「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

国と人を護るということ

2013年07月04日 | 海上自衛隊
先月の護衛艦「いせ」に続き、



来月はまたまた護衛艦「はるゆき」(←いとこと同じ名前w)


と、なぜか毎月、海上自衛隊が唐津にやって来てくれるので、


私としてはウキウキな3ヶ月間となっております♪


そんなに来てくれるなら、いっそ、


唐津に基地を造ってくれればいいのに!!!!


と、思わずにはいられません(笑)


そして、思いっきり朝鮮半島と中国を牽制(むしろ挑発になると思うが)しましょうよっ♪♪


…な~んて、そんなコトを妄想しながら、


潜水艦に会いに行く前の腹ごしらえに、


お昼のカレー(←形から入るタイプw)を食べていた時、


お店のTVで、辛坊治郎の会見が流れていました。


場面にでっかく「海上自衛隊」のテロップが流れたから、


なになに~♪と思って見たら、


それ。


まぁ、一気に苦々しさが込上げてきましたね。


彼の、涙ながらに


「本当に、海上自衛隊のみなさんに感謝しています」


「この国に、日本人として生まれて本当に良かった…」


と言ったのを聞いた時、


どのツラ下げて?!と思わずにはいられませんでしたね。


彼は、自衛隊不要論者で、(お父様は元自衛官なのにね)


常々、自衛隊を「税金の無駄遣い」と、公言していた人間です。


そんな彼が、


もっとも税金を無駄使いする形でお世話になったのは、


皮肉としか言いようがないですね(笑)


もはや、口が裂けても、そんなことは言えますまい。


自衛隊に反対しようがなんだろうが、それはその人の自由だとは思いますが、


日頃、少なくともそういう立場を明言しているなら、


「僕のために税金を無駄使いさせるわけにはいきません。救助は不要です」


くらい言えよ、と、思わずにはいられませんね。


でも、普段、はんた~い!と声高に叫ぶ人間ほど、


覚悟なく騒ぎ立てる人種なので、そんなものでしょうけど。


そんなことを苦々しく思いながら、カレーを食べつつ、


ある記事をふと思い出しました。



【広島の平和集会にゲストとして呼ばれた自衛隊員に浴びせられた言葉 】

市民「自衛隊は無くすべきだと思いますが、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」
市民「自衛隊が有るから軍事的緊張が発生する、憲法違反だから自衛隊は無くすべきだと思います、自衛隊員の○○さんはどう思いますか?」



こんな事があったそうです。


先ほども言ったように、


どんな考えを持とうと、それはその人の自由だと思います。


私が嫌いなのは、反対をすることではなく、


反対を声高に叫ぶ人間


無神経な失礼さです。


平和集会(←そもそもこれが胡散臭い会なんだけど)に、ゲストとしていらしている方に、


平気でこんな失礼なことを言い放つ人種に、吐き気を催すくらい嫌悪感を覚えます。


まぁ、おそらく本当の日本人じゃないんだろうけど、どうせ。


…ですが、この話には続きがあります。




そこで自衛隊員の返事、
俺はこの言葉をこれからもずっと忘れないと思う

自衛隊員「そう言う人達も守るのが、自衛隊です」




その場にいらした方の投稿なのでしょうね。


まぁ、公共の電波では絶対に流れない話です。


今回の辛坊治郎の救出劇で、この逸話を想起しました。


まさに、この事を体現した出来事だったと言えるでしょう。







私は、唐津に帰ってきた事で、


東京にいた時以上に、自衛官の方と接する機会が増えました。


その中で、


二次元の情報でしか知らないことや、


知ってはいるけど、イマイチ現実味がない出来事が、


海上自衛隊の方達の話を直接伺う事で、


急に現実味を帯びてくるのです。


やっぱり危険なんだな、という事が。


彼らの任務、取り巻く状況の両方が、


やはり、危険なのだと感じます。


さっきも書いたとおり、


何かに反対するのも賛成するのも自由だと思いますが、


少なくとも、


身勝手に違憲だ税金の無駄遣いだと、騒いでいるその人たち自身よりも、


遥かに危険で、重い責任を背負って、激務に耐えている人達がいて、


片や、絶対的に安全な場所で、


ぎゃーぎゃー無責任に騒ぐことしかできない人間のどこに、


彼等を口汚く非難する権利があるというのでしょうか。


理解しない人もいれば、


理解してくれる人もいる、


でも、


理解してくれる人もいるからありがたい。


そんな気持ちで粛々と、日々任務に携わっていらっしゃるように、


私は感じました。


そうして、


批判する人も合わせて、護ろうとし、護ってくれているのが、彼らなのだと。






もう1つ、ある話を。


昨年起こった、海上自衛隊のヘリ墜落事故についての話です。


このブログを書いた方が、


「我々はもう少し、なくなった機長を悼む気持ちがあってもよいのではないのでしょうか?」


と冒頭に仰っていますが、


本当にそうだと思います。


記事を流しているのは、所詮マスコミなので、


あえてそういう言質だけを収集して掲載しているのは間違いないと思いますが、


そこに気づかない(気づけない)人がこの記事を読むと、


批判的な方向に思考が向いてしまうのは、避けがたいでしょう。


一方で、この後の方のご遺族の言葉の記事を読むと、


全く違った感情が湧き上がってきます。


よほどの有害な人間でもない限り、人の死というものは、


その人の尊厳が守られて然るべきだと思うのです。


ましてや自分の命を犠牲にして、


最後まで諦めずに、その任務を全うしようとした方を、


批判する理由ってなんなのでしょうか。


この記事を読んだ時、


いろんな感情が沸き起こりました。


うまく表現できませんが、


何か、声を出さずにいられない衝動に駆られたのです。






何度も言うように、


自衛隊だって組織ですから、光もあれば闇もあるでしょう。


そこを無視して、無責任に賛美しようとは思いません。


ですが、


闇があるからといって、


光の存在を否定する理由にはならない、と思う次第です。


ましてや、


その光の部分によって救われているのは、


日本のみにあらずなのですから。


破壊するのではなく、建設と善意によって世界に貢献しているという、


古今東西類をみない、武力保有組織があるというのは、


日本にとっては、間違いなく誇りだと、私は思います。







そんな事を考えながら、昨年の観艦式関連のサイトを見ていると、


観艦式のポスターを発見。


そこに書いてあるフレーズに、胸が締めつけられました。


それこそ、税金の無駄遣いと言われかねないし、


厳しい訓練に耐えている自衛官の方からしたら、


だったらなんのために?となってしまうかもしれないけど、


やっぱり、私もそうであってほしいと思ってしまいます。

観艦式3

「訓練が役立つ日など、来ないほうがいい」


…そう。


訓練が役立つ日とは、


確実に日本が危険にさらされている日であり、


何より自衛官が、極めて危険な事態に対峙せねばならない日。


そんな日は、永遠に来なければいい・・・。