「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

艦艇の「艇」に乗ってみた~掃海艇編~

2014年05月12日 | 海上自衛隊


5月のゴールデンウィークのただ中、


私は、ゆるやかな会の開催のために、お昼すぎくらいに、


佐世保に到着しました。


この日は、別に一般公開に行くつもりはなかったのですが、


駅を出て、一応岸壁の方を見てみると、


満艦飾に彩られた護衛艦が目に入ったので、そのまま倉島に向かって歩き出していました(笑)


満艦飾って好きなんですよね。


かわいいもん~


万国旗よりも、シンプルでずっとカワイイ


それに、


基本的にお仕事で使用するものを、


おめでたい日には、祝意を表すために飾る、という習慣が好きなの







というわけで、


倉島岸壁に向かいました。


実は、この1週間前にも、


一般公開が「すずつき」だったので、わざわざ観に行っていたんですね~。


その日は、さすがに「すずつき」だったので、わりと人が多かったのですが、


この日は、ゴールデンウィークだったからか、


さらに多くてびっくり


この日、一般公開なんだったっけ~?


とか思っていたら、まさかの掃海艇


思えば、私、


掃海艇はおろか、艦艇の「艇」ってまだ乗ったことなかった…。


そう思うと、気まぐれでやってきた一般公開ですが、


ワクワク感が上昇


しかも、掃海艇は、近づくのも初めてだしね。


ってことで、


この日の一般公開の掃海艇ひらしまです。





え~、私はヲタではない(←しつこい)し、掃海艇に造詣が深いわけでもないので、


名前だけ聞いただけじゃ、木製なのかFRP製(繊維強化プラスチック)なのか


わかんないので、どっちなのかなぁ~?


と、これを目視確認するのが、第一段階の楽しみでした(笑)


近づいて初めて、


「おっ木製なのね~。古い艇なのね~」


と、一人で確認して、満足。


そして、いざ、初の掃海艇へ。


…もう、小さいのは分かってるから、


至る所が木製なのをかみしめるように、取りあえず(あっという間に)甲板へ。




奥には、すずつきとあきづき姉妹が見えますね




やっぱ、木製です。


さて、通常、護衛艦だと当たり前にある大砲が、掃海艇にはありませんね。


これ、機銃だよね?たしか…。


海底に風船みたいな感じで固定されている、機雷の紐みたいな部分を、カットして、


浮き上がってきた機雷を撃つっていう、その機銃ですよね?


…と、実は、いろいろ質問したかったんんだけど、


ただでさえ当直の自衛官が少ない上に、


おそらく、掃海艇のキャパに反して見学者がいるので、


自衛官に話しかける隙がない…上に、空気を読まない素人見学者が、


あまつさえ少ない自衛官を、くだらない質問で独り占めしている始末…。


掃海艇の見学している時に、イージス艦の質問なんてしてんじゃねえよ


と忌々しく思いながら、あきらめて上に上がることにした。





ここでも、ただでさえ狭い通路に、


親子が固まって、私の行く手を阻む…。


かんべんしてくれ~


若干コワイ顔で


「申しわけございませんが、通して頂いてよろしいでしょうか?」


と親に言い、どうにか通る。


艦橋の前の、テラスみたいに広くなっている場所です。







艦橋には入れませんでした。


「なんだかカワイイ艦橋だなぁ~」


とほのぼのしながら見ていると、


ある親子連れの、父親が、幼稚園児と思しき息子を抱えて


「ほら、操縦室だよ~」


と。


いやいやいやいや・・・・


子供にウソ教えんなよ~お父さん~(笑)


「操縦室ではありません、艦橋です


という言葉を飲み込み、そっと離れ、とにかく、自衛官に質問したいので、


近くにいる自衛官の側に行ってみたが、


ここでも、親子連れ(の父親)が自衛官をかなりの長時間独占している。


よくよく聞いていると、


やっぱりイージス艦について聞いてたりしている。


だからぁ、ここでイージス艦のことなんか聞いてんじゃねえよ


テメ―で、グーグル先生にでも聞けっての。


と、イライラが募る。


しばらくして、ようやく解放された自衛官に、


なんだか話しかけるのが申しわけないような気もしたが、


ココで逃すともうないような気がしたので、決行。


「あのぅ、すみません、ちょっと聞いてもいいですかぁ?」


「はい、どうぞ」


若干、お疲れ気味の自衛官。


「この、艦橋の前ってなんでこんなにテラスみたいに広くなっているんですかぁ?」


「この下はCICなんです」


「えこの下ってCICなんですか????」


「はい、CICです」


って言うかゴメン、


私、まさか掃海艇にCICがあるなんて思ってもいなかったので、


かなりの衝撃でした…


つか、これって、CICむき出しも同然なのでは???


へ~っ、へ~っと、一人で納得し、お礼を言う。


そんなわけで、お疲れの自衛官をものの数秒で解放して差し上げることができた(笑)


なんて、自衛官にやさしい見学者なのかしら、私って


他に聞きたかったことは、


この衝撃で忘れただけっていう…(笑)


時間もあまりないので、次。


艦尾の方に降ります、とそこには…





なんだか見慣れない機材がありました。


例によって、親切に説明ボードはありますが、


どうにもピンとこないので、やっぱり質問したいんだけど、


少ない人数で、忙しそうだから、とても聞けない…。


ここでは、


自衛艦旗がとても近い!!


ということが一番うれしかったです…はい。



…撮影、ちょっと失敗…


でも、こんなに近いってなんかすごくうれしかったんだぁ


と、ささやかな満足感を得て、ひらしまを後にしました。



…初の掃海艇は、なんだかとても消化不良でイライラすることが多かったけど、


初めて掃海艇を見学できたので、まぁ良しとします。