宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

没後90年 近代日本洋画の巨匠「黒田 清輝」展に行ってきました。

2014年06月12日 | 気まぐれ日記
 先日、京都の泉屋博古館で開催されている「ちょっとパリまで、ず~っとパリ
で」の日本人画家たちの逸品を集めた展覧会を鑑賞した後に、今日の催しの
案内のパンフレットを偶然目にした。
小学生の頃から、社会や美術の教科書で観たり、切手のデザインにも取り入れ
られて親しみを感じていた。「湖畔」や「智・感・情」の有名な作品は
もとより、あまり今まで知られていなかった作品までその数の多さと迫力には
圧倒されるものがあった。
あれほど知名度の高い人であるにもかかわらず、若い頃のフランス留学の当初の目的が法律を学ぶためであったのには驚かされた。画家を目指すためでなかった
のが興味をそそられた。しかし、よくあの時代に周りからも大きな反対もなく
自分の思いどうりに方向転換が出来たのも、おびただし数の卓越した画法を
習得した作品集を観て、理解ができた。
帰国後も、勢力的に日本人をモチーフにした油絵を発表していることからも、
彼が深い情熱を持ちながら、若い世代に伝えていきたかった芸術の世界を
ほんのすき間から鑑賞できたのが嬉しかった。
ほんのりとした豊かな気分を味あわせてくれて、貴重な体験となった。



「右利き」「左利き」どっちがいいの?

2014年06月05日 | 気まぐれ日記
 先日、3年前に起こった東北の大震災から奇跡的に残った小学校のピアノが、修理復元された。その記念行事がテレビで放映されていたのを、偶然家族で
見ていた。その中で、ある音楽の先生が黒板に向かって、チョークを左手で持って、字を書いていたシーンが映し出されていた。
子どもの頃から、字を書く時や箸を持つ時は必ず右手であることを教え込まれた
世代の人間から見ると、少し「違和感」を感じてしまった。
たまたま同じシーンを見ていた大学生の息子は、全く何も感じなかったそうだ。
彼が小学生の時から、左手で生徒の前で字を書く先生がいたらしい。
確かに、スポーツの世界や音楽の演奏など「左利き」で、素晴らしい活躍を
されている選手や演奏家がたくさんいることはよく知られている。
しかし、子どもの頃はやはり学校の先生から学んだことの影響力は、大きい。
この先生も、右で字を書くことが苦手だからでなく、生徒の前であえて左で
字を書くことの大切さを子ども達に示していきたかったかもしれない。
私事ではあるが、自分は「右利き」だ。今の仕事を行なっている時、左も上手く
使えたらどんなに便利かなと思うときがある。
なぜならいつも患者さん側からみると、右に座って治療を行なうことが多くなる。そのためにどうしても姿勢が左に傾きかげんになってしまう。
結局、「両手」が自由に使えればいいのだが…