「学士」乱立700種、
嘆く学生「即答できぬ」
読売新聞 7月31日(水)17時35分配信
大学卒業で授与される学位「学士」の名称が
過去約20年間で大幅に増え、
約700種類に上っていることがわかった。
省令で定めていた1991年までは25~29種類だったが、
その後20倍以上になっていた。
「キャリアデザイン」(法政大)や「観光交流文化学」(杏林大)など
ユニークな名称が多く、
大学が独自色を出すことで、
学生を集めようとしたためとみられる。
読売新聞の「大学の実力」調査で判明した。
調査は全国の大学740校を対象に6月に行い、
648校の回答を得た。
学士の名称は戦後、大学設置基準(省令)で定めてきたが、
基準緩和で91年以降、自由につけられるようになり、年々増加。
今回の調査回答では696種類が確認できた。
その大学にしか存在しない名称も426種類に上り、
約6割を占めた。
「環境情報学」(慶応大ほか)や「国際日本学」(明治大)など、
時代に合わせて情報や文化、福祉、
国際の言葉を使った名称が目立った。
伝統校でも今年度、「グローバル地域文化学」(同志社大)など
新しい学士名称を打ち出したところもあり、
学生集めに工夫を凝らす必要に迫られる大学の実情をうかがわせた。
ただ、「映像身体学」(立教大)や
「キャリア・マネジメント学」(近畿大)、
「国際共生教育」(福岡教育大)など
内容をイメージしにくいものも多い。
「就職の採用面接で学問内容を問われた学生が
『即答できなかった』と嘆いていた」(私大教授)
といった声も聞かれる。
最終更新:7月31日(水)17時35分読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130731-00000785-yom-soci
嘆く学生「即答できぬ」
読売新聞 7月31日(水)17時35分配信
大学卒業で授与される学位「学士」の名称が
過去約20年間で大幅に増え、
約700種類に上っていることがわかった。
省令で定めていた1991年までは25~29種類だったが、
その後20倍以上になっていた。
「キャリアデザイン」(法政大)や「観光交流文化学」(杏林大)など
ユニークな名称が多く、
大学が独自色を出すことで、
学生を集めようとしたためとみられる。
読売新聞の「大学の実力」調査で判明した。
調査は全国の大学740校を対象に6月に行い、
648校の回答を得た。
学士の名称は戦後、大学設置基準(省令)で定めてきたが、
基準緩和で91年以降、自由につけられるようになり、年々増加。
今回の調査回答では696種類が確認できた。
その大学にしか存在しない名称も426種類に上り、
約6割を占めた。
「環境情報学」(慶応大ほか)や「国際日本学」(明治大)など、
時代に合わせて情報や文化、福祉、
国際の言葉を使った名称が目立った。
伝統校でも今年度、「グローバル地域文化学」(同志社大)など
新しい学士名称を打ち出したところもあり、
学生集めに工夫を凝らす必要に迫られる大学の実情をうかがわせた。
ただ、「映像身体学」(立教大)や
「キャリア・マネジメント学」(近畿大)、
「国際共生教育」(福岡教育大)など
内容をイメージしにくいものも多い。
「就職の採用面接で学問内容を問われた学生が
『即答できなかった』と嘆いていた」(私大教授)
といった声も聞かれる。
最終更新:7月31日(水)17時35分読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130731-00000785-yom-soci