ゆーくん、4歳 7か月 23日
あやちゃん、2歳 6か月 20日
DWE歴は、4年 0か月 9日になりました

DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います
今回は、Sing Along! 11 のDVDに収録されている
"Quietly, Slowly, Carefully" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、121曲目です
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください

この曲は、泥棒が そろり そろりと 小屋の中に入ろうとしている様子を描いている曲です
この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
副詞 : Quietly, slowly, carefully, the thief started to go inside. など
不定詞・名詞的用法 : Quietly, slowly, carefully, the thief started to go inside. /
He waited no more,but ran outside and tried to hide very quickly and quietly.
過去形(一般動詞・不規則変化) : Then suddenly, he fell on the string, which made the bell ring. など
関係代名詞 which(非制限用法) : Then suddenly, he fell on the string, which made the bell ring.
使役動詞 make(make + 目的語 + 原形不定詞) : Then suddenly, he fell on the string, which made the bell ring.
今回は、「副詞」 の位置 に注目したいと思います
歌詞で言うと――
Quietly, slowly, carefully, the thief started to go inside. 
Suddenly, he fell on the string, which made the bell ring. 
He waited no more,but ran outside and tried to hide very quickly and quietly. 
という部分で登場しています
「副詞」とは、名詞以外の品詞を修飾する語を指します。
動詞や形容詞や副詞、あるいは文全体など、名詞以外のものを修飾する語は全て副詞です。
語尾が "-ly" で終わる単語のほかにも、"very" "too" "so" などの単語も全て副詞です。
副詞は、原則として修飾する語句の前に配置します。
ただし、be動詞や助動詞を修飾する場合には、その語句の後ろにきます。
この大原則をもとに、副詞が修飾する語を5つに分類して、以下にまとめてみます。
形容詞を修飾するときの副詞の位置
修飾する語の直前に
形容詞を修飾するとき、基本的に副詞は修飾したい語の直前に置きます。
【例1】 She is very nervous of having an interview for a job.
(彼女は面接を受けるのに非常に緊張しています)
【例2】 He was absolutely right.
(彼は絶対に正しかった)
文全体を修飾するときの副詞の位置
文頭に
文全体を修飾したいときには、副詞は文頭に置きます。
文全体を修飾するときだけでなく、副詞の部分を強調したい場合にも文頭に置かれることがあります。
下記の例文では、「実験に成功しなかった」という事実に対して「残念だ」と言っているため、
副詞は文全体を修飾する文頭にきています。
【例】 Unfortunately, I didn’t succeed in the experiment.
(残念ながら、その実験には成功しなかった)
動詞を修飾するときの副詞の位置
動詞の後ろに
副詞が動詞を修飾するときは、動詞の後ろに副詞を置きます。
ただし、目的語が長いときは目的語の後ろに置かれる場合もあります。
【例1】 He spoke clearly to 300 audience.
(彼は300人の聴衆に向かってはっきりと話した)
【例2】 He ate up a lot of rice quickly.
(彼はすぐに大盛りのご飯を平らげた)
頻度を表す副詞の位置
動詞の前に
"often" や "sometimes" などの頻度を表す副詞は、動詞の前に置きます。
ただし、be動詞の文の場合には be動詞の後ろに副詞を置きます。
【例1】 I often go to a cafe by myself.
(私はよく1人でカフェに行きます)
【例2】 We rarely see wild animals in the heart of Tokyo.
(東京のど真ん中ではめったに野生動物を見ない)
【例3】 I was sometimes encouraged by my classmates while playing the soccer.
(サッカーをしているとき、時々、クラスメートに励まされることがあった)
時間や場所を表す副詞句の位置
文末に
時間や場所を表す副詞(句)は、文末に置くという法則があります。
例えば、時を表す副詞(句)は、"yesterday" "today" "now" "in the morning" などです。
場所を表す副詞(句)は、"at the restaurant" "at home" などです。
場所を示す句はほとんどが副詞だと考えてしまっても良いかもしれません。
時間と場所を示す表現は、文章の1番最後に置くという点を覚えておきましょう。
【例1】 I studied English yesterday.
(私は、昨夜、英語を勉強しました)
【例2】 I will be at home tonight.
(私は、今夜家にいます)
では、もう一度 歌詞を見てみます。
Quietly, slowly, carefully, the thief started to go inside. 
この歌詞は、「泥棒が小屋の中に入り始めた」という動作を修飾する
副詞を強調したいため、副詞が文頭に来ていることが分かります。
Suddenly, he fell on the string, which made the bell ring. 
この歌詞は、「泥棒が紐の上で転んで、それがベルを鳴らした」という
文全体を修飾するため、副詞が文頭に来ていることが分かります。
He waited no more,but ran outside and tried to hide very quickly and quietly. 
この歌詞は、「副詞 very」 が 「副詞 quickly」を修飾しています。
「泥棒は、外に走って隠れようとした」という動作を修飾する副詞なのですが、
長いので、文末に副詞が来ていることが分かります。
今回、「副詞」の位置について取り上げましたが、大原則を再度確認したいと思います。
修飾する語句の前に配置する
be動詞や助動詞を修飾する場合には、その語句の後ろに配置する
DWEキッズは、副詞の位置を感覚的に理解している場合が多いと思いますが、
興味を持った段階で確認したい事項です
最後まで読んでくださり、ありがとうございました



あやちゃん、2歳 6か月 20日

DWE歴は、4年 0か月 9日になりました


DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります

そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 11 のDVDに収録されている
"Quietly, Slowly, Carefully" について取り上げてみます

DWEソングの歌詞分析、121曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください


この曲は、泥棒が そろり そろりと 小屋の中に入ろうとしている様子を描いている曲です

この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです



He waited no more,but ran outside and tried to hide very quickly and quietly.



今回は、「副詞」 の位置 に注目したいと思います

歌詞で言うと――






という部分で登場しています

「副詞」とは、名詞以外の品詞を修飾する語を指します。
動詞や形容詞や副詞、あるいは文全体など、名詞以外のものを修飾する語は全て副詞です。
語尾が "-ly" で終わる単語のほかにも、"very" "too" "so" などの単語も全て副詞です。
副詞は、原則として修飾する語句の前に配置します。
ただし、be動詞や助動詞を修飾する場合には、その語句の後ろにきます。
この大原則をもとに、副詞が修飾する語を5つに分類して、以下にまとめてみます。


形容詞を修飾するとき、基本的に副詞は修飾したい語の直前に置きます。
【例1】 She is very nervous of having an interview for a job.
(彼女は面接を受けるのに非常に緊張しています)
【例2】 He was absolutely right.
(彼は絶対に正しかった)


文全体を修飾したいときには、副詞は文頭に置きます。
文全体を修飾するときだけでなく、副詞の部分を強調したい場合にも文頭に置かれることがあります。
下記の例文では、「実験に成功しなかった」という事実に対して「残念だ」と言っているため、
副詞は文全体を修飾する文頭にきています。
【例】 Unfortunately, I didn’t succeed in the experiment.
(残念ながら、その実験には成功しなかった)


副詞が動詞を修飾するときは、動詞の後ろに副詞を置きます。
ただし、目的語が長いときは目的語の後ろに置かれる場合もあります。
【例1】 He spoke clearly to 300 audience.
(彼は300人の聴衆に向かってはっきりと話した)
【例2】 He ate up a lot of rice quickly.
(彼はすぐに大盛りのご飯を平らげた)


"often" や "sometimes" などの頻度を表す副詞は、動詞の前に置きます。
ただし、be動詞の文の場合には be動詞の後ろに副詞を置きます。
【例1】 I often go to a cafe by myself.
(私はよく1人でカフェに行きます)
【例2】 We rarely see wild animals in the heart of Tokyo.
(東京のど真ん中ではめったに野生動物を見ない)
【例3】 I was sometimes encouraged by my classmates while playing the soccer.
(サッカーをしているとき、時々、クラスメートに励まされることがあった)


時間や場所を表す副詞(句)は、文末に置くという法則があります。
例えば、時を表す副詞(句)は、"yesterday" "today" "now" "in the morning" などです。
場所を表す副詞(句)は、"at the restaurant" "at home" などです。
場所を示す句はほとんどが副詞だと考えてしまっても良いかもしれません。
時間と場所を示す表現は、文章の1番最後に置くという点を覚えておきましょう。
【例1】 I studied English yesterday.
(私は、昨夜、英語を勉強しました)
【例2】 I will be at home tonight.
(私は、今夜家にいます)
では、もう一度 歌詞を見てみます。


この歌詞は、「泥棒が小屋の中に入り始めた」という動作を修飾する
副詞を強調したいため、副詞が文頭に来ていることが分かります。


この歌詞は、「泥棒が紐の上で転んで、それがベルを鳴らした」という
文全体を修飾するため、副詞が文頭に来ていることが分かります。


この歌詞は、「副詞 very」 が 「副詞 quickly」を修飾しています。
「泥棒は、外に走って隠れようとした」という動作を修飾する副詞なのですが、
長いので、文末に副詞が来ていることが分かります。
今回、「副詞」の位置について取り上げましたが、大原則を再度確認したいと思います。


DWEキッズは、副詞の位置を感覚的に理解している場合が多いと思いますが、
興味を持った段階で確認したい事項です

最後まで読んでくださり、ありがとうございました




