゜・*:.。. ☆ The Little Prince with Mirei ☆ .。.:*・゜

英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 72】 Ooo, Ooo, Ooo : "go up" と "go down" の違いに注目!!

2015-03-05 | DWE・歌詞分析 【グリーン】
ゆーくん、2歳 11か月 11日
あやちゃん、生後 10か月 8日
DWE歴は、2年 4か月 0日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 6 のDVDに収録されている
"When the Sky Is Blue" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、72曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、不気味なお屋敷の中に入ってしまったボールを
ミッキーとミニーが取りに行く様子を描写した歌です

この曲で取り上げられている文法事項は、
  不定代名詞 no one 「誰も~ない」 : No one comes to open the door.
  不定詞・副詞的用法 : No one comes to open the door.  です

この曲は、情景を描写する手法において、優れていると思います
具体的に、以下に例を挙げます

  The house is very old and dark.  (その家は、とても古くて暗い)
  The hall is very dark and long.  (ホールは、とても暗くて長い)

今まで収録されていた曲にも、情景を描写しているものはあったのですが、
この曲は、DWEで初めて「暗くて怖い描写」がされているという点で新鮮に感じました
そして、"Ooo, ooo, ooo!" という節も、「暗くて怖い描写」に一役買っていると思います

今回は、"go up" と "go down" の違い に注目したいと思います

歌詞でいうと――

   Mickey and Minnie go down a hall. 

という部分に登場しています



多くの方は、中学校英語の「道案内」の単元で、
こんな英語を聞いたことがあると思います

   Go down the street and turn ( to the ) right at the second corner.
  (この道をまっすぐ行って、2つ目の角を 右に曲がってください)

中学生のとき、この英文を見て、
 「なぜ "down" がつくの?」
 「逆に、"go up the street..." とは言わないのかな?」
と思った方もいるかもしれません

学校の先生によっては、
 「この道は下り坂なんだ」と教える方もいるかもしれません
下り坂は "go down" で、 上り坂は "go up" という表現を使うのはもちろんのことです

中学校では、混乱を招くといけないので、
これ以上の説明をしない先生方が多いと思います
 (私も、生徒からの質問が出たときに、サラッと説明する程度に留めていました
今回は、学校英語で触れることが少ない説明をしていきます

まず、 "go up the stairs" (階段をのぼる)や
"go down the stairs" (階段をおりる)という表現のように、
 "up" は上 で  "down" は下 というイメージが基本です

それと同時に、英語では、
話し手・話者(中心となる人物)が 「 周囲よりも高いところにいる 」 というイメージがある そうです

話すときは、話し手中心の視点で話すので、
話し手との距離が離れれば離れるほど、イメージ上の高さは下がっていきます
逆に、話し手との距離が近づけば近づくほど、イメージ上の高さは上がっていきます

端的にまとめると――

   話し手・話者(中心となる人物)から離れていくのが "down"
   話し手・話者(中心となる人物)に近づいていくのが "up"


ということになります

「話し手」より「目上の人」「立場が上の人」が存在する場合は、
「立場が上の人」の視点を中心にしてとらえます

  The student went up to the teacher. (その生徒は、先生に近づいていった)



また、場所について語るときにも、同様のことが言えます

   中心地や首都に行く場合は、"up"
   郊外や田舎に行く場合は、"down"


  I went up to London for business.  (私は、仕事でロンドンに行きました)
  We're riding down the countryroad.  (私たちは、 田舎道を [車に] 乗って行きます)

日本語でも、東京に行く場合は「上京する」と言いますし、
(古典にも出てきますが)京都に行く場合は、「上洛する」と言います
英語でも、それに近い感覚だと思います


歌詞に戻りましょう

  Mickey and Minnie go down a hall.  

この表現は、「ミッキーとミニーが、語り手から離れて行って 暗くて長いホールに行った」
ということを表していたのです

聞き手(傍観者)の私たちは、遠くに離れていくミッキーとミニーを見送りながら
「どうなるんだろう?」とドキドキ、ハラハラする効果をもたらす単語が
この "down" だったのです

"up" "down" も奥が深いですね






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
 にほんブログ村 英語ブログ DWEへにほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。