夜な夜なシネマ

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『キセキ あの日のソビト』

2017年02月26日 | 映画(か行)
『キセキ あの日のソビト』
監督:兼重淳
出演:松坂桃李,菅田将暉,忽那汐里,平祐奈,横浜流星,成田凌,
   杉野遥亮,早織,奥野瑛太,野間口徹,麻生祐未,小林薫他

大阪ステーションシティシネマにて、前述の『天使のいる図書館』とハシゴ。

素顔を隠して活動を続ける人気4人組アーティスト“GReeeeN”。
そのデビュー秘話を映画化したという青春もの。
GReeeeNの曲は通り一遍知っている程度なので、覆面アーティストだとは知らず。
しかも本作を観たあとに調べてみたら、主人公兄弟は高槻出身。
同じ北摂出身なんだと、ものすごく親近感が湧きました。遅い?(笑)

兄弟のジン(松坂桃李)とヒデ(菅田将暉)。
父親の誠一(小林薫)は市立病院に勤める厳格な医師で、
息子たちにも自分同様医者になることを求めている。

しかし、兄のジンはメタルバンド“ハイスピード”のボーカルとして活動。
誠一にどれだけ殴られようとも音楽をやめるつもりはない。
一方、弟のヒデは医大を目指して受験勉強に励む。

ある日、ジンのもとへメジャーデビューの話が舞い込む。
それでも認めようとしない父親と激しく対立、ジンはついに家を飛び出すが、
プロデューサーの売野(野間口徹)から売れる曲を書けと言われ、悶々。

ヒデは医大の受験に失敗して浪人、予備校通い。
成績は一向に上がらず、模試では軒並みD・E判定。
歯科医狙いに転向すると宣言すると、誠一は致し方ないが良しという反応。

一浪の末に晴れて歯科大生となったヒデは、
同級生のナビ(横浜流星)、クニ(成田凌)、ソウ(杉野遥亮)とともにバンドを組み、
自ら曲もつくりはじめる。
アレンジを頼まれたジンは、ヒデの才能を確信。
売野にヒデのバンドを売り込むと、ジン自身は裏方に回ることに徹する。

いよいよヒデたちのデビューが現実味を帯びてくるが、
誠一がそんなことを許すはずもない。
歯科大に通う身であることも考慮して、素顔を伏せたままデビューさせたいと
ジンは売野に掛け合うのだが……。

とにかく全然知らないことばかりだったので、とても興味深く観ました。
ジンとヒデの母親役には麻生祐未
ヒデとつきあうようになるレコード店のアルバイトに忽那汐里
ハイスピードのメンバーに奥野瑛太
重い心臓病を患う、誠一の患者役に平祐奈

人の命を救うことは医者にしかできないと思っている父親。
父親にジンが放つ言葉は「俺は心の医者になってやる」。
なれるよ、絶対。音楽ってすごいんだから。

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