夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ナイト&デイ』

2010年10月15日 | 映画(な行)
『ナイト&デイ』(原題:Knight and Day)
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ,キャメロン・ディアス,ピーター・サースガード,
   ヴィオラ・デイヴィス,ポール・ダノ,ジョルディ・モリャ他

カタカナのタイトルを見て「夜と昼」かと思っていました。
そうじゃなかったという話はあとですることにして、
劇場で観るなら、こんな大スター競演のアクション映画は
抜群に楽しいことを再認識。いや~、ごちそうさま。

自動車修理工場の女性経営者ジューンは、
車の部品を仕入れに出かけたカンザスから、
自宅のあるボストンへと帰るために向かったウィチタ空港で、
ロイと名乗る男性と2度もぶつかる。
男前で爽やかな笑顔に心をときめかせるジューン。

その後、搭乗した飛行機内で偶然にもロイと近くの席に。
悪天候のせいなのか、飛行機は激しく揺れて、歩くこともままならない。
おぼつかない足でトイレに行こうとするジューンをロイは優しくエスコート。
個室内でジューンは「あんなにいい男を逃すわけにはいかない」と
自分に言い聞かせ、気合いを入れる。

ジューンがそうしている間、個室外では信じがたいことが起こっていた。
実は、ジューンを除く乗客と乗員はすべて、ロイを捕えるために乗り合わせた一味。
大乱闘の末、ロイは全員を殺すと、何も知らずに席に戻ったジューンに
パイロットを殺したことを告げ、自ら飛行機を不時着させる。

ロイの話によれば、彼は天才研究者サイモンを護衛するエージェントで、
研究所から世紀の発明品を盗んだとしてCIAに追われている。
しかし、それは濡れ衣で、もう1人の護衛フィッツの悪巧みを知り、
サイモンと発明品を安全な場所へ移したのだと言う。

ロイがジューンと接触したせいで、ジューンも仲間だと思われ、
ロイとともに逃走劇を繰り広げるはめになるのだが……。

出色の出来というのは褒めすぎか。けれど、本当に楽しいです。
トム・クルーズ、久々にカッコいいと思いました。
痛快なアクション映画ながら、いくつになっても素敵なコメディエンヌ、
キャメロン・ディアスの持ち味も活きて、笑いのツボもバッチリ。
どんな局面も余裕の笑顔のトムと、パニくりぶりが可愛いキャメロン。
このコンビ、最高。

ところで、最初の話に戻って、このタイトル。
英語で見れば“Knight & Day”でした。なるほど。
“Knight”は「騎士」であり、ロイの本名でもあります。
そして、“Day”は「いつか」。

物事にはすべて理由がある。

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