夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈た行〉

2010年12月17日 | 映画(た行)
《た》
『ダウト 偽りの代償』(原題:Beyond a Reasonable Doubt)
『条理ある疑いの彼方に』(1956)のリメイク。劇場未公開。
TV局の記者CJは、検事ハンターが証拠を捏造して
連戦連勝を勝ち取っているのではないかと睨む。
そこで、CJ自ら殺人事件の容疑者となり、証拠捏造を暴こうとする。
そして、ここぞというときにハンターの不正を指摘できるよう、
信頼のおける同僚の協力のもと、入念に計画を立てるのだが……。
お約束のどんでん返しがなんとも後味悪し。

《ち》
『小さな命が呼ぶとき』(原題:Extraordinary Measures)
妻と3人の子どもたちに囲まれて暮らす、有能なビジネスマン、ジョン。
しかし、長女と次男は難病“ポンペ病”に冒されていて、
長くても9歳までしか生きられないと言われている。
ジョンは、ポンペ病研究の第一人者である博士ロバートのもとを訪れると、
治療薬開発のための援助を申し入れる。
会社を辞めたジョンは、ビジネスマンとしての才覚を発揮、資金集めに奔走する。
アクションスターのイメージの強い主演2人が人間ドラマで魅せます。

《つ》
『つむじ風食堂の夜』
同名小説の映画化。
月舟町にある小さな洋食屋、つむじ風食堂。
そこに集う個性豊かな常連客たち。
帽子屋、古本屋、果物屋、売れない舞台女優など。
初めてその食堂へ入った、雨降りの研究家である「私」の観点から描かれる、
些細な出来事、ちょっとした会話の幸せ。

《て》
『てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡』
沖縄で生まれ育った健司は、本土で事業に失敗し、借金を抱えて帰郷。
バーを開店したところ、それが大当たりで借金完済。
地元のマドンナだった由莉と結婚、2人の子どもにも恵まれる。
ところが、突然、バーを辞めてサンゴの養殖を始めると言う。
海をこよなく愛す健司の、後世に美しい海を残したいという願いからだった。
世界初の養殖サンゴの移植・産卵に成功した金城浩二氏の実話に基づく。
とてつもないお人好し夫婦。こんな夫婦に救われる。

《と》
『時をかける少女』
ご存じ、筒井康隆の名作SFの実写映画化。
アニメ版でヒロインの声を務めた仲里依紗主演。
高校3年生のあかりは、事故で昏睡状態に陥った母親の願いを叶えるため、
母親が開発した薬を使って1972年の4月にタイムリープすることに。
ところが、誤って1974年2月にタイムリープしてしまい……。
突っ込みどころ満載のくせして、なんだかわからないけど、いいんです。
とにかくいい!と思わせるのは、この原作のスゴイところ?

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