『スラムドッグス』(原題:Strays)
監督:ジョシュ・グリーンバウム
出演:ウィル・フォーテ,ブレット・ゲルマン他
声の出演:ウィル・フェレル,ジェイミー・フォックス,アイラ・フィッシャー,ランドール・パーク他
イオンシネマ茨木にて、2本ハシゴの2本目。前述の『OUT』の次に。
鑑賞の数日前、飲み友だちで映画好きの兄さんから「これは観ないほうがいいのでは」とご連絡をもらいました。
理由は書かれていませんでしたが、おそらく下ネタ、特にエロネタではなくてう○こネタが多いと予想。
とはいうものの、シネコン上映作品はほとんど制覇している私としては、観ない選択肢はありません。
観なくていい作品だとわかっていても、とりあえず観に行くことにする。うん、これはヒドイ(笑)。
ボーダーテリアのレジーは、飼い主のダグのことが大好き。
ダグも自分のことを好きでいてくれていると信じて疑わないが、とんでもない勘違い。
ダグはレジーのことが鬱陶しくてたまらず、目の前から消えてほしくてたまらない。
レジーを連れ出してはテニスボールを放り投げ、レジーが走って行った隙に家へと逃げる。
なのに何度それをしようが、レジーは必ずボールを見つけて帰ってくるのだ。
いいかげん腹が立ち、ダグはレジーを車に乗せると3時間も走り、遠く離れた街に捨て去る。
それでもまだこれはゲームだと信じるレジーだったが、
街で知り合ったボストンテリアのバグ、オーストラリアンシェパードのマギー、
グレートデーンのハンターから諭され、自分がすっかり騙されていたのだと知る。
そんな酷い飼い主には復讐が必要。
レジーはみんなの協力を得て、ダグのペニスを噛みちぎるために帰ることにするのだが……。
動物が出てくる洋画だと、たいていの場合は吹替版の上映が多い。
字幕版の上映が1回もない劇場だってあります。
なのに本作は字幕版の上映回数がどこも多くて不思議に思っていました。
そりゃそうだ、こんな作品はお子様には決して見せてはなりませぬ(笑)。
まぁ、金返せというほどだったわけではないけれど、う○こネタが多すぎる。
食後に観たらオエーッとなりそうなぐらいのシーンもあります。
ウィル・フォーテ演じるダグもゲスすぎて、はよアソコ噛みちぎられて死んでしまえと思いました。
死なないまま悲惨な目に遭うのはいいですねぇ。ラストはよかった(笑)。
飼い主と離ればなれになった犬の話といえば『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)。
その主演であるデニス・クエイドが本人役で出演しているのも笑えます。
しかしこんなしょうもない映画を観に来る人が私のほかに2人もいるなんて。感想を聴きたい。