
10/31から、東京池袋にある美術の専門学校、創形美術学校に銅版画実習の指導に行っている。この学校は今から36年前に僕が卒業した母校である。7年前まで13年間銅版画の指導を行っていたが、学校側の諸事情によりいったん終了したのだが、昨年度末に改めてお話がありお引き受けした。こちらの年齢も上がってしまったので、長い付き合いになる専任のS氏に「僕のようなロートル投手でいいの?」と電話をして聞いたのだが「いいんです。今こそベテランの力をお借りしたいので」と答えが返ってきた。お互いプロ野球好きなので軽い冗談も含まれているのだが。
と、言う訳でひさびさのホームグランドで投げることになった?…いや母校で実習を担当することになった。この学校は版画科の歴史が古く、特に版画工房の設備が美術大学並に充実している。僕が今回担当するのは1年生の『銅版画・基礎』と名付けられた腐食銅版画(エッチング)の入門的な実習。版画が初めてという1年生に『自然物』というテーマで小さな銅板に向かってモノクロ1版の銅版画を制作してもらうというもの。1年生の版画実習はこの銅版画とシルクスクリーンの2版種からの選択になっている。この学校は現在、2年次から版画専攻意外に絵画造形専攻、グラフィックデザイン専攻などいくつかの専門コースに分かれている。つまり、まだ専攻が決まっていない1年生に版画を指導するというわけである。
7年ぶりに学校に行ってまず驚いたのは各学年に中国からの留学生の割合が多い事だった。7年前の時点では韓国と台湾の留学生が多かったのだが、状況が変わったようである。なので、学校中の至る所で中国語の会話が飛び交っていた。そして彼らは日本語もとても上手い。普通に会話ができる。留学生に尋ねると来日するとまず日本語学校に入学し、猛特訓を受けるのだそうだ。そして実技も集中力があり、とても真剣に取り組んでいる。
先週末、銅版へのニードルでの描画も進み、ほぼ全員が1回は試し刷りを終えた。今週からはいよいよ作品の完成に向けて集中力をさらに上げて行くところである。こちらも久々の広い版画工房でのインクや機械油の懐かく心地よい臭いに浸っている。さぁ、初々しい1年生がインクまみれになりながら、どんな力作を完成させるのか今から楽しみにしている。
と、言う訳でひさびさのホームグランドで投げることになった?…いや母校で実習を担当することになった。この学校は版画科の歴史が古く、特に版画工房の設備が美術大学並に充実している。僕が今回担当するのは1年生の『銅版画・基礎』と名付けられた腐食銅版画(エッチング)の入門的な実習。版画が初めてという1年生に『自然物』というテーマで小さな銅板に向かってモノクロ1版の銅版画を制作してもらうというもの。1年生の版画実習はこの銅版画とシルクスクリーンの2版種からの選択になっている。この学校は現在、2年次から版画専攻意外に絵画造形専攻、グラフィックデザイン専攻などいくつかの専門コースに分かれている。つまり、まだ専攻が決まっていない1年生に版画を指導するというわけである。
7年ぶりに学校に行ってまず驚いたのは各学年に中国からの留学生の割合が多い事だった。7年前の時点では韓国と台湾の留学生が多かったのだが、状況が変わったようである。なので、学校中の至る所で中国語の会話が飛び交っていた。そして彼らは日本語もとても上手い。普通に会話ができる。留学生に尋ねると来日するとまず日本語学校に入学し、猛特訓を受けるのだそうだ。そして実技も集中力があり、とても真剣に取り組んでいる。
先週末、銅版へのニードルでの描画も進み、ほぼ全員が1回は試し刷りを終えた。今週からはいよいよ作品の完成に向けて集中力をさらに上げて行くところである。こちらも久々の広い版画工房でのインクや機械油の懐かく心地よい臭いに浸っている。さぁ、初々しい1年生がインクまみれになりながら、どんな力作を完成させるのか今から楽しみにしている。







