温暖化防止が招いた森林破壊

12月10日(月)に放送された、NHKのクローズアップ現代「シリーズ地球温暖化 森林破壊を食い止めろ」を観ましたか?

2000年~2005年までの間に、日本の国土と同等の面積の熱帯雨林が地球上から失わてしまったと言います。いったいなぜ、そんなことになってしまったのでしょうか。番組ではインドネシアのスマトラ島にスポットをあてます。

地球温暖化を防ぐため、ガソリンに代わる自動車の燃料として期待されているのがバイオ燃料です。欧州ではディーゼル自動車の割合が高く、バイオ燃料はディーゼル車の経由に混ぜて利用されます。

そのバイオ燃料となるパーム油の原料はアブラヤシという植物で、スマトラ島では熱帯雨林を伐採し、アブラヤシを栽培する畑に開拓されています。番組では、昨年わずか一年間で、九州と同じ面積の熱帯雨林がアブラヤシ畑へと姿を変えたと言っていました。

地球温暖化防止のために、ガソリンからバイオ燃料に代えるべきと考えている人も多いと思いますが、皮肉にもそれが地球温暖化を助長しているという構図が描かれていました。

アブラヤシは、インドネシアではカネのなる木と言われているそうです。

人間は何をやっても欲に群がり、地球を壊してしまうのか、と複雑な気持ちになりました。

地球のためにいま、僕でもできることってなんだろう、と考える良い機会になりました。



 神崎洋治
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ハンマーヘッドシャークとミヤマクワガタ・・・夏休みはいかがでしたか?

気付いたらもう9月。
子供達はちょっと長かった(~9/2)夏休みが終わって
今日から元気にまた新学期です。

今年の夏はどんな夏でしたか?
↓私の夏はこんな感じでした。

オヤジの夏休み ~置き去りにした夢~
絶対にこの夏、ハンマーヘッド・シャークを見るにょ !


他のホームページですが、私の夏休みのお話を掲載しましたので
興味があったら読んでください。

写真は南伊豆に行ったときに子供達が捕まえたミヤマクワガタです。



メスも2匹ゲットして、無事に2つのカップルが完成。
でも、数日前に4匹みんな他界してしまいました。
昆虫ケースの土の中に子孫が残っていることを祈って・・



 神崎洋治
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「ムシの日」にクワガタ捕り

6月4日はムシの日?

というわけで、家族で「ムシを見に行こう」と
いうことになりまして、
ホタル鑑賞がいいか、くわがた虫探しががいいか?と
思案しましたが、満場一致でクワガタ虫取りに決まりました。

まだ梅雨入り前ですので、カブトムシは無理。
先日、この日記で書いたとおり、雑木林のカブトも
うちの可愛いカブトムシたちもまだ幼虫です。

でも、クワガタは越冬するのも数多くいるので、
これだけ暖かければ動きも軽いかな、と思って、
探しに行きました。

こ一時間、相模原の雑木林を息子たちと探したところ、
いるわいるわ、23匹ほど捕れました。
ほんどはコクワガタでしたが、ノコギリクワガタも
いました。
予想通り残念、カブトムシはいませんでした。

なんだか早めにスタートしている我が家の夏。
早速、クヌギマット(ムシ飼育用の土)と
ムシゼリー(ムシ用のエサ)の出番です(笑)。



 神崎洋治
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今週の土曜日は横浜で「樹木葬説明会」です。
参加者募集中です。

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首相が「SATOYAMA(里山)イニシアティブ」を世界に提案予定

昨日の報道によると、安倍晋三首相の指示による「21世紀環境立国戦略」の策定に向けた中央環境審議会の報告書原案が明らかになり、伝統的な自然共生の社会を現代にふさわしい形で発展させる「SATOYAMA(里山)イニシアティブ」を世界に提案するようです。(毎日新聞記事)

環境立国:「里山で自然共生」サミットで提案 審議会原案(毎日新聞記事:MSN)


この「里山」は、環境省が発表した「今後1、2年で着手すべき重点的な環境政策の方向に関する主な意見の概要」でも、日本型自然共生システムとして位置付けられています。

↓詳しくはコチラに(環境省)
今後1、2年で着手すべき重点的な環境政策の方向に関する主な意見の概要(環境省 PDFファイル)


これはとても良いことだと思います。
ただ、少し引っかかるのは、世界に発信する前に、わが日本が、里山を保全していくための具体的な政策を持ち、現代風にアレンジしていこうとする努力が十分になされているかどうかと言うことです。

里山は昔からの伝統であり、知恵であり、生活そのものですが、それは一部地域の人が支え、受け継いできた大切な財産です。

国際社会に向けたPRだけでなく、経済活動の上に立った文化として保全・・いや継続して営まれていくよう、日本の内側に向けても具体策が前向きに検討されていくと良いと思います。

今週末、日曜は武蔵小金井で樹木葬説明会です。
頑張ります。



 神崎洋治
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里山にまた、子供達の夏が来る

ひとりの子供が雑木林の根をほじくっている。

がんばれ
がんばれ

なんだか、がんばれっ。



うしし。ゲット。



イモムシが苦手な人はご勘弁を。
これ、カブトムシの幼虫です。



夏はもうそこまでやってきています。
子供達が自然とふれあえる、里山を大切にしたい
そう感じます。
カブトムシの捕り方に聞き耳を立て、捕ったかぶとむしの大きさを
自慢する子供たち。目がキラキラと輝いてます。

おっ、お兄ちゃんも特大をゲット。



よしっ、もうひとガンバリ、
がんばれ
がんばれ

がんばって成虫に育てようね。

☆里山の再生と保全を目指し、質素なお墓をご提案する樹木葬専用ガーデン墓地「千の風みらい園」のページも是非、ご覧ください。




 神崎洋治
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里山とザリガニ釣りとホタルの季節 ~谷戸山公園・座間~

東京界隈では、この週末とても良い天気でしたね。
気持ちが良かったので、息子2人を連れて公園に行きました。

場所は「県立座間谷戸山公園」。
小田急線の「座間」駅から徒歩で15分。無料の駐車場もあります。


(森林浴にも最適。木漏れ日の中を歩くのは気持ちいいです)

私がこの公園を好きな理由は、縄文時代からの人の暮らしが営まれていた土地を愛し、里山の風情が息づいているからです。

「里山」を保全しようというコンセプトは、樹木葬と共通のものを感じます。


(用意されたものではなく、昔からあるたくさんの自然に触れあうことができます)

大きな望遠レンズを付けた多くの写真愛好家の方が野鳥の写真を撮りに三脚をたてていました。

池の周りや里山、森の道を歩いた後はザリガニ釣りで楽しみます。
エサはコンビニで売っているサキイカ。
釣り竿にイト(釣り糸か凧糸)を付けて、サキイカを結びつけます。板おもりをチョイとつければ完成です。

「里山」を保全しようというコンセプトは、樹木葬と共通のものを感じます。


(コツをつかめばザリガニは簡単に釣れます)

谷戸山公園では、捕獲した生物は観察した後、自然に戻すことを強く推奨しています。しかし、外来種で繁殖能力の高いザリガニだけは別で、捕獲した個体はできるだけ持ち帰るように案内しています。そんなこともあってザリガニ釣りは安心して子供達でも楽しめます。

この公園には里山体験館もあります。
子供達は竹馬やパカポコで楽しみました。

(里山とたんぼの風景の中にある里山体験館)


(里山体験館で竹馬とパカポコ:ポッカポッカに挑戦)

さて、そろそろホタルの季節です。
単体でチラホラと見える程度ですが、細々と生きる自然のホタルもまた風情があり、すぐそばまで飛んでくるとひときわ感激してします。ほのかな光を探す楽しさもあります。時間帯は午後7時30分~8時30分くらい。
詳しくは谷戸山公園に電話で問い合わせると教えてくれると思います。


(昔は家の周りでもみられたトンボですが、最近は少なくなりました)

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 神崎洋治
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千の風を浴びてきれいな花が揺れています

さて、このところ天気もよく、千の風みらい園にも小さな花がたくさん咲いています。



うっそうと茂る森林では、陽射しが下まで入らなくなり、このような花は死んでしまいますが、間伐して太陽の光が差し込むように工夫すると、このようにかわいい花や草がたくさんまた戻ってきます。



森林の再生と保全。
樹木葬の大切なテーマです。





 秋田林西
 樹木葬専用ガーデン墓地千の風みらい園の責任者。葬儀社も経営する僧侶。
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暖冬だとなんで琵琶湖のサカナが死んでしまうの?

この冬は雪が少なくて暖冬だった、という印象が多くの人にあると思いますが、平均気温で言えば、わすが1.5℃高かっただけらしいですね。
言い換えれば、たった1.5℃高かっただけで、これだけ体感温度や生活までが変わってしまうわけですね。

先日、NHKの週刊こどもニュースでこの話題に触れていまて、「暖冬で琵琶湖のサカナが少ない」という話題もありました。

暖冬だとなぜ琵琶湖のサカナが少なくなるのでしょう。
冬の気温があと4℃上げると琵琶湖のサカナや生物が大量に死んで激減するんだそうです。

それってなぜ?

お風呂のお湯をかき回すのを思い出すと解りやすいですが、水の温度は高いほど上部に上がり、低いほど下に落ちます。水面で大量に酸素を含んだ琵琶湖の水は冬の空気で冷やされることで、酸素を含んだまま湖の下に沈むんだそうです。
つまり、湖の底付近の生物は、冬が寒いおかげで呼吸ができるらしいのです。暖冬だと水面の水が沈まず、底の魚や生物は酸欠になってしまう・・

また、水が循環しなくなると、酸欠だけでなく「富栄養化」という問題にも繋がるそうです。

■「琵琶湖:深層で進む「富栄養化」 生態系急変の恐れも」
 http://d.hatena.ne.jp/geb310/20060910

たかが1℃、2℃・・のように感じますが、わたしたちひとりひとりが温暖化を防ぐことを考えなければ、本当に知り得ぬところで生物が死滅していっているかもしれないんですね。

できることからはじめたい、と思います。



 神崎洋治
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