大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

自販機のシェア

2015年02月28日 12時26分59秒 | 学習支援・研究
アサヒと大塚製薬、飲料販売で自販機相互利用へ
読売新聞
2月26日(木)7時57分配信

清涼飲料業界3位のアサヒ飲料と、
スポーツドリンクのポカリスエットなどを販売する大塚製薬が、
飲料販売で提携することがわかった。

それぞれが展開する自動販売機に商品を供給しあう。
値引きが行われやすいスーパーなどと異なり、
自販機は定価で販売しやすく、
メーカーにとり利益を確保しやすい。
人口減で国内市場が伸び悩む中、
自販機を巡る業界の競争が激しくなりそうだ。


図:自販機シェア

アサヒ飲料は、炭酸飲料「三ツ矢サイダー」や缶コーヒー「ワンダ」など
幅広い飲料を製造・販売している。
大塚製薬はポカリスエットやオロナミンCなどの品ぞろえがある。
3月からアサヒの自販機でポカリスエットを、
大塚製薬の自販機でワンダを販売する。

スポーツドリンクは、ポカリスエットと日本コカ・コーラの「アクエリアス」が双璧で、
アサヒは手薄だった。大塚製薬は、
消費者が自販機で買うことの多い缶コーヒーのワンダで品ぞろえを補う。
今後、提供しあう商品の拡大などを検討する。

最終更新:2月26日(木)7時57分

読売新聞

自販機については、授業でも取り上げたことがあります。
飲料(ソフトドリンク)業界も競争が激しく、
業界再編とまではいかなくとも、自販機で業務提携が進んでいます。
授業で取り上げた回のブログは、以下のサイトで。
http://blog.goo.ne.jp/mirukikukaku/e/818b84ae72874bde2db4f223ea96cb1e

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「怠け者の自分」に卒業する

2015年02月27日 21時54分12秒 | キャリア支援
「怠け者の自分」を卒業するために実行したい具体的な行動
ライフハッカー[日本版]
2015年2月15日(日)22:11

あなたは生産性メソッドを学びました。
たくさんのToDoアプリも試しました。
これからはもっと生産的になるんだと、
毎月のように心に誓いました。
しかし、そうはなりませんでした...。
もし、自分が怠惰だからダメなのだと思っているなら、
以下の記事を読んでください。
今回は、このサイクルを断ち切る方法を紹介します。



自分は本当に怠惰なのか、それとも、
やることが多すぎるのかを見定める

多くの活動的で生産的な人たちが、
ただ自由時間にリラックスしたり、
やるべきだが達成していないプロジェクトがあるというだけで、
自分のことを「怠惰」だとみなしています。
「忙しさ」崇拝の中で、楽しいことをするのは重大な罪だとみなされ、
自分自身を、集中力がなく、非生産的で、
行動力がないと思い込んでいます。
怠惰の治療を始める前に、少し立ち止まって、
本当の問題を見定めてください。

心理学者のLeon F. Seltzer氏は、
「怠惰」という言葉をボキャブラリーから削除することを提案しています。
また、少なくとも、誰かの人格全体を表す言葉としては
使用すべきでないと言っています。
氏いわく、自制心やモチベーション、
報酬への健全な期待感が欠けていることを、
すべて「怠惰」で片付けてしまうと、
解決がより難しくなるそうです。

私の個人的な、またセラピストとしての経験から言えば、
人間の振る舞いの説明として「怠惰」を使うのはあまり有効ではありません。
ある人物を怠惰だとみなす(あるいは糾弾する)のは、
浅はかなことです。それは、ただその人が無気力だったり、
惰性的であるのを過度に単純化しているのです。
そして、誰かの不活発性をカテゴライズするのにこの言葉に頼るのは、
記述される側より、記述する側の怠惰を示しているように思われます。
要するに、この軽蔑的な呼称は、
話題となっている人物がよく理解されていないときに
「デフォルト」として適用されるものなのです。

もし怠惰が別の問題の無意味な言い換えであるのなら、
本当の問題を見定めることから始めてください。
時間計測ツールを使って、自分の時間の使い方を調べます。
あるいは、1週間、スプレッドシートに達成したこととをひたすら記 するだけでもOKです。
データがそろったら、以下のカテゴリーを参考に、
裏にある本当の問題を見極めてください。

自制心の問題:スケジュールがいっぱいなのに、
予定通りにこなせていないなら、
おそらく自制心の問題があります。
解決策は気が散るものを取り除くことです。
また、意志力の高め方を見つける必要もあるでしょう。

非現実的な期待:スケジュールがいっぱいで、
その通りにこなせており、それでもまだ自分を怠惰だと感じるなら、
問題は自分に厳しすぎることでしょう。
誰もが生産的になりたいと願っていますが、
ときにはスローダウンも必要です。

モチベーションの問題:スケジュールが空いている、
あるいは、多くの時間を睡眠やレジャーに費やしているなら、
おそらくモチベーションの問題です。
モチベーション問題は、人生で何をすべきかを知ることから、
うつと闘うことまで、広範囲に渡ります。
とはいえ、誰もが何らかの形で持っているものです。

「怠惰」の解決方法は、裏にある問題が何かによって異なります。
また、複数の問題が組み合わさっている場合もあります。
いずれにせよ、自分のニーズに合わせた解決策をとらねばなりません。
時間をかけて自分の弱点を調べ、有効な対策を立ててください。


自分の仕事を正しく評価する

私たちの超多忙文化におけるみじめな皮肉は、
自分の仕事が嫌いな人がいっぱいいることです。
しかし、神話のように「ソウルメイトな」仕事が見つからなくとも、
実際、仕事は楽しくてやいがいがあるものになり得ます。
仕事の価値を正しく評価する必要があります。
そして、あなたの仕事に対する考え方が、
生産性にも大きく影響します。

米紙フォーブスの寄稿者Erika Anderson氏が言うとおり、
もしあなたの周囲に、自分の仕事を憎んでいて、
不平ばかりを言う人たちがいるなら、
そんな人たちとは付き合うのをやめるべきです。
ネガティブな会話は、あなたの姿勢も堕落させます。
そして、もっと重要なのは、仕事の良い面が見えなくなることです。

どんな組織にも、あらゆることに文句をつけるのが喜びである人たちがいます。
究極の皮肉屋である彼らは、
あなたを喜ばせようと、いかに上司が低能であるか、
いかに会社があなたにふさわしくないか、
いかにほかの社員たちが間抜けであるか、
いかに仕事がバカバカしくて無意味であるかを吹聴します。
「あいつらは馬鹿だけど俺たちは...」的な
アプローチによる独り善がりな満足は、長い目で見れば、
あなたを不幸にします。職場についてのネガティブな意見ばかり聞いていると、
あるはずのポジティブな面が見えなくなります。
そして、結局は、自分もおかしいのだと思うようになります。
(この場所や、ここの人たちがそんなにダメだとしたら、なぜ自分はまだここにいるのだろう...) 
もっとバランスの良い視点をもった同僚と付き合えば、あなたの仕事に対する感情的な反応は、
劇的に変わるでしょう。

自分の仕事についてひねくれた態度をとっていても、
生産性は少しも向上しません。
正しい道に戻るために、以下のエクササイズをして、
マインドセットを調整しましょう。

メリットを書き出す。
仕事には必ずメリットがあります(でなければ、なぜみんな仕事をする?) 
少し時間をとって、メリットについて考えてください。きれいになった洗濯物、
空の受信箱、振り込まれた給与に満足しているなら、
それらを書き出してください。

仕事を楽しんでいる時間を味わう。
深刻な心の問題を抱えていない限り、
あなたにも仕事を心から楽しんでいる瞬間があるはずです。
自分が今そうであることに気づいたら、手を止め(可能であれば)、
その瞬間について書いてください。
それは、自分のためであり、ほかの誰かに伝えるためでもあります。
頭の外に出してみることで、後から思い出しやすくなります。
また、仕事を楽しんでいる瞬間を意図的に捉えることは、
あの恐ろしい質問「いったい人生で何をすべきだろうか?」
に答える助けにもなります。

「仕事」とは何かを再定義する。
仕事をしている間、みじめな気持になるなら、
その考えに反論してください。
その仕事はやる価値があるのだと自分に気づかせてください。
意図的に笑顔をつくりましょう。
失敗と同じく、あなたがその仕事をどう扱うかが、
あなたがそれをどう体験するかを決めるのです。

もちろん、無理に仕事を楽しむなどできないでしょう。
しかし、仕事について否定的になろうとする衝動と戦うことで(衝動に耽溺するかわりに)、
マインドセットを変えられます。生産性を上げるには、
そのタスクに取り組むのを楽しみにすることです。
楽しみを感じられないようなら、
こちらの3つのチェックリストで問題を整理してください。

習慣を壊す

もし、あなたが帰宅して最初にすることが、
テーブルに鍵を放り出し、ソファに倒れこんで、
テレビをつけることだとしたら、
あなたは非生産的な夜をすでに始めていることになります。
同じく、朝起きて最初にすることが、
Facebookやメールのチェックだとしたら、
あなたは1日の最良の時間を浪費しています。

このサイクルを破るには、通常のルーチンをやりづらくすることです。
帰宅するとすぐにソファに直行してしまうなら、
夜はテレビの電源を抜いておきます。
Facebookを頻繁にチェックし過ぎているなら、
スマートフォンからアプリをアンインストールしましょう。
どちらもささいなことですが、トリガー部分を壊すことで、
身体的な記憶を妨害し、新しい習慣を始める助けとなります。

習慣のチェーンを構築し、新たな習慣を作る

停滞への道は、希望的な意図で敷き詰められています。
誰がも「明日こそはやろう」と言います。
この約束の問題点は、それがあいまいで、気分に左右されることです。
確かなのは、明日もあなたはしないということ。
翌朝目が覚めた時、今日と同じく、
やる気が出ないと感じることでしょう。

この堂々巡りを変える良い方法は、
既存のルーチンの中に、鍵となるタスクを組むこむことです。
生産性ブログ「99U」によれば、習慣を少しだけ変えるほうが、
全体を一気に変えるよりも効果が高いそうです。
ささいな習慣の変化が、繰り返すうちに、
驚くほどの改善をもたらします。

例えば、「家をもっときれいにしておく」よりも、
「帰宅したら、服を着替え、部屋/オフィス/キッチンを掃除する」
と決めるほうが効果的です。
複数の研究が、意志力に頼るよりも
「文脈的な合図」を利用したほうが成功しやすいことを示しています。
「健康的な食事をとる」と誓うかわりに、
「ランチタイムには、肉と野菜しか食べない」と宣言しましょう。
無気力や非生産的であることは、
結局はただの習慣に過ぎません。
古い習慣を壊し、新しい習慣を構築すれば、
いつの間にか活動的になっている自分に気づくでしょう。

継続する。進捗を管理する

始めたら、継続してください。
怠惰は、どんな形にせよ、意志力の隙間を突いてきます。
中毒を克服するときと同じく、たった1日の過ちで、
スタート地点に戻ってしまいます。
失敗してもOKです。ときどきできない日があっても、
そこであきらめないでください。
繰り返しますが、怠惰は習慣であり、
性格的特徴ではありません。

効果的なやり方のひとつは、目標管理ツールを使うこと。
目標を設定し、達成したらチェックを付けます。
こうしたアプリには2つの利点があります。
第一に、やるべきことを覚えておけて、
過去の自分の責任を追求できることです。
そして、もっと重要なことは、
自分がどれだけ多くを達成したかを見せてくれることです。

自分の性格など変えなくても、習慣を変えることはできます。
「やったことリスト」が効果的なのはそのためです。
自分が新しい習慣を築けたこと、
小さな進歩を繰り返してこれたことが見えれば、
前進し続けるモチベーションになります。
自分が目標を達成したことに気づいたとき、
また、自分の進歩を心から喜び、
もう一度その気分を味わいたいと願うとき、
すでに「怠惰」は消え去っています。

Eric Ravenscraft(原文/訳:伊藤貴之)
Photos by Tambako, University of Michigan, Iain Watson, Dai Fujihara, and Brady.

http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/lifehacker_42080.html

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ブルーボトルコーヒー、日本進出の理由

2015年02月26日 19時44分50秒 | 学習支援・研究
ブルーボトルコーヒー創業者が語る、日本進出が必須だった理由
Business Media 誠
2月12日(木)9時52分配信

念願の日本進出を果たした米Blue Bottle Coffee。
2月6日にオープンした日本でのコーヒーショップ1号店「清澄白河ロースタリー&カフェ」は、
初日の開店前にはコーヒーファン100人以上が詰めかけ、
その注目ぶりを強烈に印象付けた。



【画像:サンフランシスコ市内にある「Mint Plaza Cafe」】

3月にオープンを控える青山店に続き、
早くも3号店となるコーヒースタンドの開業も発表した。
場所は東京・代官山に新設される商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA」で、
時期は春ごろを予定している
(編集部注:施設の事業主である東急電鉄の広報部によると、具体的な開業日は未定)。

このように、Blue Bottle Coffeeは日本での店舗を一気に広げている。
当然、日本でのビジネス成長という視点はあるものの、
Blue Bottle Coffeeを「日本と米国の文化の融合」と語る
創業者のジェームス・フリーマンCEOにとっては、
より多くの日本の消費者に同社のコーヒーを味わってもらいたい
という純粋な思いも強いようだ。


Blue Bottle Coffeeのジェームス・フリーマンCEO

本誌インタビューに応じたフリーマン氏が、
日本への進出理由やこの先の事業展開などについて語った。

●2007年から日本への出店が具体化
――清澄白河と本社のあるオークランドとの雰囲気が似ていると感じているそうですね。
はい、高い建物がなく空が広く見えるところや、
清澄庭園などの公園が近くにあってリラックスした空気が
流れているところがオークランドと似ていて、
気に入っています。

――日本1号店の立地に清澄白河を選んだ理由は、
場所というよりも店舗にした建物に一目ぼれしたとのことですが、
一方で、この清澄白河は今、
こだわりのコーヒーショップが集まる街としても注目されています。
そのあたりも選定の決め手になったのでしょうか。

確かに清澄白河には多くの店があります。
ただ、我々が物件と契約を交わす前にあったのは
「THE CREAM OF THE CROP COFFEE」くらいで、
(ニュージーランドのカフェである)「Allpress Espresso」などは
契約後に出店しました。ですので、
コーヒータウンだから決めたわけではありません。
また、サンフランシスコではコーヒーショップが乱立する場所にも出店しているので、
清澄白河でビジネスをする上でも違和感はありません。

――日本進出はいつごろから検討していたのでしょうか。
具体的な出店計画を立てたのは2007年です。
けれども、それ以前から日本には興味があり、
進出をずっと夢見ていました。
最初は妄想でしたが、一歩ずつ進んで現実のものとなりました。

――初の海外進出先として日本を選びました。日本でなくては駄目だった理由はあるのですか。
米国での事業を海外に拡大するのがゴールだったわけではなく、
サービス精神やホスピタリティの高い日本に進出することで
Blue Bottle Coffeeのビジネスが発展すると考えていました。
つまり、Blue Bottle Coffeeにとっては日本ありきだったのです。
その日本という国がたまたま海外だったわけで、
海外戦略のために日本に進出してきたということではありません。

――かたや、事業として日本市場をどう見ていますか。
いざ日本に来たら多くの反響があり、
6カ月前に想像していたよりも楽観的になりました。

●店舗を増やすたびに進化する
――現在、16店舗を米国で展開しており、
2015年だけで日本を含め12店舗増やす計画だと聞いています。
事業を急拡大する理由は何ですか。

1つには増資があったことです。投資を受けたことで、
コーヒー豆などのソーシング(調達)の品質を担保しながら、
定常的に良い豆を仕入れるルートを確保できました。
加えて、焙煎する場所や、焙煎に関するデータを蓄積する仕組みも整ってきました。
そうしたタイミングだったので、
より多くの場所でBlue Bottle Coffeeのコーヒーが飲めるよう、
アクセルを踏んで店舗を拡大しています。

新たな店を出すということは進化し続けることです。
素晴らしいコーヒーを出し続けていくために出店を加速していくのです。
温度、酸味、焙煎や抽出などに関する細かなデータを取っています。
こうしたデータに基づき、一杯一杯コーヒーを
おいしく入れるのにこだわった仕組みを次々と店舗に導入しています。
日本でここまで厳密にやっているコーヒーショップはまだ少ないので、
サンフランシスコの文化を持つBlue Bottle Coffeeの良さを広めていきたいです。

――日本で新たな出店場所として決まっているところはありますか。
(現状の3店舗以外で)契約しているところはありません。
エリアとしては中目黒、恵比寿などが興味深いです。
ただ、スペースが空いているから出店するのではなく、
その環境がBlue Bottle Coffeeらしさを表現できるかどうかが重要です。
厳選して検討していきたいです。

――米国ではどうでしょうか。現在、オークランド、サンフランシスコ、
ニューヨーク、ロサンゼルスの4都市に店舗がありますが、
新しい都市への出店は考えていますか。

今年は既に現在ある場所を拠点にして、そのエリアを大きくしていくことを目標にしています。

――2002年に創業していますが、そもそもコーヒーで事業を興そうとしたきっかけは。
私は元々ビジネスマンではないので(編集部注:フリーマン氏は音楽奏者だった)、
ビジネスありきで始めたわけではありません。
自分が本当に好きなコーヒーを飲みたいと思って、店を開業しました。

――ビジネスとして手応えを感じたのはいつごろからですか。
(創業してから2年後の)2004年にサンフランシスコであるコンベンションが開かれました。
そのときに近くのファーマーズマーケットでコーヒーを販売していたのですが、
特に告知や仕掛けなどしていないのに、
ある日20人くらいの行列が店の前にできていました。
それがきっかけで多くの人に受け入れられていって、
ビジネスになっていったのを覚えています。

――Blue Bottle Coffeeは日本と米国のコーヒー文化の融合
とおっしゃっています。日本と米国それぞれの特徴を教えてください。

日本は伝統的な職人気質があり、
コーヒーに対するオリジナルの技法やナレッジをその人だけが知っているという特徴があります。
一方で、米国は直接農園に出向いてコーヒー豆を買い付けてくるといった調達の面で進んでいます。
また、焙煎の温度やコーヒー一杯あたりの重さ、
量など細かい数値データを蓄積、分析している点も優れています。
この両者の良いところを合わせ持ったのがBlue Bottle Coffeeだと考えています。

(インタビュー後編につづく)

【関連記事】
日本初上陸のブルーボトルコーヒー、品質管理に強いこだわり
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1502/03/news034.html
「セブンのドーナツとはほぼ競合しない」――クリスピー・クリーム 岡本社長
オーストラリアに住んで気付いた「スターバックスが撤退した理由」
コンビニコーヒーの味に違いはあるの? 科学的に分析した
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1406/04/news007.html

最終更新:2月12日(木)11時18分Business Media 誠

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150212-00000013-zdn_mkt-ind&pos=3

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完全な『パクリ』レポート

2015年02月26日 10時59分18秒 | 学習支援・研究
「完全な『パクリ』レポート」を作成せよ──
大阪市大の課題、その狙い 常識や先入観を逆手に

ITmedia ニュース
2月16日(月)14時53分配信

「完全な『パクリ』レポートとして作成せよ」
「自分で独自に執筆した文章を一字一句たりとも交えてはならない」――
大阪市立大学文学部で示されたレポート課題が話題を集めている。
Web情報の「コピペ」(コピー&ペースト)に頼る学生が問題になって久しいが、
あえて「パクリ必須」を課す狙いや学生の反応を、
同大大学院文学研究科の増田聡准教授に聞いた。



話題になったのは、「授業関係の連絡」として学生向けに掲載された「表現文化論特論」の期末課題。
2月10日に増田准教授が自身のTwitterで紹介し、
現在までに700リツイートを集めている。

「『佐村河内事件に思う』という題名を付し、
この題名に即した内容のレポートを作成せよ」という課題は特に珍しくないが、
執筆条件は「完全な『パクリ』レポートとして作成せよ」。
ネット上や書籍に存在する既存の文章を組み合わせ、
10カ所以上の異なる出典を明記し、
「自分で独自に執筆した文章を一字一句たりとも交えてはならない」のがルールだ。

ただ何かをコピペすればいいというわけでもない。
「論旨や文章が支離滅裂なレポートには単位を認定しないので、
上記の執筆条件に厳密に従った上で
レポートの日本語文章としての全体的な完成度を高めるよう留意すること」
と釘も刺している。

ネットでは「面白い」「読んでみたい」「出典を明らかにしながら組み合わせるのは勉強になりそう」
「普通に書くより難易度高いのでは」という意見がある一方で
「何の意味があるのかよく分からない」
「自分で考えないで書くのってレポートって言えるの?」
など疑問の声も上がり、賛否両論だ。

「学生のコピペ文章術が着実に向上しているように思える」――現在採点中という
増田准教授に本課題の狙いを聞いた。

――「パクリ必須」のレポートを課題にしたきっかけは。
この授業で始めたのは2010年ですが、同じ形式で最初に行ったのは09年、
神戸大学での「表現の政治学」という講義でした。
著作権制度の社会史と思想史を当時のメディア環境の変化とあわせて論じる内容で、
その前年までは普通のレポート課題を課していました。
講義では「メディアの変化が著作権制度の変化を生じさせた」
「近年のインターネット環境の普及が著作権制度を揺るがしている」
という議論をしているにも関わらず、
レポート課題が旧来型の「紙とペンと資料」をベースにしたものであるのは
居心地が悪い思いがあったのが直接のきっかけです。

私が学生のころ、知識は「紙の本」という外部に存在するものでした。
しかし「分からないことがあればググる」ことが日常化した昨今の学生にとっては、
ネット環境とスマートフォンは、
膨大なネット上の知識をある意味で自分の傍らに常に存在させているとも言えます。
コピペレポートが大学教師の間で問題になり始めたのは
00年代の初頭ではないかと思うのですが、
メディア環境の変容が生み出した「学生の必然的な対応」という側面もあろうかと思います。
であれば、それを前時代のメディアモラルに則って禁止するよりも、
逆手にとってみる方が生産的ではないか、という意図がありました。

――引用元はどのようなメディアが多いのか。
もちろんインターネットからが多いですが、
書物や雑誌、新聞も多いです。
全体の比率でいえば7:3くらいの印象でしょうか。
ネット上の文章も、新聞社やニュースサイトなど既存のメディアだけでなく、
個人のブログを参照していることも多く、
そこに優劣を付けているようには感じられません。
とはいえ、TwitterなどのSNSはまだほとんどないですね。
「まとまった意見の中から一部を引用する」という先入観や発想が強いのかもしれません。

複数の大学で同じ形式のレポートを課すと、
大学によって微妙に異なる傾向があるのも興味深いです。
例えば京都大学では、自分が書きたいことを自由に書いて、
辞書や辞典など適当な場所から1文字単位で引用元を記した徹底したレポートがありました。
限られたルールを逆手に取っていかに自由に遊ぶか――普通は
こんな煩瑣な作業をやる気は続かないと思うのですが、
「知性への挑戦」と受け取って取り組んだのでしょうか。

――数年間続けてきた中での変化や発見は。
初期は、自分と似た意見を探してきて不格好に並べる体裁のレポートが多かったのですが、
年々洗練され、続けて読むとひとつながりの論旨をもった
完成度の高いレポートとなっているものが増えてきている印象があります。
ネット検索のリテラシーが年々向上しているとともに、
論文や書物のデジタル化、各大学の図書館データベースの充実など、
検索できる学術的文章が増えていることも影響していると思います。

毎年計100人ほどのレポートを見ていますが、
同じ「パクリ」でも上手い下手は明確に出ます。
ネットで適切な文章を探してくる能力、
適切に切り刻み配置する能力が高い学生は、
主張する文章として完成度の高いレポートを作成しますし、
一般にいう「文章力の高さ」とも相関しているようにも感じます。
なぜなら、「パクリ」でよいレポートを作成してくる学生は、
感想文もこなれている傾向があるからです。
教師としてもそのあたりが面白く、「文章力」とは何か、
ということを考えさせられます。

――学生の反応から見る課題の成果は。
実際にやってみてわかったのは、
自分でオリジナルな文章を書かせるレポートよりも、
「他人の文章を10カ所以上探す」課題は、
論じる対象についての先行する議論を学生が真面目に読む効果があったことです。

「パクリレポート」と同時に、作成した感想も提出させているのですが、
「自分と違った意見がこれだけあることがわかった」という意見が
ほぼ必ず出てきます。
自分が同意できる意見ばかりに囲まれた情報環境に閉じこもることが容易になり、
他者の対立する意見を拒絶する傾向がある中で、
好む好まざるに関わらず強制的に「他人の意見」を探させるのは、
自分の意見のオリジナリティがどこにあるのか、
をマッピングする効果
を生んでいるように思います。

「文章を切り刻むことに罪悪感を覚えた」という言葉が散見されるのも興味深いです。
まとまった意見を受け入れること、
他人の意見を尊重してコミュニケーションすることが
学校教育の中で当たり前のように前提とされていることを強く感じます。
あえてルールを壊すことが知的冒険や新たな気付きになればと思います。

当然、「他人の文章で自分の意見を述べる」パラドキシカルな課題は書き手にとってストレスです。
やったことがないと「楽勝でしょ」と思う人もいるでしょうが、
1度やれば分かります(笑)。
どこかで見たような言葉で思いつきを適当に書き上げる方が多分簡単ですが、
教育的には意味がないですよね。
「自分の文章で書けることは素晴らしい」
「もうコピペはこりごりだ」「解放された」
「2度としたくない」などの感想も多いです。

ですが、もう少し深く考えると、我々が使っている「言葉」自体が、
他人が生み出したものを模倣しているわけです。
全く他人に依存しない「自分独自の言語」を用いて意見を述べても理解されることはありません。
では「オリジナルなもの」とは何か、
1語1語が全て辞書に載っている既存の言葉を組み合わせてコミュニケーションを行っている「自分」は
どのような形で「オリジナル」なのか――学生には、
そういった次数の高い問いを考えてもらえれば、と思っています。

最終更新:2月16日(月)17時26分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000050-zdn_n-sci

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職の半分がコンピュータに奪われる?

2015年02月25日 00時06分04秒 | キャリア支援
職の半分がコンピュータに奪われる?
事務職、サービス業…中間所得層激減で貧富二極化

ビジネスジャーナル
2015年2月16日 06時05分 (2015年2月16日 12時50分 更新)

ハウステンボスが今年7月に開業する、
その名も「変なホテル」には、
チェックイン時の接客ロボット(3台)、
コーヒーなどを運ぶサービスロボット(1~2台)、
清掃ロボット(数台)などが配備されるという。
これによりホテルで最も経費がかかる人件費を
従来の3分の1以下に抑えられるという。
これは企業から見れば大胆なコスト削減戦略だが、
従業員側から見ると、ロボット、
つまりITシステムにサービス業の雇用が
奪われる先例となる動きとして注目したい。

映画『ターミネーター』(ワーナー・ブラザーズ)で描かれたように、
コンピュータは人間の能力を超えるのか、
そして敵対するまでになるのか?


最新の「ターミネーター」シリーズ『ターミネーター5』 

1997年に、チェスの世界チャンピオンのガルリ・カスパロフと
IBM製コンピュータ「ディープブルー」が対戦しし、
ディープブルーが2勝1敗3引き分けで
世界チャンピオンを破ってしまっている。
将棋の場合は、取った持ち駒を使うことができるという
一段の複雑さがあるので、コンピュータが人間を破ることは
至難のことだと考えられていた。
ところが2014年、プロ棋士5名がコンピュータと戦う「電王戦」で、
人間が1勝4敗でコンピュータに敗れてしまった。

人間の思考能力を脳の演算能力として考えると、
脳全体のコンピュータ命令(0か1かの判断)は
毎秒約10の14乗回程度の能力だと考えられている
(『シンギュラリティは近い』<レイ・カーツワイル/NHK出版>)。
IBMのコンピュータである「ブルージーン/L」は、
05年時の計測ですでに毎秒3.6×10の14乗回の演算能力があった。
つまり、すでに私たちの能力はコンピュータに追いつかれ、
将棋のような複雑なゲームでさえ
太刀打ちできないほどの状況が現出しているのだ。

コンピュータが人間の職を奪う?
「変なホテル」のようにコンピュータが私たちの仕事を、
雇用を奪うという可能性を指摘した論文が
欧米で話題になっている(『The Future of Employment(雇用の将来)』
<http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/publications/view/1314>)。
著者は、イギリス・オックスフォード大学の
カール・ベネディクトマイク・オズボーン両教授だ。

2人が資料としたのは、アメリカ労働省の公開データベースである
業務情報ネットワークだ。
なぜイギリスの学者がアメリカ政府のデータベースを参照するかというと、
同ネットワークはアメリカ国内で現在実在する職業を702も取り上げ、
さらにそれぞれの職種の業務特性を約100項目も掲げ、
それぞれの項目に数値段階を与えている。…

つまり、計量的に、とても扱いやすいデータベース資料となっているからだ。

『雇用の将来』の結論は衝撃的だ。
副題には「仕事はコンピュータにどれだけ影響を受けやすいか」とある。
アメリカにおける702の職種は、
その度合いによって3つのグループに分けられる。
そして、「多くの現在の職種がIT化によって影響を受ける」としている。
「影響を受ける」とは「コンピュータに仕事を奪われるリスクが高い」ということだ。
両教授の推計によれば、全米で労働者の47%もが、
この「高リスクグループ」に属するという。
そしてこの「影響を受ける」ことが起きる年限としては、
「10~20年」という時間枠のことだともいう。

アメリカでの702職種のうち「高リスクグループ」に分類されたのは、
例えば運送・物流業、事務職、秘書的な補助職、
製造業の作業員
などだ。さらに
過去数十年間アメリカで増え続けてきたサービス業従事者も、
このグループに含まれてしまうという。
そして、このグループに分類された職種の中では、
高学歴などもコンピュータ化に対して無力だ、ともしている。

両教授のもう一つの推計は、「職の二極化」である。
中間所得層が激減して、大多数が低賃金職
高所得職に二分される、というのだ。

『雇用の将来』は、昨年来、欧米でとても注目されてきた。
日本でもフランス経済学者のトマ・ピケティに次ぐブームとなるだろう。
本格的な翻訳・紹介がまたれる。
(文=山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役)

http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150216/Bizjournal_mixi201502_post-2539.html

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