ゆーくん、2歳 11か月 18日
あやちゃん、生後 10か月 15日
DWE歴は、2年 4か月 7日になりました

DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います
今回は、Sing Along! 6 のDVDに収録されている
"This Was a Wonderful Picnic" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、74曲目です
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください

この曲は、ピクニックの帰り道に、「とても楽しいピクニックだった」と言っている歌です
この曲で取り上げられている文法事項は、
指示代名詞 : This was a wonderful picnic.
従位接続詞の構文(Now that 構文) 「(今は)もう~が…だから」 :
Now that it's done, we're very happy to say this was a wonderful picnic!
不定詞・副詞的用法「~して」 : We're very happy to say this was a wonderful picnic! です
この曲は、全3回で分析していきます
第1回目の今回は、「指示代名詞」 に注目したいと思います
歌詞でいうと――
This was a wonderful picnic!
This was a wonderful day!
という部分に登場しています
日本語には、「これ(ら)」 「それ(ら)」 「あれ(ら)」 という3つの指示代名詞があります
英語に訳すと、"this (these)" "it (they)" "that (those)" となるのですが、
今回は、その使い分けに注目したいと思います
日本語は、「これ(ら)」 「それ(ら)」 「あれ(ら)」 という3つの指示代名詞を使って、
3段階の表現ができますが、
英語の指示代名詞は、日本語とは異なり、
"this (these)" と "that (those)" の2種類で、2段階の表現となります
"it (they)" は、実は、人称代名詞なのです
まず、指示代名詞と人称代名詞の働きの違いから確認していきます
指示代名詞 は、基本的な用法として、「ある状況において、直接ものごとを指し示す」 働きをする
話し手にとって、時間的・空間的・心理的に近い事柄 については、"this" が用いられ、
話し手にとって、時間的・空間的・心理的に遠い事柄 については、"that" が用いられる。
( ※ 過去形や完了形で使われる 指示代名詞に "that" が多いのは、このため)
人称代名詞 は、基本的な用法として、「前に述べられたことや すでに分かっている事柄を指し示す」 働きをする
したがって、現実世界のものごとを直接指し示す働きはなく、
前に述べられたことについて、聞き手との共通の理解がある場合に使われる。
このことを踏まえて――
This was a wonderful picnic! This was a wonderful day! 
という部分を考えてみます
指示代名詞 this の表現の場合 (歌詞通り)
This was a wonderful picnic! This was a wonderful day!
この場合、「ステキなピクニックだった
」「ステキな1日だった
」という感情が
時間的にも心理的にも、「ピクニックを楽しんでいる現在」 に近いというニュアンスです
( ※ 指示代名詞 this は、興奮度が最も高く、身を乗り出す勢いで、
主観的に、聞き手に語りたいときに使われることが有効です
)
指示代名詞 that の表現の場合
That was a wonderful picnic! That was a wonderful day!
この場合、「ステキなピクニックだった
」「ステキな1日だった
」という感情が
「ピクニックを楽しんでいる現在」 から離れ、過去のものになっているというニュアンスです
( ※ 指示代名詞 that は、距離をおいて客観的に語ったり、論評する場合に
聞き手に語りたいときに使われることが有効です
学校の教科書では、"This was ..." より、"That was ..." の文の方が頻出です
)
人称代名詞 it の表現の場合
It was a wonderful picnic! It was a wonderful day!
この場合、話し手と聞き手が楽しかったピクニックの話をして、内容を共有した上で、
「ステキなピクニックだった
」 「ステキな1日だった
」 と語っているニュアンスです
( ※ 人称代名詞 it は、前出の内容を指して語られるものなので、
主観的な "This was ..." と 客観的な "That was ..." と比較して、
ニュートラルな印象を受ける表現です
)
以上の比較・分析から、この曲の歌詞
This was a wonderful picnic! This was a wonderful day!
は、
「とても楽しかったピクニック」について、
実感を込めて、臨場感いっぱいに表現されているということになります
指示代名詞・人称代名詞の使い分けも奥が深いですね
最後まで読んでくださり、ありがとうございました



あやちゃん、生後 10か月 15日

DWE歴は、2年 4か月 7日になりました


DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります

そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 6 のDVDに収録されている
"This Was a Wonderful Picnic" について取り上げてみます

DWEソングの歌詞分析、74曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください


この曲は、ピクニックの帰り道に、「とても楽しいピクニックだった」と言っている歌です

この曲で取り上げられている文法事項は、


Now that it's done, we're very happy to say this was a wonderful picnic!


この曲は、全3回で分析していきます

第1回目の今回は、「指示代名詞」 に注目したいと思います

歌詞でいうと――




という部分に登場しています

日本語には、「これ(ら)」 「それ(ら)」 「あれ(ら)」 という3つの指示代名詞があります

英語に訳すと、"this (these)" "it (they)" "that (those)" となるのですが、
今回は、その使い分けに注目したいと思います

日本語は、「これ(ら)」 「それ(ら)」 「あれ(ら)」 という3つの指示代名詞を使って、
3段階の表現ができますが、
英語の指示代名詞は、日本語とは異なり、
"this (these)" と "that (those)" の2種類で、2段階の表現となります

"it (they)" は、実は、人称代名詞なのです

まず、指示代名詞と人称代名詞の働きの違いから確認していきます



話し手にとって、時間的・空間的・心理的に近い事柄 については、"this" が用いられ、
話し手にとって、時間的・空間的・心理的に遠い事柄 については、"that" が用いられる。
( ※ 過去形や完了形で使われる 指示代名詞に "that" が多いのは、このため)


したがって、現実世界のものごとを直接指し示す働きはなく、
前に述べられたことについて、聞き手との共通の理解がある場合に使われる。
このことを踏まえて――


という部分を考えてみます


This was a wonderful picnic! This was a wonderful day!
この場合、「ステキなピクニックだった


時間的にも心理的にも、「ピクニックを楽しんでいる現在」 に近いというニュアンスです

( ※ 指示代名詞 this は、興奮度が最も高く、身を乗り出す勢いで、
主観的に、聞き手に語りたいときに使われることが有効です


That was a wonderful picnic! That was a wonderful day!
この場合、「ステキなピクニックだった


「ピクニックを楽しんでいる現在」 から離れ、過去のものになっているというニュアンスです

( ※ 指示代名詞 that は、距離をおいて客観的に語ったり、論評する場合に
聞き手に語りたいときに使われることが有効です

学校の教科書では、"This was ..." より、"That was ..." の文の方が頻出です


It was a wonderful picnic! It was a wonderful day!
この場合、話し手と聞き手が楽しかったピクニックの話をして、内容を共有した上で、
「ステキなピクニックだった



( ※ 人称代名詞 it は、前出の内容を指して語られるものなので、
主観的な "This was ..." と 客観的な "That was ..." と比較して、
ニュートラルな印象を受ける表現です

以上の比較・分析から、この曲の歌詞


「とても楽しかったピクニック」について、
実感を込めて、臨場感いっぱいに表現されているということになります

指示代名詞・人称代名詞の使い分けも奥が深いですね

最後まで読んでくださり、ありがとうございました




