ミツフィー☆友の会

          パン焼いてます

演劇鑑賞

2005-06-15 | ART
今日は母と「ラマンチャの男」を観に行きました。

劇場に到着すると平日というのもあっておばさま方で超満員。
松本幸四郎の人気を改めて実感しました。
ドンキホーテの生き様を真剣な内容で壮大に繰り広げるのかと思ったら
かなり笑いありのちょっとコミカルな感じで進んでいきました。
なんか設定もちょっと変わった形になってました。

途中ではお笑いコンビのレギュラーのネタをぱくってるところもあったりで
会場は笑いにつつまれてたりしました。
内容的にこれおもしろいのかな?ってちょっと不安になりつつも
いつのまにかだんだんと引き込まれていきました。

今回の芝居で私は松たかこに圧倒されてしまいました。
親の力で芸能界に入ってドラマにでてる人くらいにしか思ってなかった私。
ごめんなさい。
見る目が変わりました。
あばずれ女の役を体当たりで全力でエネルギッシュに演じていて
ものすごいパワーを感じました。
しかもそんな役柄なのになぜかとても気品にあふれてる。
これってやっぱりこの人の持ってるものなんだなぁと
とても魅力を感じました。

夢を追い続ける男とそんな男に心を奪われていくあばずれ女。
その男が死に掛けてるところで必死に歌うシーンはとにかく感動し
もう涙が止まりませんでした。

もう1000回以上も上演しているラマンチャの男。
観客に飽きられることなくここまで続けられるってすごいことですね。

演劇を見終わって外に出ると出光美術館で
「茶陶の源流」というのをやっていた。
私は一応お茶をやっているので(今はあんまりいけてないが)
詳しいことはわからないけど茶器には興味があるので
せっかくだから見に行きました。
古代からの器の歴史が見られなかなか趣き深い展示物でした。

そしてお茶して母とわかれました。
今日は一日おつきあいどうもありがとう。

それから私は一人日比谷を散策することにした。
以前日比谷で働いてたのでなんだかとても懐かしい。
ツインタワーがなくなってホテルになるってきいてたけど
もう建物は取り壊されててすごく見通しがよくなっていた。

私が通っていた三信ビルも今年の9月に取り壊されるらしい。
昭和初期に建てられたビルでアールデコ調の装飾が施され
とってもステキなビルなのです。
アンティークと言えば聞こえはいいけど
確かにもう古くて安全を考えたらやむを得ないのかもしれないですね。
しかし日本の貴重な建築物としても残してほしかったなぁ。
非常に残念です。

それからシャンテの地下にあるガーデンへ。
ここは輸入食材のお店。
とっても狭いスペースにいろんな国の調味料とか売ってて
見ててとっても楽しいの。
すごく狭い分無駄な物がなく全部見てて楽しいものばかりなんです。

それから阪急のHMVへ。
ここも毎日のように通ったなぁ、と行ってみると
あれれ、様子が変わってる。
1階入り口付近はキャトルセゾンと私の部屋だったのに
45rpmが入ってる。
前はこのビルのことをH2と呼んでいたけど
今じゃモザイク阪急と言うらしい。

3階に行くとキャトルセゾンと私の部屋がありました。
ここに移ったんですね。
これは上の階にも人の流れを作る作戦ですね。
そして私の大好きなシャンブルドニームも入っててびっくり!
しかも、私が昔大好きだったフリッパーズギターの1stアルバムが
かかってるではないですか!!!
もうこりゃ私歓迎されちゃってるよ。
ってめっちゃ都合のいい解釈な私。
ほかにもかわいい雑貨屋が入っててナチュラルテイストな
楽しいフロアになってました。

そして4階HMVにつくと、あれれ、狭い。。。
ワンフロア全部だったのに半分以下に縮小してるよ。
やだぁ、見にくい。どこに何があるかわかんないよー。
とりあえず前から買おうとしてた
レイハラカミの「lust」クラムボンの「てん、」をさくっと購入し(やっと買えた!)
モザイク阪急を後にしました。

いやいや、ちょっと来ないうちにいろいろ変わるものだなぁと
本当に私は浦島太郎状態になってました。
今日は演劇から始まって散々いろんなものを見てとっても満たされた
楽しい一日でした。