が今日一番印象に残ってしまった。
やっとのことで、正面玄関にたどり着いたら扉が閉まっていた。インターフォン
で係りの方を呼んで、中から鍵を開けてもらい入れてもらった。
4階建てのモダンな建築物の中には、館主の方が40年に渡り収集された
素晴らしいコレクションが展示されていた。
他に訪問客がいなかったせいで、貸切状態であった。とても贅沢で、豊かな
時間を過ごさせてもらえてことが、嬉しかった。
今は経済問題で何かと世界を騒がせているギリシャだが、かつては今の
ヨーロッパ文明のルーツとして栄えた国だ。学生時代ヨーロッパの国々の
人たちとの文通を通じて、彼らがどれほど古代ギリシャの文明に興味を持って
いるかを知ることができた。それまで一人の日本人として、ほとんど知らなかった世界に触れさせてもらえることによって、「人が美しいと思える
感動」は、世界共通なんだなと思えた。
美術館を出る際に、受付を行なっていた係の方から美術館オリジナル手作り
クッキーをいただき、アットホームな雰囲気が伝わって癒されたひと時だった。機会があれば、また訪れてみたいと思った。
今度は、道に迷わずに行けそうな気がした。




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受付・待合室の掲示物

2012年04月21日 | 歯科衛生士、歯科助手・受付募集について
この度、新たにスタッフを募集させていただくことになりました。
衛生士学校に通われていらっしゃる学生さんや結婚・出産・育児で
現役をリタイヤーされた衛生士の資格をお持ちの方にも応募していただければ、
嬉しく思います。
当院では、患者さん特に子ども達とのコミュニケーションを深めるために、
院内掲示物を大切に考えています。
『どうすれば、子ども達に喜んでもらえるような歯医者さんになれるか?』
スタッフの中で様々なアイデアを出しながら、取り組んできました。
12月には、クリスマスパーティを楽しくおこなっています。
私たちスタッフと一緒になって、働いてみませんか?
自分自身が成長する、よいチャンスになれる職場を目指しています。

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重圧感じる上司の言葉→言っている意味わかる?

2012年04月12日 | 気まぐれ日記
 4月になり、スタートラインに立った新入社員への研修がいたるところで行なわれている。つい最近歯科とも繋がりの深い日用品メーカーのライオンが、「新入社員時代にプレッシャーを感じた上司の言葉は何?」という質問に対する20代社会人の答えをまとめた調査結果を発表した。
一番多かったのが、「言っている意味わかる?」だったそうだ。
以下「そんなこともわからないのか」「期待しているよ」「あれ、どうなっている?」「面白い話して」「もういいよ、他の人に頼むから」などが続くそうだ。
部下を励ますつもりで話かけた「ことば」が、逆に大きな負担になっていることがうかがえてしまう。
日頃の職場で話しかけていた言葉が、このように捉えられていたのは意外だった。
自分自身の体験からも、勤務医時代院長からよく似た言葉をかけられた記憶が
ある。言われた時は、まさにその状況の中で的を得た指摘だったので何も
言えなくて、落ち込んでしまうこともあった。しかし、後になって自分が
院長という責任者の立場になると、あの時院長に注意されたことが役にたって
いることに気付かされる。
今現場の最前線で一生懸命働いている新入社員にエールの言葉を送らせてもらえるならば、今の体験が将来役に立つ日が必ずやってくるので、
自分自身への戒めの言葉として活かしてほしいものだ。
成長していく姿を、誰かがちゃんと見てくれていると信じて、一歩ずつ前へ
進んで行ってほしい。
 
「過ち」が「去る」と書いて、「過去」。
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車窓

2012年04月01日 | 気まぐれ日記
 今日の午前、大阪歯科医師会館で開催された講習会に参加してきた。
自宅からは最寄りの浜寺公園駅(南海本線)からJR大阪環状線(新今宮駅経由)で桃谷駅を降りて、徒歩約5分くらいの場所にある。
大阪市内(難波終点駅)には、いろいろな用事で出て行く機会も多いのだが、
環状線は滅多に乗ることがない。そこで講習会が昼までだったので、桃谷駅から
大阪駅まで久しぶりに環状線に乗ってみることにした。
たしか2年前の同じ講習会に参加した後にも、今回と同じ行動を取っていた記憶がある。
今年は去年と比べて寒かったせいか、車窓からぼんやりと眺めた景色にも冬の
名残を感じとれた。大阪城公園駅や桜ノ宮付近の桜並木もまだ1~2分咲き
程度ではないかと見て取れた。
前回の講習会時より各駅周辺の街並みや風景も、所どころに新しい建物が
みられたが、目立った変化らしいものは車窓からは見つけられなかった。
ただ今日は日曜日で春休みということもあって、どこの駅も若いカップルや
家族ずれの人たちで結構賑わっていた。
普段地下鉄を利用して、時間に追われながら市内を移動することが多いので、たまには今日のような「車窓」を、「心の窓」に取り込んでみることも
大切かなと思えた一日だった。




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