タウンニュースに「千の風みらい園」が紹介されました

4/26のタウンニュース(町田市版/港南区版/青葉区版/戸塚区版ほか)で
「千の風みらい園」の記事が紹介されました。
みらい園が誌面に載ると、なんだかうれしいものです。

以下、記事の転載です。


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「千の風になって」の原詩を表現した墓地がオープン

昨年末の紅白歌合戦をきっかけにヒットした秋川雅史さんの『千の風になって』。この原詩を表現したガーデン墓地が人気だ。伊豆大島の『千の風みらい園』は、遺骨を緑地に埋葬し、墓石ではなく大島桜などの樹木を植える。自然保護と里山の再生をコンセプトした果樹園のような墓地からは富士山と太平洋が一望。
歌のイメージそのままだ。
団塊世代を中心に「ペットと一緒に埋葬してもらえる」「都心から意外に近く公園のような場所なので、気軽に来てくれそう」など問合せも増えている。
 永代供養料は50万円(1区画2・7坪)。お墓の継承者は不要だ。GW中の現場見学も受付けるほか、説明会も横浜などで開催中。

千の風みらい園 問合わせ先 0120-056048
www.miraien.jp

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千の風みらい園という名前で東京都に最初に申請を出したのは2004年のことなので歌のヒットより前なのですが、千の風の詩の思想を実践できたらいいなぁ、と頑張ってます。
これからも応援して下さい。

あ、ゴールデンウィークのご見学も受付中です。
お気軽にお問い合せ下さい。



 神崎洋治
 樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」のページもご覧ください。
 メールマガジン「墓石を使わない質素な「樹木葬」を知る」もやってます。
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墓石を使わない質素なお墓「樹木葬」説明会

千の風みらい園では、毎月あちらこちらで「樹木葬説明会」を開催しています。
今まで14回開催してきました。



次回の第15回めは、5月13日(日) 横浜です。
会場はかながわ県民センター、横浜駅西口から徒歩で5分程度のところです。

更に本日、7月の説明会に「7/7(土) 町田」が追加決定しました。
少し朝が早いので大変かもしれませんが、お近くの方、小田急沿線、横浜線沿線の方はぜひご参加ください。

簡単にこれからの説明会日程を記載しておきます。

【5~7月の樹木葬説明会のご案内】
 詳しくは 「説明会のご案内」をご覧ください。
 参加無料(要申込み)。
 第15回 横浜 5月 13日(日) 午後1時~2時30分 かながわ県民センター
 第16回 小金井 5月 27日(日) 午後2時~3時30分 小金井市 萌え木ホール
 第17回 横浜 6月  9日(土) 午後1時~2時30分 かながわ県民センター
 第18回 東京 6月 24日(日) 午後2時~3時30分 東京八重洲ホール
 第19回 町田 7月  7日(土) 午前10時~11時30分 町田市民ホール
 第20回 横浜 7月 22日(日) 午前11時~12時30分 かながわ県民センター



 神崎洋治
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葬儀屋の独り言 (4) 大規模な墓地の開発とビジネス

お墓が高騰してしまう要因は単に墓石の価格が高いだけでなく、墓地の開発と販売のしくみにも一部の要因があります。

■開拓造成にはお金がかかる

お寺の敷地に有る墓地には土地の取得や開発の為の資金は別途掛かりませんが、現在の墓地の形態は開発型公園墓地が多く、この開発の為には多額の資金が必要となります。大型の墓園、特に山林を削って造成するものは巨額の資金が必要となります。そんな巨額の資金を宗教法人やお寺がどのように確保するのでしょうか。

販売形態を見ると、そのしくみが解ってきます。
「おや?」と思った方も多いと思いますが、○×霊園は本来、宗教法人が運営しているはずですが、週末になると新聞にごっそり入ってくる「○×霊園」の折り込み広告やテレビCMを見ると、販売は石屋さんが行っていることが解ります。
不思議な感じがしますよね。

墓地の申請は宗教法人が行います。
しかし、土地を購入したり、造成して霊園に開発するなどの膨大な資金は、石屋さんが出すケースが多いのです。ときには数億円もの資金が投入されて完成します。
お寺や宗教法人は石屋さんに名義を貸すしくみになっていて、認可が下りたときに名義貸し料が支払われます。また、販売数による出来高払いもあるようです。

大規模な霊園の土地代、造成開発、広告費、高額な墓石などが重なって、墓石を使った墓地は高額なものになってしまいます。しかし、大きな投資に大きな利益が生まれることを見込んで、実質は石屋さん主導で開発と販売を行うのです。


■墓地の申請も石屋さんの介入が前提?

樹木葬墓地の申請に何度か都庁や役所に足を運びましたが、墓地の申請をしてみるとわかることがあります。それは、現在の法律や条令もまた、石屋さんが介入して資金を入れたり、大規模な開発計画を行うことを前提に作られたものが多いと感じるのです。


私は僧侶ですし、葬儀屋ですから、このしくみやビジネス自体を否定はしません。しかし、「森林を削って開発された大規模霊園のお墓ではなく、もっと質素な場所に眠りたい」と考える人や「高額なお墓は買いたくない」「自然に還ることができるお墓がいい」という人が増えていく気がしますし、そんな考えの方達が選択できる墓地も必要だと思うのです。



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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葬儀屋の独り言 (3) なぜ墓石のお墓は高いのか?

前回に引き続き、今回も自分の「お墓」選びについて、思いついたことを並べてみたいと思います。お墓が高額だという話題の続きですが・・。

■なぜ墓石のお墓は高いのでしょうか?

昔、石を加工して墓石にするには高い技術が必要で、その対価として墓石の製造は高額になっていました。

墓石を製作する職人さん達の職業病が一時期問題になったこともあります。これは手作業で墓石の研磨や彫刻が行われる為、粉塵の吸引による病が多発したからです。

現在はどうなのでしょうか?

石の研磨や文字の彫刻などは全て機械、コンピュータ制御で製作されます。
それなのに何故高価なのだろうか、と疑問を感じることもありますが、そんな事情の名残があるのかもしれません。


■石は国産?

十数年前までは韓国産が多かったようですが、現在は殆どが中国産になっています。国産の石は目の玉が飛び出すくらいに高額ですが、中国産だと平均的な墓石の完成原価は販売価格の1~2割前後とのこと・・知人の石屋さんから聞いた話なので全部が全部そうとは言えませんが・・開発した墓地の3分の1が売れると原価が回収出来るよう計算されているようです。


単に墓石の価格だけでなく、墓地の開発と販売のしくみにも高額になる要因があります。次回はその辺にスポットをあててみます。


PS:樹木葬墓地では、ペットと一緒に埋葬できる施設も多く存在しています。
  ペットは家族の一員だと考えている人が多いのにもかかわらず、
  墓園ではなかなか一緒に埋葬する、というわけにはいかなかったのが実
  状です。
  下記のブログで中国のペット埋葬事情の記事が出ていました。
  勉強になります。
 ■「ペットの樹木葬を考慮(中国)



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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葬儀屋の独り言 (2) 大きな墓石のお墓は庶民にとって古くからの慣習ではないんです

■お寺のお墓も新しい

大きな墓石を使ったお墓が、日本古来から伝わる慣習や慣例だと思われているようですが、一般庶民が大きな墓石のお墓を持つようになったのは長い日本の歴史においては、ほんの最近のことです。

東京近郊に数多くある公園墓地、公営墓地の多くは昭和になって建設された物が多いですし、東京都調布飛行場の近くにも都営多磨霊園がありますが、お墓のツアーガイド誌によると、そこに眠っている著名人の方々も近年に活躍された方が多いのが特長です。余談ですが、思わぬ方のお墓に出会うのが楽しみな「お墓探索マニア」も居るとか居ないとか・・・。

さて、樹木葬墓地を計画した頃、私はお墓参りに行って、「お墓は庶民にとって古くからの慣習ではない」ことを確信しました。

私の母方の菩提寺は福生市にあり、臨済宗のかなり古い(400年以上)お寺です。しかし、そこにある多くの墓石のほとんどがが昭和になってから建てられたものだったからです。私の祖父の建立した墓石は大正中期、明治の時代に亡くなった方の年号が記入されていましたが、数百の墓石が有る中、同じ時代のものはわずか2件だけでした。多くの墓石は戦後のものだったのです。

東京近郊のお寺を何件か探索してみましたが、結果は同様でした。


■お寺の住職のお墓にも面白い傾向があることに気が付きました

その昔は、お寺の住職というのは世襲制ではありませんでした。
その時代の墓石は実に質素で簡単なもので、寺の片隅にひっそりとまつられている言う感じのものが多いのですが、世襲制に変わった頃から墓石が立派になり、ずいぶんと大きくなっている傾向にあります。


■近年のお墓の値段はなぜ高いのでしょうか

多くの人が「墓石の価格が高い」と答えますよね。
墓石の高騰は最近になって始まった事ではなく、昔から記念碑や墓碑など、大きな墓石は庶民にとって高値の華でした。
生活が裕福になるつれて、ステータスのひとつとして大きな墓石が置かれるようになってきました。(それ自体はもちろん悪いことではありません)

それはさておき、墓石が高価なのは、原石が高いからなのでしょうか?
それとも製作人件費が高いからなのでしょうか?

次回はこの辺を簡単に分析してみたいと思います。
お楽しみに。



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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暖冬だとなんで琵琶湖のサカナが死んでしまうの?

この冬は雪が少なくて暖冬だった、という印象が多くの人にあると思いますが、平均気温で言えば、わすが1.5℃高かっただけらしいですね。
言い換えれば、たった1.5℃高かっただけで、これだけ体感温度や生活までが変わってしまうわけですね。

先日、NHKの週刊こどもニュースでこの話題に触れていまて、「暖冬で琵琶湖のサカナが少ない」という話題もありました。

暖冬だとなぜ琵琶湖のサカナが少なくなるのでしょう。
冬の気温があと4℃上げると琵琶湖のサカナや生物が大量に死んで激減するんだそうです。

それってなぜ?

お風呂のお湯をかき回すのを思い出すと解りやすいですが、水の温度は高いほど上部に上がり、低いほど下に落ちます。水面で大量に酸素を含んだ琵琶湖の水は冬の空気で冷やされることで、酸素を含んだまま湖の下に沈むんだそうです。
つまり、湖の底付近の生物は、冬が寒いおかげで呼吸ができるらしいのです。暖冬だと水面の水が沈まず、底の魚や生物は酸欠になってしまう・・

また、水が循環しなくなると、酸欠だけでなく「富栄養化」という問題にも繋がるそうです。

■「琵琶湖:深層で進む「富栄養化」 生態系急変の恐れも」
 http://d.hatena.ne.jp/geb310/20060910

たかが1℃、2℃・・のように感じますが、わたしたちひとりひとりが温暖化を防ぐことを考えなければ、本当に知り得ぬところで生物が死滅していっているかもしれないんですね。

できることからはじめたい、と思います。



 神崎洋治
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葬儀屋の独り言 (1) 密葬と家族葬

変化と多様化の時代、変わる葬儀の形態。

*喪家の第一声とその後の会話・・

「密葬でお願い致します」
「密葬と申しますと?」
「・・・家族だけで行いたいのですが。」

最近よく、このような会話から葬儀の打ち合わせが始まります。

密葬の意味が変わってしまったのか・・・

「密葬」とは一般的に、本葬を行う前提で家族、近親者で行う葬儀のことですが、密葬の文字が秘密を連想するのでしょう、おおやけに連絡をしない葬儀が密葬と思われています。
友引の日は友を引いてしまうから葬儀を行わないのと少し似ています。

家族だけで葬儀を行いたい場合、その正式な名称はありませんが、近年は「家族葬」や「親族葬」と呼ぶことが増えてきました。
このような依頼が増えてきた背景には、核家族化や、葬儀にお金をかける意味が薄れてきていることなどが上げられます。
会社や近所の方の会葬も、以前のような強い義務感が薄れてきた事が原因の一つになってきています。



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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お坊さんが手作りしたガーデン墓地です

DIYのサポート活動やビルディングウーマン事務局を併設されている
とんとんはうす」さんのブログで「千の風みらい園」が紹介されました。

http://blog.goo.ne.jp/ton2_house/e/514a618759c1e5bc5c1ce5f8c287e680

その記事にも記載がありますが、樹木葬ガーデン墓地「千の風みらい園」は管理棟であるログハウスを除き、ほとんどすべてが僧侶や僧侶研修生など関係者の手作りです。僧侶たちがスコップやチェーンソー、ユニック(講習受けました)などを使って地道に作りました。


(↑うっそうと茂る森を間伐工事した様子:2005年工事中の写真)
工事にかかる莫大な予算がなかったので「自分たちでやろう」といいだしたのがきっかけですが、今ではスタッフ一同、得たモノは大きかったと思っています。生い茂って荒廃した森林を再生するために間伐を行いましたが、その際に切断した木材で、園の柵や通路の階段などを作りました。豪華な印象はありませんが、ひと目で手作りとわかって頂けると思います。
また、その他の余った木材は、地元の方の薪ストーブの材料になりました。


(↑間伐した木材は園内の通路階段に利用:2005年工事中の写真)
園内のガーデニングも、地元の園芸業者の方にアドバイスを頂きながら、なるべく自分たちで行っています。

ご来園頂く機会があれば、ぜひそのあたりもご覧頂ければうれしく思います。



 神崎洋治
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新しいお墓のカタチは生活スタイルの変化から生まれた?

東京近郊では特に、生活習慣や家族の形態が大きく変わっています。それは家族の単位が大家族から核家族へと変わっていたり、「お家の継承」の重視よりも「個々の価値観」を重視する人が増えていたり、でもあります。

「大きなお墓を代々、継承していく」という考えは、お家の継承の意味合いもあるわけですが、最近では「それぞれの代で、自分たちのお墓を考えればいいでしょう?」という意見もよく聞かれ、その体現として「樹木葬」が注目されているのかもしれません。

千の風みらい園では毎月、説明会を行っていますが、実際にそのようなお考えの方が参加されるケースも増えています。

これは生活の中にある、新しい変化のひとつではないでしょうか。



 神崎洋治
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樹木葬とは? 樹木葬ってなに?

「千の風みらい園」は、伊豆大島にある樹木葬専用のガーデン墓地です。

「樹木葬」って知っていますか?
日本では、お墓と言えば大きな墓石が定番ですが、樹木葬は墓石を使わず、墓石の代わりに「樹木や花木」を墓碑とする葬法です。岩手県一関の祥雲寺で初めて始められました。

例えば「千の風みらい園」にある実際のお墓のひとつを紹介しますと、墓石の代わりに大島サクラの子供(低木)が植えられています(下画像)。


写真のヒョロっとした木が「大島桜」です。大島桜はソメイヨシノの原木としても知られていますが、今はヒョロヒョロでも、墓碑としてやがてスクスクと育っていきます。墓参の度にその成長を眺める楽しみもあります。

そのため「亡くなった方が樹木として生まれ変わる」と、樹木葬を表現する方もいらっしゃいます。千の風みらい園では樹木のほかに、故人の方のお名前を刻んだ石のプレートも墓碑として設置しています。写真中央に見えます。そしてプレートの周りには、花を植えて、ガーデニングを施しています。

どうでしょうか。
従来のお墓とは全く異なるイメージだと思います。

墓石を使わないので、墓地のイメージが一般のものとはずいぶんと異なります。
卒塔婆(とうば)やちょうちんもありません。間伐された林に、少しずつ墓碑の樹木が立ち並んでいき、やがては里山になります。
このブログでもそんな様子を紹介していけたらと思っています。


 神崎洋治
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BLOGはじめました

こんにちわ。

伊豆大島の樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」です。

樹木葬、葬儀、自然環境保護、伊豆大島の観光、そして千の風みらい園の近況など

いろいろな情報をご提供するために、BLOGをはじめました。

どうぞよろしくお願いいたします。


★樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」のホームページも、
 ぜひご覧ください。
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