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セブン&アイHD会長が仕掛ける「オムニチャネル」

2013年12月31日 23時35分35秒 | 学習支援・研究
インタビュー:セブン&アイHD
会長が仕掛ける「オムニチャネル」

2013年 12月 19日 17:05 JS

12月19日、セブン&アイホールディングスの鈴木敏文・会長兼最高経営責任者は、
今を「第2の創業」と位置付けている。
写真は18日に行われたロイターのインタビューに答える鈴木会長
(2013年 ロイター/Yuya Shino)





[東京 19日 ロイター] -
セブン&アイホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)の
鈴木敏文・会長兼最高経営責任者(CEO)は、
今を「第2の創業」と位置付ける。
「第2の創業」においては、ネットで買い物をする消費者の増加を受け、
ネットとリアル店舗の融合、オムニチャネル化を推進することを最優先課題として掲げる。
「やり通すことが大事」という決意の下、
豊富なリアル店舗を武器に、これまでにない小売業を作り上げようとしている。

<他社商品の配送・受け取りも検討>

鈴木会長がかねてから必要性を説いていた「オムニチャネル」。
グループが一丸となったのは、
9月にグループ各社の社長をはじめとする幹部約50名が米国へ視察に行ってからだという。
「米国で見て、話を聞いて、こういうことが
可能なんだと分かり、みんなやる気になった」―――。

ネット販売にとって、最終消費者にどのように届けるかが大きな課題となる。
米国では、アマゾン(AMZN.O: 株価, 企業情報, レポート)が
セブンイレブンの店内に商品受け取りのためのBOXを置くという試みも始まっている。
コンビニ1万6、000店舗をはじめとする店舗網を持っていることが、
この課題解決のための大きな武器になる。
鈴木会長は「グループだけでなく、限られたところとはやる。
いくつか話をしている企業がある」と述べ、
他社分の配送や受け取りも検討していることを明らかにした。

現在、ローソン(2651.T: 株価, ニュース, レポート)は
アマゾンとローソンHMVエンタテイメント、
ファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)はアマゾンと楽天ブックス、
famima.comの商品を店舗で受け取ることができる。

主な配送拠点となるセブンイレブンの店舗については、
2014年2月期に1500店舗、15年2月期に1、600店舗と
過去最高水準の新規出店が続く。
5万店で飽和と言われるコンビニ市場だが、
「どんどん(環境が)変わっている」とし、あえて、
店舗数の限界などは考えず、変化への対応次第で決まるものとの認識だ。

オムニチャネル化の基盤づくりの一環として、
今月、ニッセンホールディングス(8248.T: 株価, ニュース, レポート)や
バーニーズジャパン(東京都渋谷区)、
天満屋ストア(9846.T: 株価, ニュース, レポート)への出資を相次いで発表。
「今でも、仲間に入りたいという話はたくさん来ている」としており、
今後もこうした動きは続きそうだ。

鈴木会長がスタートさせた「セブンイレブン」は
40年間進化を続け、日本人の生活に欠かせないものとなった。
国内では、11月末現在で1万5,992店舗を誇る。
販売当初は外で買うことが非常識だとされたおにぎりや、
通常価格の約2倍の高級食パンなど、
売れ行きを疑問視されるような商品を売り出し、
ヒットさせてきた。鈴木会長は、
セブンイレブンの進化の秘訣について
世の中が変化すれば、我々も変えていかなければいけない
変化するからチャンスがある」と話す。

2013年のヒット商品には、
1斤250円で消費者の心を掴んだ「金の食パン」がある。
モノが充足しているなかで、消費者は
より美味しいものを欲しているという変化に対応した商品だという。
「作る側が勝手に決めているが、
コンビニだから高いものを売ってはいけないとは誰も言っていない」。
従来の枠に捕らわれないことが大事と強調する。

以前の消費は、ゆっくりと売れて、
ピークが来て、ゆっくりと売れなくなる「富士山型」だった。
それが、急に売れて、しばらく売れて、
急に売れなくなる「茶筒型」となり、今は、
ぱっと売れて、すぐに次の商品が出る「ペンシル型」に変化しているという。
消費スタイルの変化と並行して、小売り企業に対するニーズも変化している。

多くの小売り企業の首脳が売り場である「現場」を強調するのに対し、
鈴木会長は「毎日の変化を感じるだけ。
現場に入ることはほとんどない」と話す。
次に何を考えているか、鈴木会長に聞いてみた。
「次にそういうことが出てくればやればよい。
じっと考える、そういう問題ではない」と述べ、
あくまで消費者の変化を感じ取るだけと繰り返す。

<消費増税で消費環境は厳しく>

2014年4月に実施される消費増税は
ビジネスを厳しくすると予想する。鈴木会長は
「日本はモノ余りなので、消費環境は相当厳しくなる。
モノが不足している時代なら、消費税が10%上がっても
どうということはない。モノが充足しており、
慌てて買う必要がないと言う心理的な要因が非常に大きい」と指摘した。

消費増税によって急流になる川を、逆に遡るようなもの―――。
こうした状況を踏まえ、2015年2月期の連結営業2ケタ増益は
「厳しいのではないか」と述べた。

一方、2014年2月期の連結営業利益は
前年比15%増の3、400億円を計画している。
「流通業界で初めて、営業利益で3000億円を超えてくる」とし、
順調に進んでいることを明らかにした。

その上で「日本は消費増税で独特の経済状況が出てくる。
どのような形で出てくるかは予見できないが、
ただ、安くすれば景気が動くかと言うと、
そうではない。新しいモノ、珍しいモノを提供することで
経済が活性化する」との見方を示し、
変化に対応することで、成長を続けると強調した。

(インタビューは18日に行いました)

(清水律子 浦中大我 編集:宮崎大)

セブン&アイ、オムニチャネル構築

2013年12月31日 13時04分24秒 | 学習支援・研究
オムニチャネル構築に5年間で
1、000億円程度投資=7&iHD社長

ロイター
12月25日(水)16時18分配信


[東京 25日 ロイター]
12月25日、セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は、
ネットとリアル店舗を融合する「オムニチャネル」が
経営の最重要課題としたうえで、今後5年かけて、
1、000億円程度の投資を行う考えを示した。
10月撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)

1、000億円の内訳については
「概算。ただ、1、000億円を投資するくらいの腹積もりでやななければ難しい、
覚悟の金額」と述べた。
14年2月までは、スタート段階として、
グループ内で理念を共有するという。

オムニチャネル構築に向けて、村田社長は
「過去の経験をいったん捨てて、
新しい時代を仮定し、消費者が
どのようなものを求めるか想像することが大事。
これまではモノを売ることを中心に考えていたが、
買った後の行動まで想像して手を差し伸べる時代になる」とし、
新たな消費の時代に入るとの認識を示した。

同社は25日、雑貨店「フランフラン」を運営するバルス(東京都渋谷区)との
資本・業務提携を発表した。
バルスが発行する第3者割当増資を引き受け
30%を保有するほか、バルスの親会社である
バルスインターナショナルの株式26.67%を
三菱商事<8058.T>から取得。
所有割合は間接保有を含めて48.67%となる。
取得時期は2014年1月で、取得価格は約50億円。

村田社長は「ファッション性は、我々の弱いところかもしれない。
デザインがバリューになる時代」とし、
バルスが持つデザイン力、商品開発力に大きな期待を寄せている。
今後、セブン&アイ傘下の百貨店やショッピングセンターへの出店や
商品の共同開発などを進める。
約1万6、000店ある「セブンイレブン」の店内に、
共同開発した雑貨のコーナーを作ることなども想定している。
また、バルスの商品の流通にセブン&アイの
ネットワークを活用するなどの協力も行う。

バルスは「フランフラン」を中心に国内で152店舗を展開。
海外には10店舗あるが、高島郁夫バルス社長は
「第一段階は国内の掘り起し。
ゆくゆくは海外でのシナジーも十分にあると思う」とした。

セブン&アイは、12月に入り、
通販のニッセンホールディングス<8248.T>、
バーニーズジャパンなどへの出資を発表。
村田社長は「我々のM&Aに対する考え方は、
戦略は共有・ブランドは独立」とし、
こうした考え方の下でオムニチャネル構築に参加できる企業はあるとし、
今後も、こうした提携などが広がる可能性を示唆した。

(清水律子)

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7&i、消費増税で15年2月期の連結営業2桁増は厳しい=会長
イトーヨーカ堂が天満屋ストア株20%を取得へ、岡山・広島を強化
7&iHD がバーニーズジャパンに出資、商品調達など強化へ
最終更新:12月25日(水)16時18分ロイター

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131225-00000071-reut-bus_all

宅配弁当の新境地を切り開く

2013年12月29日 11時04分46秒 | 学習支援・研究
【ニュービジネス】
埋もれていたニーズを発掘し宅配弁当の新境地を切り開く―
スターフェスティバル
gooニュース×戦略経営者
2013年12月21日(土)13:00



会議、来客、イベントなどの社内行事に、
仕出し弁当を活用する企業は少なくない。
その際、弁当の手配を担当する部署が頭を悩ますのは業者の選定だ。

まず、参加者の〝層〟にあわせて適切なメニューが求められる。
「社内会議用はコスト重視で」「接待用には失礼のない相応のお弁当を」といった具合だ。
さらにいつも同じものでは飽きられるから、
常に複数の業者をリストアップしておく必要もある。
弁当の手配は、細かな気遣いと周到な準備を要する、
意外と手間のかかる作業といえるだろう。

この「社内用弁当の手配に関する悩み」という
隠れたニーズを掘り起こしたことで急成長中のニュービジネスが、
スターフェスティバルが2012年5月に立ちあげた「ごちクル」だ。
ネットを通じて有名店の弁当・ケータリング料理を
法人・団体向けに提供するデリバリー総合モールで、現在、
5,000種以上の弁当を提供中。
月間の受注件数は20万食を超え、月商は
対前年比200-300%と驚異的な伸び率で推移している。

「ごちクル」がこれだけ多くの企業から支持を集めるのは、
ワンストップで多彩な飲食店・弁当業者のメニューを選べるからだ。
弁当のブランドは、赤坂璃宮や叙々苑游玄亭など
高級外食店をはじめ関東エリアだけで約120店。赤坂璃宮なら
おおぶりのエビをぜいたくに使った
チリソース煮が堪能できる「牡丹」(3,000円)、叙々苑游玄亭なら
牛カルビを特性たれで焼き上げた「和牛カルビ弁当」(3000円)などが注文できる。

もちろんこれら高級弁当だけでなく、500円未満からの「低価格弁当」、
1,000円前後の「一般弁当」、1500円以上の「高級弁当」と
複数のプライスラインが用意されている。それぞれ
「低価格弁当はイベントなどのスタッフ用」
「一般弁当は会議用」「高級弁当は接待用」といった使い分けが可能だ。

三方良しのビジネスモデル

スターフェスティバルがこれだけ多くの有名店の弁当をそろえられたのは、
卓越した独自のビジネスモデルを確立したからだ。
岸田祐介社長はそれを「三方良しのモデル」と表現する。
「ユーザーの企業や団体さま、弁当を提供する飲食店さま、
そして当社の三者がウインウインになるモデル」(岸田社長)という意味だ。

ユーザー企業のメリットは、前記の通り幅広い選択肢から
用途にあわせた最適な弁当を選べる点。では、
弁当を提供する飲食店側のメリットとは何か。

「デリバリーを行っていない飲食店さんはたくさんあります。
そこで当社は、飲食店さんがデリバリーという中食分野へ新規参入するための、
製造以外の機能をすべて提供しているのです」

飲食店に共通する課題は、営業時間外の非生産的なアイドルタイムと、
店舗キャパシティーによる売り上げ限界があること。
仮に10時から22時までの営業時間とすれば、それ以外の時間は
当然のことながら厨房設備が休止している。
また、飲食店の売り上げは席数×稼働率×回転数で算出されるから、
席数によって理論上、売り上げの上限が決定されてしまう。
この二つを同時に解消する手だてがデリバリー事業への参入なのだ。

「飲食店さまは店が閉まっている時間を活用して売り上げを拡大できますし、
事前に提供する食数が確定するので
食材ロスが発生せず利益率も向上する。
さらにはこれによって新たな雇用も生まれます」

デリバリー事業に必要な製造以外の機能とは、
「商品開発」「販売促進」「受注業務」「配達業務」の四つだ。
同社は、これらを一括して提供している。

まず商品開発では、弁当のメニューや価格などを飲食店と一緒に決めていく。
「冷めると味が変わったりするので、お店で出す料理をそのまま
お弁当にできるとは限りません。お弁当に適したメニューや
調理法などのノウハウをご提案します」と岸田社長はいう。

販売促進では、商品写真の撮影などから、
「ごちクル」内でのネット営業、さらには同社の営業マンによる
リアル営業までを提供。特に
接待用の弁当は品質が重視されるため、試食を希望する企業もある。 

受注業務は同社のスタッフが対応する。
迅速で丁寧な対応がその後のリピートを左右するためだ。
注文の締め切りは、配達日の2日前となっている。

配達は専門のパートナー企業が担当。
標準的な流れは、飲食店が朝から弁当を作り、
それをパートナー企業が9時から10時前後に引き取って
昼前に顧客企業へと配達する。

飲食店が負担する手数料は売り上げの一定割合を同社に支払う成功報酬型となっている。
初期費用をなくすことで、デリバリー事業への参入障壁を低くするためだ。

このように飲食店が製造だけに専念できる、
万全のバックアップ体制が敷かれている。

おいしいお弁当を世界に

さて気になるのは、スターフェスティバルの今後である。
岸田社長は、この独自のビジネスモデルの横展開を進めていくという。

「世の中にあるおいしいものを、より多くの方に
食べていただく機会を増やしたいと考えています。
国内であれば、北海道のレストランの料理を九州の方に食べていただく。
さらには日本中のレストランの料理を海外に、
逆に世界中のレストランの味を日本で食べられるようにもできます。
製造から販売、物流にいたるノウハウを当社は
持っているのですから、これは可能であると考えています」

すでに今期は約10億円を資金調達し、
全国47都道府県の顧客への配達体制を構築中だ。
2014年6月期の売上高は、前期実績の4倍弱の80億円を見込む。
世界への飛躍を念頭に、国内市場での足場固めを着々と進めている。

http://news.goo.ne.jp/article/senkei/bizskills/senkei-20131219-03.html?pageIndex=3

部下の育て方

2013年12月28日 10時41分11秒 | キャリア支援
「始めたこと」をほめる、「途中経過」をほめる”
9割のリーダーが苦手! 
「部下の正しいほめ方」

【第14回】 2013年12月20日
著者・コラム:浅井浩一
紹介バックナンバー2

人を育てるには「ほめることが大事」とよく言われます。
問題は「どこを、どうほめるのか」。
ここで多くのリーダーは悩んでいるわけです。
なぜ、そんな悩みが生じるのか。
それは、「結果」をほめようとしているからです。
しかし、これだけでは不十分です。
部下のほめ方を詳しく見ていきましょう。

「がんばっても成果が出ない」。
こんなときこそ、リーダーのフォローが必要

今日のテーマは、「部下のほめ方」です。
あなたはどのように部下をほめていますか?


業績の一覧表があって、トップの成績を収めた人をほめる。
じつにシンプルで、わかりやすい構図です。
あるいは、先月は目標達成度が50%だったのに、
今月は70%になった人をほめる。
これもよくあるケースでしょう。

しかし、それだけに囚われてしまってはいけません。
なぜ結果だけに終始してはいけないかというと、
「人は常に成長し、わかりやすい変化を示すわけではない」からです。

例えば、あなたが受験勉強をしていたときのことを
思い出して下さい。日々勉強し、相応の知識を蓄えれば、
それだけ試験でいい点がとれたでしょう。
しかし、受験勉強を続ける過程には「いくらがんばっても、
なかなか成績が上がらない」という時期があったはずです。
以前と変わらず努力しているのに結果が出ない。
言うなれば、成長の「踊り場状態」です。

厳密に言えば、この苦しい時期にも人は
成長しているのですが、目に見える形では出てきません。
他人にも、自分にも、その成長を実感することができないのです。
この一番つらい状況のときこそ、
上司やリーダーのフォローが必要です。

なかなか成果を上げられない部下に、
どんな言葉をかけますか?


私が営業所長をしていたころ、
なかなか成果を上げられない一人の部下がいました。
JTの新商品を扱ってもらえるように、
必死で販売店をまわっているのですが、
思うように成果が出ない。
その部下はそんな日々をけっこう長く過ごしていました。

そこで私が彼の営業データを確認してみたところ、
彼には営業によく行く販売店と、
まったく行っていない販売店があることに気づきました。

簡単に言えば、店主が優しいところへは行くけれど、
ちょっと厳しい店主のところへは行くことができない。
彼はそんなタイプだったのです。

その際、「苦手な相手のところへも行けよ」
「それが仕事だろ」と厳しく言うのは簡単ですが、
そんな言い方をしても萎縮するだけの話。といって、
「苦手な相手のところへも行かないと、業績につながらないぞ」と
正論を述べても意味がありません。
そんなことは彼が一番承知しているからです。

部下が踏み出した小さな一歩を、
とことんほめてあげる


そこで私は「あの店主はちょっと怖い人だから、
なかなか行きにくいよな」とさりげなく彼に話しかけてみました。

すると彼は「そうなんですよ。
行かなきゃいけないとは思ってるんですが、
それがなかなかできなくて……」と言います。

「なるほどなぁ。そんな相手に
いきなり営業かけようっていうのも難しいだろうから、
まずは手始めにスモールギフト
(販売店などに渡すちょっとしたプレゼント)を持って、
軽くあいさつだけでもしてくればいいんじゃないか。
一人で行きにくいなら、オレが一緒に行ってもいいぞ」と
私は提案してみました。

その言葉を聞いた彼は
「いえ、それなら一人でも大丈夫です」と言って、
彼はその苦手な店主の店にも行くようになりました。

もちろん、ただあいさつに行くだけでは業績はまったく上がりません。
ですが、私は彼から「その店へ行った」という報告を
受けた際には本気でほめました。
スモールギフトを持っていくだけとはいえ、
苦手な店主に会いに行くのには相当な勇気が必要だったからです。

始めたことをほめる、途中経過をほめる。
部下の思いや行動に寄り添う



「あいさつだけ」という過程を経て、
何度も顔を見せに行けるようになり、
人間関係ができていき、いずれは
営業としての成果が出るかもしれません。

事実、彼はそれをきっかけにその販売店に足を運べるようになり、
店主のニーズをしっかり聴くことで信頼を得て、
大きな成果を出せるようになりました。

過程を認め、ほめることもリーダーの大事な役割なのです。

部下というのは、本当に見えにくいところで
さまざまな悩みを持ち、小さなチャレンジをしているものです。
「これまでずっとダメだったから、
今日はこんなことをしてみよう」と
小さな工夫をしている部下はたくさんいます。

そうやって「何かを始めたこと」
「結果には至っていない途中経過」に気づき、
ほめる習慣をぜひ身につけて下さい。

「結果が出ない」「成長を感じられない」というときこそ、
より集中して、部下の思いや行動に寄り添ってみて下さい。

物理的に近くで仕事をするというだけでなく、
少し離れた場所からでもいいので、
細やかに部下を観察してみて下さい。
成績表には表れない「事実」
「プロセス」が必ず隠れています。

(次回掲載は、未定です)

浅井浩一(あさい・こういち)氏

大学卒業後、JT(日本たばこ産業)に就職。
「勤務地域限定」の地方採用として入社。
「どんなにがんばっても偉くなれない立場」から、
キャリアをスタートさせる。
日本一小さな工場勤務での、きめ細かなコミュニケーションを通じた
働きぶりを買われ、本社勤務に。
その後、営業経験がまったくない中で、
全国最年少所長に抜擢され、リーダーとしての一歩を踏み出す。
「自分にできることを一生懸命やる」
「部下を信頼し頼る」をモットーに、
自ら自転車で販売店をまわり、部下と共に汗をかくひたむきさに、
「こんな素人の若造に、何ができるんだ!」と
疑念を抱いていた部下たちも信頼を寄せるようになり、
営業所の業績も急上昇していく。
職場再建のプロと呼ばれ、次々と任された組織を活性化させ、
歴代最年少の支店長に大抜擢。
31支店中25位より上位の成績をとったことがない
高崎支店を2年連続で日本一に導く。

◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『はじめてリーダーになる君へ』
全国書店にて、大好評発売中!!!

価格:1575円(税込)
ページ数:256、1色刷
ISBN:978-4-478-02308-2

本書は、「リーダーを任されたけど、どうしていいかわからない」
「思うように部下が動いてくれなくて、困っている」、
そんな悩みを持つ、若いリーダーに向けたものです。

いわば、営業経験ゼロで、はじめて
リーダーになったわけですが、営業所の業績は急上昇。
その勢いは衰えず、職場再建のプロと称され、
次々と任された組織を活性化させ、
とうとう歴代最年少の支店長に大抜擢。
31支店中、25位より上位の成績をとったことがなく、
閉塞感に陥っていた高崎支店(群馬県管轄)を2年連続で日本一に導きます。

そんな著者による、「リーダーシップの基本スタンス」と
「今、やるべきこと」をお伝えいたします!

http://diamond.jp/articles/-/46295?page=4より

著者・コラム紹介バックナンバー

第14回 ”「始めたこと」をほめる、「途中経過」をほめる”9割のリーダーが苦手! 
「部下の正しいほめ方」 (2013.12.20)
第13回 ”部下がどんどん正直に、そして素直になる!” 
「魔法の日報」で部下が変わる! (2013.12.18)
第12回 ”昨日頼んだのに、なんでやってないんだ!”
部下にイライラしたときのリーダーの心がまえとは? (2013.10.17)
第11回 “それはちょっと違うんじゃないの……?”
部下の「隠れたサイン」にこそ、大きな価値がある (2013.09.27)
第10回 ”大事なことを相談してくれない……”。
9割のリーダーが悩む『報・連・相』。部下を変えるコツ (2013.09.25)

社名の由来コンテスト

2013年12月27日 18時08分15秒 | 学習支援・研究
社名の由来コンテスト、受賞企業を発表! -
「ザワット」などユニーク社名

マイナビニュース
2013年12月20日(金)16:41

コクヨファニチャー( http://www.kokuyo-furniture.co.jp/ )は、
オフィス空間を提案するブランド「ofon(オフォン)」のプロモーション活動として、
小規模企業・個人事業主を対象に
「社名の由来コンテスト」を開催、審査により各受賞企業を決定した。



○大賞はユニークな社名の3社に決定

同コンテストは、10月1日から10月31日まで企業からの応募を受け付け、
全国から熱い想いがこもった社名の由来が届けられた。

社名大賞に輝いた企業は3社で、
1社目は東京の情報通信業「ザワット株式会社」。
「利用者の鳥肌が、ザワっと立つような、世の中を変えるサービスを創ろう」
「ソーシャル時代に生きる僕らだ。
大衆に受け入れられて、ザワザワとクチコミでサービスが広がっていく。
そんな、人に薦めたくなるようなサービスを創ろう」
などの思いが込められているという。

さらに、「東日本大震災の直後、停電で真っ暗な中。
いつかザワット株式会社が、The ワット=電力のように
日本を照らす存在になるように。
座・ワット(タイ語でお寺)という名に祈りを込めて」という意味もあるとのこと。

「様々な思いがこの"ザワット"という言葉に込められている点が印象的」と、
高い評価を得て受賞となった。

○自らの探究する世界に「羽ばたく」会社

大賞の2社目は東京の教育・学習支援業「ハバタク株式会社」。
「正解のない時代に、もやもや感のあふれる日本で、
自らの探究する世界に"羽ばたく"人を支えたい、
"Have a Takt!" = "自らの人生の指揮棒(タクト)をとっていこう"」
という想いを込めて同社を設立したという。

審査員からは「小さい組織だけれど主導権をとっていこう、
というポジティブな思いが強烈で、すごいと思いました」などのコメントが寄せられた。

○先入観にとらわれず本質を見抜く姿勢を社名に

3社目は静岡の製造業「株式会社マクルウ(MACRW)」。
マグネシウム合金の冷間引抜製品(Cold Drwan Works)を製造する会社だが、
同社の特長は不可能と考えられていたマグネシウム合金の
冷間引抜を最新設備ではなく昔ながらのCold Rolling Machineで実現させたことだという。

先入観にとらわれず本質を見抜くことを社是として、
「Cold Drwan」ではなく、あえて「Cold Ralled」を社名とし、
MACDWではなくMACRWとしたとのこと。
さらに、「まくる」とは「競馬などで追い上げて一気に抜く」という意味があり、
一度製品への展開が始まったら、
雪崩を打ったように様々に展開していくことを期待しているという。

もともと不可能だと思われていた製法に先入観にとらわれずに挑戦している点、
そしてその作り方を社名に込めている点などが評価され、受賞となった。

他に審査員賞として、 「株式会社 8knot」「おいしいや かわいいや」
「株式会社たちこぎライダー」「株式会社どんどん」
「株式会社BearTail」の各社が受賞した。

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/bizskills/mycom_897733.htmlより