出雲大神宮

昨日に続いて神宮の話題です。

樹木葬墓地「千の風みらい園」を販売/運営しているのは
いづもという会社ですが、いづもは千の風みらい園を販売したり
運営するために宗教法人未来が作った一般法人
という印象でよろしいと思います。

そのいづもの名前の由来にもなった京都の出雲大神宮に行ってきました。



出雲と言えば、島根県の出雲大社を思い浮かべると思いますが、
出雲大社が建つ前の出雲神社が京都の亀岡にあります。



出雲神社は元々京都にあったものですから、
ここは元出雲と言われています。



島根県にある出雲大社の元になった神社が
京都市の出雲の地にあったようです。





 秋田 琳斎
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
 メールマガジン「墓石を使わない質素な「樹木葬」を知る」もやってます
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伊勢神宮のもも

千の風みらい園を所有しているのは宗教法人みらいですが、
そのみらいと縁の深い伊勢神宮に先日、行ってきました。

伊勢神宮は今更、紹介する必要もないと思いますが、
「お伊勢さん」「大神宮さん」の呼び名で親しまれています。
正式な名称は「神宮」です(伊勢はつきません)。



桃がきれいに咲いていました。



余談ですが、入り口に橋があるのですが、
工事中で渡り板がはがされていました。



次回は、いづもの名前の由来にもなった京都の出雲大神宮を
紹介します。



 秋田 琳斎
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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空から見た墓地と宅地 (空撮)

大島に向かう飛行機から、地上の様子を撮影した(いわゆる空撮)2枚の写真です。
まずはこの2枚をご覧ください。






上が宅地、2枚めが墓地です。ご覧のようにどちらが墓地で、どちらが宅地かよくよく見ないと判りません。

宅地も墓地も通路の広さと電信柱が有るか無いかの違いくらいで、空から見るとパッと見た目は区別がつきません。

ご存じのように、宅地は人が住む場所ですが、もう一方は亡くなった方を埋葬するところです。
高齢者をたくさん抱える日本の近い将来・・・このままお墓が増え続けると郊外はみんな墓地になってしまう勢い・・といっては言い過ぎでしょうか。

以前にも書きましたが、一般庶民が現在のように大きな墓地を買い求めて個々に墓地を所有する慣習は戦後になってからです。

人口が爆発的に増えたベビーブーム、暮らしが豊かになった高度経済成長期を経て、ここ数年は自然破壊が加速度的に延びていることが問題視されるようになりました。

最近の墓石の多くはお隣の中国の山を削って輸入したものです。
その中国も環境破壊が深刻化し、そろそろ規制の様子がちらほら囁かれてきています。次はベトナムから輸入しようと、白羽の矢が立っているようです。
日本の食料の自給率の低さには驚きますが、せめて、それ以外の物で自給できるものはなるべく自給することも地球環境保護のひとつではないでしょうか。

明日は横浜で樹木葬説明会です。
ご参加を予定して頂いている方、どうぞよろしくお願いいたします。

>>説明会の詳細と日程



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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葬儀屋の独り言 (4) 大規模な墓地の開発とビジネス

お墓が高騰してしまう要因は単に墓石の価格が高いだけでなく、墓地の開発と販売のしくみにも一部の要因があります。

■開拓造成にはお金がかかる

お寺の敷地に有る墓地には土地の取得や開発の為の資金は別途掛かりませんが、現在の墓地の形態は開発型公園墓地が多く、この開発の為には多額の資金が必要となります。大型の墓園、特に山林を削って造成するものは巨額の資金が必要となります。そんな巨額の資金を宗教法人やお寺がどのように確保するのでしょうか。

販売形態を見ると、そのしくみが解ってきます。
「おや?」と思った方も多いと思いますが、○×霊園は本来、宗教法人が運営しているはずですが、週末になると新聞にごっそり入ってくる「○×霊園」の折り込み広告やテレビCMを見ると、販売は石屋さんが行っていることが解ります。
不思議な感じがしますよね。

墓地の申請は宗教法人が行います。
しかし、土地を購入したり、造成して霊園に開発するなどの膨大な資金は、石屋さんが出すケースが多いのです。ときには数億円もの資金が投入されて完成します。
お寺や宗教法人は石屋さんに名義を貸すしくみになっていて、認可が下りたときに名義貸し料が支払われます。また、販売数による出来高払いもあるようです。

大規模な霊園の土地代、造成開発、広告費、高額な墓石などが重なって、墓石を使った墓地は高額なものになってしまいます。しかし、大きな投資に大きな利益が生まれることを見込んで、実質は石屋さん主導で開発と販売を行うのです。


■墓地の申請も石屋さんの介入が前提?

樹木葬墓地の申請に何度か都庁や役所に足を運びましたが、墓地の申請をしてみるとわかることがあります。それは、現在の法律や条令もまた、石屋さんが介入して資金を入れたり、大規模な開発計画を行うことを前提に作られたものが多いと感じるのです。


私は僧侶ですし、葬儀屋ですから、このしくみやビジネス自体を否定はしません。しかし、「森林を削って開発された大規模霊園のお墓ではなく、もっと質素な場所に眠りたい」と考える人や「高額なお墓は買いたくない」「自然に還ることができるお墓がいい」という人が増えていく気がしますし、そんな考えの方達が選択できる墓地も必要だと思うのです。



 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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葬儀屋の独り言 (3) なぜ墓石のお墓は高いのか?

前回に引き続き、今回も自分の「お墓」選びについて、思いついたことを並べてみたいと思います。お墓が高額だという話題の続きですが・・。

■なぜ墓石のお墓は高いのでしょうか?

昔、石を加工して墓石にするには高い技術が必要で、その対価として墓石の製造は高額になっていました。

墓石を製作する職人さん達の職業病が一時期問題になったこともあります。これは手作業で墓石の研磨や彫刻が行われる為、粉塵の吸引による病が多発したからです。

現在はどうなのでしょうか?

石の研磨や文字の彫刻などは全て機械、コンピュータ制御で製作されます。
それなのに何故高価なのだろうか、と疑問を感じることもありますが、そんな事情の名残があるのかもしれません。


■石は国産?

十数年前までは韓国産が多かったようですが、現在は殆どが中国産になっています。国産の石は目の玉が飛び出すくらいに高額ですが、中国産だと平均的な墓石の完成原価は販売価格の1~2割前後とのこと・・知人の石屋さんから聞いた話なので全部が全部そうとは言えませんが・・開発した墓地の3分の1が売れると原価が回収出来るよう計算されているようです。


単に墓石の価格だけでなく、墓地の開発と販売のしくみにも高額になる要因があります。次回はその辺にスポットをあててみます。


PS:樹木葬墓地では、ペットと一緒に埋葬できる施設も多く存在しています。
  ペットは家族の一員だと考えている人が多いのにもかかわらず、
  墓園ではなかなか一緒に埋葬する、というわけにはいかなかったのが実
  状です。
  下記のブログで中国のペット埋葬事情の記事が出ていました。
  勉強になります。
 ■「ペットの樹木葬を考慮(中国)



 秋田林西
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葬儀屋の独り言 (2) 大きな墓石のお墓は庶民にとって古くからの慣習ではないんです

■お寺のお墓も新しい

大きな墓石を使ったお墓が、日本古来から伝わる慣習や慣例だと思われているようですが、一般庶民が大きな墓石のお墓を持つようになったのは長い日本の歴史においては、ほんの最近のことです。

東京近郊に数多くある公園墓地、公営墓地の多くは昭和になって建設された物が多いですし、東京都調布飛行場の近くにも都営多磨霊園がありますが、お墓のツアーガイド誌によると、そこに眠っている著名人の方々も近年に活躍された方が多いのが特長です。余談ですが、思わぬ方のお墓に出会うのが楽しみな「お墓探索マニア」も居るとか居ないとか・・・。

さて、樹木葬墓地を計画した頃、私はお墓参りに行って、「お墓は庶民にとって古くからの慣習ではない」ことを確信しました。

私の母方の菩提寺は福生市にあり、臨済宗のかなり古い(400年以上)お寺です。しかし、そこにある多くの墓石のほとんどがが昭和になってから建てられたものだったからです。私の祖父の建立した墓石は大正中期、明治の時代に亡くなった方の年号が記入されていましたが、数百の墓石が有る中、同じ時代のものはわずか2件だけでした。多くの墓石は戦後のものだったのです。

東京近郊のお寺を何件か探索してみましたが、結果は同様でした。


■お寺の住職のお墓にも面白い傾向があることに気が付きました

その昔は、お寺の住職というのは世襲制ではありませんでした。
その時代の墓石は実に質素で簡単なもので、寺の片隅にひっそりとまつられている言う感じのものが多いのですが、世襲制に変わった頃から墓石が立派になり、ずいぶんと大きくなっている傾向にあります。


■近年のお墓の値段はなぜ高いのでしょうか

多くの人が「墓石の価格が高い」と答えますよね。
墓石の高騰は最近になって始まった事ではなく、昔から記念碑や墓碑など、大きな墓石は庶民にとって高値の華でした。
生活が裕福になるつれて、ステータスのひとつとして大きな墓石が置かれるようになってきました。(それ自体はもちろん悪いことではありません)

それはさておき、墓石が高価なのは、原石が高いからなのでしょうか?
それとも製作人件費が高いからなのでしょうか?

次回はこの辺を簡単に分析してみたいと思います。
お楽しみに。



 秋田林西
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葬儀屋の独り言 (1) 密葬と家族葬

変化と多様化の時代、変わる葬儀の形態。

*喪家の第一声とその後の会話・・

「密葬でお願い致します」
「密葬と申しますと?」
「・・・家族だけで行いたいのですが。」

最近よく、このような会話から葬儀の打ち合わせが始まります。

密葬の意味が変わってしまったのか・・・

「密葬」とは一般的に、本葬を行う前提で家族、近親者で行う葬儀のことですが、密葬の文字が秘密を連想するのでしょう、おおやけに連絡をしない葬儀が密葬と思われています。
友引の日は友を引いてしまうから葬儀を行わないのと少し似ています。

家族だけで葬儀を行いたい場合、その正式な名称はありませんが、近年は「家族葬」や「親族葬」と呼ぶことが増えてきました。
このような依頼が増えてきた背景には、核家族化や、葬儀にお金をかける意味が薄れてきていることなどが上げられます。
会社や近所の方の会葬も、以前のような強い義務感が薄れてきた事が原因の一つになってきています。



 秋田林西
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