宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

お子さんの矯正治療をどのように始めていいか悩んでいらっしゃる方へ(T4Kの紹介)

2009年11月19日 | 歯のお話
 親御さんからお子さんの矯正治療に関するご相談の中で、どのタイミングで始めるのがいいのか、期間、費用など多くのご質問を承ります。その中でもご相談をされた
先生の考え方の違いにより、装置の種類や方法の違いに戸惑われる方が大勢いらっしゃるように思います。その一つの解決策として、口腔機能トレーサー(T4K)をお話します。

特徴として
 1、対象年齢は6~12歳(オーストラリア)の混合歯列期です。
   ただし、日本人の場合8~13歳まで適用の範囲が若干変化します。
 2、不正咬合の原因は口呼吸、舌の突き出し、逆嚥下、などの機能障害が深く 
   かかわっているとの考えから誕生した装置です。
 3、そのメカニズムは前歯を移動するのにわずかな力(1.7g)しか必要が
   ないことを利用して、やわらかい素材(シリコンやポリウレタン)で
   できています。
 4、日中最低1時間と就寝中に使用することで、舌や下唇の異常なクセをなく
   して、呼吸を正しい方向に導いてくれます。
 5、上顎前突(出っ歯)や開口(かみ合わせても上下の歯が触れてないケース)
   などに効果が認められます。
 6、シンプルな構造でお手入れが簡単です。

 T4Kは、不正咬合をなくすことではなく、その程度を軽くして、お子さんの
お顔の成長発育を改善し、できるだけ抜歯の必要性を減らして、矯正治療を
安定化すること目的としています。
当院ではこのT4Kと床矯正治療のそれぞれの長所を取り入れながら、お子さんに
とって最適な治療方法を考えていきたいと思います。
  
 

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