夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『バーフバリ 伝説誕生』

2018年03月18日 | 映画(は行)
『バーフバリ 伝説誕生』(原題:Baahubali: The Beginning)
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:プラバース,ラーナー・ダッグバーティ,タマンナー,
   アヌシュカ・シェッティ,ナーサル,サティヤラージ他

出町座で3本ハシゴの3本目。本命はこれ。

前述の『きみの声をとどけたい』の上映終了後15分空いて、同じ地階シアターで。
舞台挨拶に来ていた声優=神戸光歩さんのサイン会が1階で催されるとのこと。
サイン会参加希望者は一旦館外へ出され、『バーフバリ』を観る客と入れ替え。
私の後部座席の三人連れは、私と同じハシゴをしているようで、
「キミコエと続けて観る客はほかにいないよね」と話していましたが、
すぐ目の前におるっちゅうの。
ま、確かに、ほかの皆さんはサイン会に行ったはず。

それはそうと、2本目と3本目の間にカクテルを飲みました。
出町座は『有頂天家族 二代目の帰朝』の舞台でもある桝形商店街内なので、
『有頂天家族』に登場する電気ブランがメニューにあるんです。
偽電気ブランじゃなくて、電気ブランジンジャーだけど。
ちゃんと自家製生姜漬けが入っていて、これも美味しかった。

巷でめっちゃ面白いとの噂、すでに観た人からも「観たほうがいい」とお墨付き。
これを上映していなければ、出町柳へ行くのを先送りにしていたと思います。
噂に違わず、なんだこの面白さは。

赤ん坊を抱えた女性がなんらかの理由で兵士たちから追われ、大滝に飛び込む。
濁流に呑み込まれそうになりながら、女性は神に対して叫ぶ。
自分の命は惜しくない、ただこの赤ん坊だけは助けてほしいと。

村人たちは川から突き出た手の上で赤ん坊が泣いているのを発見。
赤ん坊を引き上げると、女性は力尽きて沈んでしまう。

見るからに高貴なその女性が死の間際に滝の上を指さしていたことから、
滝向こうへ行けば赤ん坊の出生がわかるのではと村人たちは考えるが、
子どものいない夫婦に神が授けた命にちがいないと考え直し、
滝向こうに通じる洞窟の入り口を塞ぎ、通行不可とする。

赤ん坊はシヴドゥと名づけられ、たくましく成長する。
何かに導かれるように滝の頂上まで行きたがるシヴドゥを
どうせ途中でまた滑落するのにと友人らは笑うが、シヴドゥはあきらめない。

あるとき、滝の近くで仮面を拾った彼は、美しい女性の幻影を見る。
それを追って滝を登るうち、ついに頂上へ。
仮面の持ち主は女戦士アヴァンティカ。
彼女は邪悪な暴君バラーラデーヴァの支配から王国を取り戻すべく仲間と共に戦い、
また、暴君によって25年間も監禁されている王妃デーヴァセーナを救出しようとしていた。

アヴァンティカと恋に落ちたシヴドゥは、
彼女に代わってデーヴァセーナを助けに行くと約束するのだが……。

監督は『マッキー』(2012)のS・S・ラージャマウリ。
蝿に生まれ変わった男が愛する人を助けようとする『マッキー』も面白かったけど、
この『バーフバリ』は桁違いに面白い。
本国インドの歴代興行収入記録を塗り替える大ヒットというのもうなずけます。

どんだけ強いねん、バーフバリ。
善玉悪玉がはっきりしていて、善玉の危機は不安になるほどにはないから安心。
王に忠実な奴隷カッタッパが泣かせてくれたりもして、
最初から最後まで画面に目が釘付け。

二部作なのですが、この一部に続いて上映された『バーフバリ 王の凱旋』は、
晩ごはんの予約時間の関係で私は観ることができず。
上映期間中に出町座までもう一度行って観るか、
今月末から1週間上映のシネ・ヌーヴォへ行くか、
はたまた来月末に塚口サンサン劇場へ行くか。
チャンスは限られているので、必ずどこかでモノにしなくちゃ。

正真正銘、歴史アドベンチャー大作。
VFXを駆使した超大作を撮るならば、こんなのをお願いします。
『空海』みたいなのじゃなくて。(^^;

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