Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

不自由さとテルミンについて(6)

2005-02-21 | テルミン

三毛子の場合

最初は楽器購入前に1回、あと2回ほど、20分ずつ程度Friends of the Thereminの練習会で演奏の指導をしてもらいました。 その後は全く習っていません。 正統派の奏法の講座に通ってみたかったのですが、物理的にできないことが多すぎて迷惑をかけるだけどた思ったことが大きいです。 もっと自分に合う講座を探せばよかったのかもしれませんが、よほど近所でないと通う体力がありません、1回講座へ行くために3日ほど無駄になってしまうのでは、結局は練習する時間がなくなってしまいますから。(笑)

結局はわたしの奏法は誰の奏法でもありませんし、お手本もありません。

いちばんの問題は手です、両手の手首が固まっていて動きません。 特に右手の指を使う動きがほとんどできませんので、音程は肘の動きによってとっています。 正統派の人が指ですることを肘でしているわけです。 楽な方向に動かす結果、ピッチ軌道はかなり横方向になっています。

それと、椅子に座って演奏しています。 全く立って弾けないというわけではありませんが、立つことに意識が行ってしまったり痛みが気になったりすると演奏に集中できないことや、長時間練習する時には座っているので本番でもいつもどおりにそうしたいということからです。 ただし座って弾くようになると、弾けない形のテルミンがありますので、どちらでもいいのでしたら立って弾くことをおすすめします
楽器がEtherwaveであったとしても、自分の機材を持って行けない場合にはけっこう気を使います。 他の人は椅子を使いませんからわざわざ準備してもらわなければなりません。 椅子の高さが自分に合わないと困りますし、不安定な椅子では安定した姿勢で弾けません。 楽器を載せるマイクスタンドも他の人とは高さが違うので下げてもらわなければならず、必要な位置まで下がりきらない場合もしばしば。 自分が必要なスタンドや椅子やその他の条件は普段からメモしておき、きちんと弾きたい大切なイベントなどではその場であわてないように前もって伝えておくようにしましょう。

わたしは演奏によって関節の状態が悪化したということはないと思いますが、体力がないので演奏するとけっこう疲れます。 たぶん健康な人でも始めたばかりのころには見舞われるであろう筋肉痛はそれなりに経験しました。


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